指原莉乃はAKBに貢献したのか、していないのか?
この手の記事はよく見かけていました。
ただすぐ見飽きてしまいました。
なぜならすぐに「傾向と対策」が完了してしまったから。
というもの、この手の「指原莉乃はAKB48に貢献したか否か」系の議論的コメント合戦では、たいていほとんどが
「こんなゲロ〇スはいならい、さっさと消えろ」
「芸人らとゲスな笑いで人気を得ただけ。しかもそれは個人の仕事。」
「コイツがいるせいでAKBのイメージが悪いと思われている」
という中身のまるでない暴言のみ。
そして指原が、例えばCMゲットしたとか、指原のなになが売れたとか、人気出たとか、レギュラー獲得したとか、それを引き合いに出して
「アンチ顔真っ赤www」
「アンチはただ黙るのみくさくさくさ」
これもまた中身の空っぽなただ言いたいだけの馬鹿どものコメント。
これを交互に繰り返してまるで中身のない思考性皆無な合戦だからそれはもう数度見れば「傾向と対策」は完了してしまうのも仕方がない。
本来は、今までの経験上だとこんな中にも「鋭い指摘」や「鋭い考察の披露」「これは…ただモノじゃないな…」と思わせられる素晴らしいご意見・ご感想が紛れ込んでいるものだが、不思議とこの手の話題ではただただ指原の悪口or擁護でアンチ顔真っ赤系で埋め尽くされてしまう。
これはつまり、指原が貢献したかと言えばしていないし、していない(指原のせいでAKBのイメージが悪くなり寄り付かない)かと言えばそんなこともない。
つまり指原一人でどうにかなるようなことでもなく、そもそも外に向けて彼女に何が出来るかと言われれば実は何もない
ということに実はヲタらも気付いていて、結局この手の話題を利用して、指原の悪口を言いたいだけとか、恒例の馬鹿の一つ覚えを繰り出して指原を悪く言いたいだけとかでしかないのだ。
これで終わっても面白くもなんともない現状の説明でしかないので、今日は「ヲタらの勘違い」について書きたいと思う。
たとえばわかりやすく、AKBに魅かれるアイドルオタクが100万人いるとする。
AKB48が「会いに行けるアイドルやってま~す🎵」
ってなると100万人のアイドルオタクがぶあぁぁぁって、一斉に集ってくる。
さあそしてSKE48ができました―!
ってなると、その100万人の中から、10万人がそっちへ行きます。
NMB48ができましたー!
ってなったらまた90万人の中から10万人がそっちへ行く
坂道ができましたー!
乃木坂ー!欅坂ー!
ってなったら50万人がそっちへ行く…
単純だけどまさに要はこれでしかなく、「アイドルオタク」というものがあっち行ったりこっち来たり、ふらふらふらふら彷徨ってるに過ぎない。
ヲタらのコメントで「村内」「村外」という言葉を使っているのをよく見かけるがまさにそれで、「村の住人同士でとっかえひっかえやったりやられたりしている」状態なのがアイドル業界のお客というものである。
まるであたかも、アイドルオタクではないノーマルな一般人が大勢やってきてAKBというアイドルグループを盛り立てて未来に繋げてくれるかのような言い方がやたらと目につくが、もちろんそれは間違いである。
そんなことになるはずがない。
無様なヲタらの勘違い評論である。
上で述べたように新アイドルグループができて既存のアイドルオタクらが新グループへ行くのだからそれはもう当たり前の如くAKB48の所有オタク数は減っていく。
新グループができればできるほど、新グループの方がより魅力的であればあるほど、オタク数の排出は凄まじくAKB48の所有オタク数はどんどんどんどん減っていく。
指原のせいで新規(ファン、ヲタ)がつかなかった
とか、だれだれのせいで新規獲得ができなかったとか。
そうじゃなくって100万人のアイドルオタクらでとっかえひっかえやってるだけなんだから新規も何もねーんだよ、と。
つまり、指原や現メンバーたちにできることはより一層魅力的に輝き「新グループなんかよりもやっぱり私たちAKB48の方が魅力的でしょ!可愛いでしょう!」ってところでの引き留めであろう。
しかし残念ながら、アイドルオタクというものはそもそも根底に「原石の鑑賞」「未熟者に愛着」「無の見抜き」を欲しているものだから、すでに完成されて強者となったアイドルグループよりも、さあ今から始まりますよ~!って素人感丸出しの原石たちに魅かれてしまうのも無理はない。
だから結局、最初に戻るしか術はない…
指原が貢献したかと言えばしていないし、していない(指原のせいでAKBのイメージが悪くなり寄り付かない)かと言えばそんなことはない。
所有オタク数の排出はなるべくしてなることで、誰にもどうにも止められない。
ただ個人的に思うのは、指原莉乃が邪悪で悪者ではないという点だ。
彼女が本当に態度の悪い天狗であれば、既存のヲタらは愛想尽かして去っていく。
でもそうさせないでちゃんと、指原たった一人でダントツの何十万票という支持を維持しているのは素晴らしいことのように思える。
指原がそれを手放したとき、AKB48の違う誰かのところに行くのか?
AKBの他のグループの誰かに向かうのか…?
あるいはAKBではない違うアイドルへと遠出するのか…
総選挙に出ない今年、あるいは引退後の、AKBの所有オタク数のさらなる変動が楽しみである。