乃木坂46の握手券を1000枚持つ神の手
乃木坂46が世界進出するとかしないとかでヲタらがにぎわっている今日この頃。
AKB入門生の自分ではありますが、AKB勢と坂道シリーズ(乃木、欅、けやき)が全くの(路線的に)別物であるのはすぐに理解できた。
世界観や表現の仕方がAKB勢とはまるで違った。
それと、ヲタらの住み分けもできているのが容易に見て取れる。
「生粋のアイドルオタク」ともなればどっちでもヲタ活してそうだが、そんな一部の恥部はさておき基本的には「AKB好きはAKB」で、「坂の上のヲタらは坂道へ」といった住み分けがキッチリなされている点は面白い。
だから自然とAKBのヲタらは坂の上の連中を悪く言い、坂の上のヲタらはAKB勢を悪く言う構図が出来上がっている。
与党・野党と同様の関係性を作り上げて互いに互いを高め合う素晴らしい関係性を築き上げたということだ。
ヲタらの分際でなかなかやるじゃないか…
それはそうと「乃木坂46の握手券を1105枚をがっさ込んだ」ヲタの話題が微々たる程度に騒がれている。
これで面白いのが、各種サイトのコメンテイターたちのコメントだ。
「すごいなぁ」
「羨ましいわぁ」
「カッコいいな」
「およそ100万か、ドルヲタとしては優秀だ」
「総計で2時間くらいしゃべれるのかな」
「ヲタの冥利に尽きるな」
「運営ありがたく思うことだ、こーゆー人間がアイドル業を支えてるんやで」
「1人一枚で多様な人間と1000回握手するよりも、おんなじ人間と1000回握手するほうがアイドルとしても気楽でいいよな」
なんじゃそりゃ(笑)
アホ丸出ししか日本人はおらんのか…
何かこぉ~、これを否定したり蔑んだり気味悪がったりする気配はまるでなく「素晴らしい!」と称賛するコメントが大量にまき散らかされていてただひたすらに可笑しい。
「おんなじ人間と1000回握手するほうが楽」
って、ネットコメント恒例の「真に受けんなよwwww」
ではなくって、「真顔で彼らが述べちゃってる系(通称:真述べマン)」である。
これは面白い!
自分の積み上げてきた「傾向と対策」のまさにそれのドンピシャリでもあって興味を魅かれる重要なニュースだ。
つまり、「須藤凛々花の結婚宣言」のあの時、須藤を悪く言うことが正義であり、須藤を悪く言ったコメントに対してGOOD👍がたくさん付いて、須藤を擁護するコメント・須藤を非難してる馬鹿どもを非難するコメントに対してはBAD👎がたくさん付いていたまさにそれがそのまんま形を変えて現れ出たということになる。
握手券1000枚も買って頭おかしいんじゃねーの?
なんてコメントはもちろんBAD👎だし
気持ち悪いとか病気とか日本から出ていけなんて、パッと思いつく世間の目視点からのヲタ中傷系はことごとくBAD👎にまみれる。
「ヲタの冥利に尽きる」
という言葉が示すように、そういった「称賛系」がことごとくGOOD👍になる。
「井の中のヲタら」という言葉があるように、結局この手の汚物保管庫には「その属性」を持つ連中がやって来てコメントをするのだから、「傾向と対策」の通りに大抵ぴったりとあてはまるのだ。
「ヲタの気持ちを分かっていない」
とか
「ヲタ心を分かってない」
なんて言葉はよく目にする、まさに基本的な芯はそこだろう。
つまり、この1000枚の握手券を買ったアイドルオタクのニュースを「一般」で報じた時、自称世間一般のコメンテイターたちが盛大に現れて、アイドルオタクを誹謗・中傷する。
どう間違っても世間一般のコメンテイターたちが
「素晴らしいね!」
なんて言うはずもない。
記憶にまだ新しいNHK紅白の話題。
欅坂46の失神に関して、自称世間一般を名乗るコメンテイターたちが「欅坂のアイドルたち」を非難した。
「プロとして失格」
「未熟者」
「企画が台無し、内村さんに謝れ」
と。
そして坂の上のヲタらがアイドル達を擁護して世間一般のコメンテイターたちと戦う。
ヤフコメが正解なんて欠片も思わないが、もの事の芯を見抜きたい時、やはり洗脳されていてはダメだし属性にまみれていてもダメだろう。
馬鹿の一つ覚えで
「キモい、オタクマジムリ」
なんて言うのは簡単だが、果たしてそれは真の正解になりうるのか?
毎分どこかで何かしらの(軽犯罪を含めて)事件が起きているのが世間(庶民)なのだがら、少なくとも1105枚の握手券を買ったこのヲタは、自分のお金で自分の足で自分の時間を使って楽しんでいるのだから、むしろ優良民のようにも思えてくる。
※ここで言いたいのは「悪者」「邪悪な者」は別にいる、と。
もちろん、何か起こした際にこの出来事を揚げ足とられて
「ほれみたことかっ!?」
ってなる危険性は孕んでいるものの、彼が善良な市民でいる以上は何ら問題がない「度を越した人」でしかない。
たとえば鉄道オタクが花壇に踏み入って花を踏みつけて荒らした。鉄道オタクの全てが出禁になった事件があった。えてして度を超す人とかオタクとか、世間一般の常識のラインを踏み外しやすいものだ。
HKTヲタらのキセル乗車事件もそうだ。
法律で禁じられているわけでもない、坂の上の運営が禁じているわけでもない、だから度を越してもOKなそれをやっちゃったただのヲタでしかない。
今のところは。
ごちゃごちゃ書いたが自分の中ではまだこの手の話題の正解が見つからないでいる。
この手の事象に自分は何を考え何を述べたらよいのだろう…
まだ答えが見つからない。
世間一般の目線から見れば間違いなく気持ち悪いと言えば済む、容易に片付く。
「自分の金でやってんだよ文句あんのか?」
なんてのはパチンコヲタやギャンブル狂がよく使う言葉ではあるが「ごもっとも」でしかない。
しかも普段の彼(1000枚買いしたヲタ)が毎回こんなに大量に買っているとは言い切れないし、今日だけ特別に奮発したのかもしれない。
あるいは彼が富裕層で余裕があるからできる芸当なのかもしれない。
でも自分が探求したいのはそこではない。
「自分の金でやってるんだから」
はある種の正論ではあるがそこではなくって、そんな言葉を発してしまう人間性、そんなものにのめり込んでしまう人間性、そこを考えたいからだ。
※1000枚買いのヲタが言ったわけではない。パチンコのくだりと繋がるだけ ⇈
このくだりは、たかがネット上の、まして汚物保管庫に投下された「画像とツイッターのつぶやき」で1105枚買った人の姿かたちはほぼ分からないという点が重要だ。
そしてオタクらは賞賛し、自分はただただ「面白いな~」って眺めていただけに過ぎない。
1000枚買いしたヲタにどうこう言う気は毛頭ない。
むしろそんなものに対してのコメント欄が面白く
「おんなじ人間と1000回握手するほうがアイドルも楽だろうな」
は秀逸だった…思わず声を出して笑いそうになってしまったほどだ。。
だからと言って
「こーゆー(一部の度を越した病的)連中が、アイドルやなんや、エンターテイメントやなんやを支えている」なんて発想は尽く間違っている。
そこに気付けないのもまた、ヲタをヲタらしめるヲタ属性がゆえでもある…