パフォーマンスは抜きにして歌いについて。
1.歌声の、声の色が抜群に良いよね。声に個性がある!
だからあのー日本アニメの黄金期の頃の、少し古い「マーマレードボーイオープニング曲の【笑顔に会いたい】」とか「ドラゴンボールエンディング曲の【ロマンティックナンタラネール】」とかブタっと失礼秋元P作詞の「シュートエンディング曲【私だって…】」とか
あの辺の、「アニメのエンディング曲 = 超切ないのよ~」な超メロディアスが主流だった頃の歌(曲調そのもの)が良く似合いそうな、そんな歌声、声色が魅力的。
だから個人的には加藤美南の「笑顔に会いたい」「私だって」が聴いてみたい…出だしの「あ」の当たりが綺麗なかとみなにピッタリだ!
群れでパフォーマンスするときはヘビーローテーションとかわかっているのにゴメンね!とかBabyLoveとかそーゆー「弾け」が良く似合うけど、ソロでのパフォーマンスは「愛しさのアクセル」のまさにそれ「しっとりと、切なげな」が良く似合う。
愛しさのアクセル評価で言えばだからすごく似合っていてピッタリなんだよねコレが…
その他のメンツ大島優子や松井珠理奈は「笑みを含んだ」雰囲気がどうしても漂っていて、高みなはもう鼻息荒いパワーで押しまくっていて、この歌詞の世界観にすごく良く似合っていたのは加藤美南以外にいないだろう…と。
もちろん残念な部分もあって、「声に圧が足りなくまだ幼さが感じられて」こういった大人っぽい歌を歌うと「ん?」ってなってしまう瞬間もある。
その一方で、芯が通った時の響きがと・に・か・く綺麗!
声の色なんて歌唱と関係ないだろうwww
ではないんだよね。
ものすごく大事で、一番大事で、声に色を持ってるって才能でもあるんだよ。
挙げればキリがないがしかも男性だが一番わかりやすいところで言えば「徳永英明」なんかは特徴的な声の色の魅力が半端ないよね…あの声の色だけで独特な世界を描いていける。
あんまりいうと怒られそうだけど、高みなはやっぱり高みななんだよね…きっと高みなのあの声が良く似合う楽曲もあるのだろうけど、どうしたってゴリラの猛りになってしまう…
かとみなはいい声持ってると思うのでそれを以ってなおかつ歌唱力、表現力に幅を出して活かせるようになっていかなきゃならないのは間違いない。持ってるだけじゃ意味がない。。
2.かとみなアクセルのここが聴きどころだ!
「長い夜は続いたのに」
続いたのに…の気持ちの込め方が良し!
「ここで降りるとつぶやいた」
た・ぁの呟く囁く吐息に大人の色気が感じられて良し!
「胸の奥にチカチカ 点滅してるハザード」
ここが最高に良い!!!
こここそが加藤美南愛しさのアクセルの究極の「たまんねぇー」箇所。しびれる場所。
声色、リズム、強弱、表現力、すべて兼ね備えて歌い上げた魅力溢れるボイスかとみなを堪能できる。
Haa~Ha~
個人的にはかとみなの声色が好きなので。
(サビ)「これ以上愛しちゃいけないと」
「れい」の響きが芯が通っていて綺麗で魅力的。
(ラストサビ)「もっと踏み込んでよ」
引きを感じさせる切ない歌唱に感じ入ろう!
(ラストサビ)「どこかセーブするのは 嘘をつきたくないから」
散々語ったよ。。。
「するのわぁ」ここで本日2回目の絶頂しびれ。
「ないからーーぁぁ。。」の裏返りは…良いと言えば良し!
照明や―ライトや―衣装やなんやー、その辺の効果も大いにあるだろうけどやっぱり彼女の声の色が歌詞の世界観とばっちりと合っていて、「紫色を帯びた黒、ダークな夜」を感じさせてくれるし、雨が降ってそうな湿り気(それは心の中の涙かもしれない)も感じられるし、重い空気感とか、総じて「切なく苦しい」空気感が感じられて凄く聴き心地が良いんだよね。それでいて彼女の澄んだ声色が「綺麗な星空の夜、車の通りのない静かなフリーウェイ、二人だけの世界」をも感じさせてくれる。
3.出だしくらいしっかり歌え!!
ここはホント不思議…褒め倒して終わりたいけどそうもいくまい…ここを見て見ぬふりすることはできやしない。。
かとみなの歌を悪く言いたい連中であればここを切り取って晒しあげることが十分に可能だ…それくらいダメ。
どんな録り方であれ最初くらいちゃんとやれよと…録りなおせよ
と思ったその時!?
「え…まさか生歌!?」
って思ってしまった…それ狙い?
生歌のわけがないんだけど「え?まさか?」って思わせる力はあるかもしれない…褒めてるわけではない。。
アイドルの歌唱でざんないのがホントに「歌い出しでコケて寒くなる」部分にあるんだよね…
バシィィって、ピタァァァって、歌い出しが綺麗にかっこよく決まるのと決まらないのとで、後の歌唱の聞こえ方も変わってくるんだよね…
普通は何度も繰り返して聴くことは無いわけで、ある種一発一撃の本番なのだから、それってかなり重要なんだよね…。
バシッイって決めて、後々の箇所で音程ハズれたりリズムがズレても、味になることもなくはないのだが、最初にこれを披露しちゃうと、何が起きても「下手くそ」に聞こえてしまう罠がある…
4.リズム問題。。。
まー見事にリズムが合わない箇所が目立った。
音程はマウスで合わせているのだろうからそれはそれとして、リズムのズレは致命的だ…第一回で述べたように音痴って音程だけでなく、リズムの合わないものも音痴にあたるしそれの方が実は音痴としては致命的…と。
かとみなの真の生歌を聴いてみたいという気持ちがある反面、やっぱり道重さゆみ的になりそうな…そんな怖さも孕んでいて怖いなァ…と
愛しさのアクセルのようなカッコよくてスピード感のある楽曲であれば、リズム歌いがバチィィっと決まるだけでサマになるんだから、そこを上手く決めて魅せて聴かせてほしかった。
歌に対してやる気が彼女にあるのなら、真っ先に克服すべき最優先の課題だろう 。
5.最後に…
なにかこう、初めてハロプロって、いいなぁ…って思えたよね…。
生歌でやってる彼女たちの魅力を堪能できるのだから。
生歌でやるってつまりそれは、ダンスなんかで動くことでの「声の弾み」や「声の出具合」「リアルなブレス」あるいは「変化に富んだ表情」「高い音を出すための顔のゆがみ」すらリズムや強弱となってグルーヴ感(ノリ、波)となり、失敗やミスすら味になるわけで(よっぽどひどいミスでなければ)その日その場面での一夜限りのメモリーとなることを考えると、生歌ってやっぱりいいよね…。
だからAKB勢がどれくらいの割合で口パク芸を持ち込んでやっているのかは全く持って知らないけど、それらで熱狂するしか術がないAKBヲタらってのは本当に無様で哀れだなぁ~とも思う。彼らに言わせれば「あっちも下手くそだろwww」って、そうじゃないんだよね…残念。。
ハロプロのすごいのは、何がすごいって?
「バースデーイベント」なんてたいそうなもんを毎年メンバー毎に開催していて、そこでもソロの生歌いを披露しているんだけど、ハロプロ公式(たぶん)がYOUTUBEに「バースデーイベントのDVD」の宣伝用に、編集した場面場面で2分くらいだったかな…動画をあげていて、そこに必ず「ソロの生歌のシーン」があって、それを聴くと「えっ…」ってなる。
つまりは…やっぱり下手くそなんだよね。。。とても聴けたもんじゃない…
でも大切なことは、真に大切なことは、バースデーイベントしまーす、っつって、じゃあソロで6曲歌いまーすってなって、「口パクで行きまーす」って決まった瞬間、もう緊張感はなくなって、歌に対する意欲や情熱、鍛錬する気持ちが途切れてしまうんだよね…
でもハロプロはそうじゃない。
生歌でやる!
って絶対的なルールがあるからアイドル達はいつだって、「ああ、恥かかないように練習しなきゃ」「ファンの方たちに笑われないように頑張ろう」「いい歌声届けられるように努力しよう」って、気持ちを持ち続けていられるんだよね。
実際練習するかどうか、何を思うかどうかは彼女たちアイドル側に託されてはいるけれど、間違いなく、絶対に、歌うことへの緊張の糸は切れずに維持できる。
AKBみたいに「口パクでいいよー」ってなったらそれはもうざんない態度と精神でだらけで過ごす楽しい毎日が送れるだろう。
今となってはこのブログも気色の悪い虫けら同然の無様なブログに成り下がってしまったが…
かつては「良かった探し」「いいとこ探し」を主流としていてそこそこ好評だったブログ…
この手の歌唱大解剖と鑑賞会は「亀井絵里のくじら12号」以来だろうか…
ハゲがど~だデブがどーした言うよりもやっぱり楽し気な世界を抉り出す方が書いてて気持ちいいし楽しいし…読んでる方も絶対そうだよね。。。
美しく清く書くって、エエもんやね、改心しよっと。。。
この顔あのパフォーマンスで、あとは歌が上手けりゃなぁ…
って、AKBGのヲタらみんなが推しメンに対して思ってるんだろなぁ…
……
気のせいでしたーwwwヅラ被った偽物オタクぎょーさんおるんやったwwwwwあはははは
お ま け(3/19追記)
この手の楽曲を出来ないんじゃなくてやらないのか…
ただできないだけなのか…
アニメですらこのレベルで
こんな世界観を持つ楽曲が山とあった時代
これは好みの問題ではない。
生まれる前から知ってたみたいな…、こーゆー超メロディアスな楽曲こそ、日本がやらなければならない音楽である。
「日本語」という高度な他の言語を凌ぐ言葉と音を活かすには、欧米を真似た音楽ではなくて、90年代の黄金期に花咲かせた「メロディ」でなければならない。
モーニング娘。のつんく楽曲のように歌いづらさ丸出しの音の羅列を、どんなに丁寧に心を込めて歌ったとて、だ。
せめてアイドルというジャンルの中だけでも、「日本語を大切にした美しい楽曲」をできるようになれば、そういう攻め方をすればむしろそこでこそ、世間一般的に「アイドル」が再び受け入れられて「アイドルの品格」を高く保つことができるようになる。