AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

天然?策士?ノープラン?計算?【NGT48】中井りかの生き様がカッコいい!

 

 

だいぶ前、1か月以上前じゃないかなぁ…

 

NGT48のキラキラお美しいお姫様の中井りか「DDとか考えられへん。マジあり得んわ。DDとかマジキモい。DDウザい消えてなくなれ!」的な「DD=生ゴミ同然」発言をしたとかしないとかで騒いでるそんな記事を見かけた。

 

DDとは…

ダイレクトドライブ (Direct drive) の略で、モーターの回転力を間接的機構(ギアボックスなど)を介さずに直接、駆動対象に伝達する方式、または機構である。

もしくはアイドル用語「誰でも大好き」の略である。

 

 

もう大丈夫!

新年最初のshowroomの衝撃的な出会いを経ているのだから。

あの時は「アイドルがこんなこと言ってエエんかい?」

という衝撃を受けたものだが、中井りかというキャラクターを知ってしまえばなんてことはない。

 

だからこれで思うのは、中井りかのこの手の発言を見たり聞いたりするたびに「コイツ、カッコいいなぁ…」と軽い感動を覚える。

尊敬の念とか一目置くとはまた違うんだけど、「コイツ、スゲぇな…」という衝撃的なプチ感動。

 

それはなぜかと言われればAKB的総選挙の傾向と対策で言うところの彼女のやり方は過去に例を見ない特殊なやり方に映るからだ。

これを以って挑む中井りかの特攻感に感動を覚える。

島田紳助も邪道を以って登りつめた人間だから、こういったやり方(邪道)他人のやっていないやり方で勝負を挑む人間に興味をよく魅かれていたし、男女問わず決まって言う言葉「自分、めちゃめちゃ男前やなぁ」って感嘆の意を述べて目頭熱くなっていたものだ…

 

よく中井りかについて「指原莉乃」を持ち出して比較される傾向があるが、ジャンルは同じでもやり方はまるで別モノだ。

指原は基本は「カウンター」であって中井りかとは違う。

本当の真実や彼女たちの心の中の本音は分かりようも無いが勝手なイメージで例えるなら

指原莉乃は道を歩いてて気色の悪いヲタらに絡まれたところを空手キック喰らわしてノックダウンさせる。

対して中井りかは「お、あそこにキモヲタおるやん(笑)」言って空手キック喰らわして襲撃するイメージ。

 

だから自分はそのやり方で攻め続ける中井りかのやり方に感動を覚える。

中井りかはこれでいくんじゃぁぁぃって、自己流の、周りとは違う、誰に教わったわけでもない正解のない地に足付かない果てしなき空間を、己のそれで突き進むその様に。

 

あの日あの順位を獲得して、涙を流して「ありがとうございます」と共感し合い女々しくなって、ヲタらに寄るのではなくて、なおその攻めの手をとどめることなく自分の戦法で挑み戦う姿が、「男前」に映る。

 

 

よくアイドルに対して「媚び」という言葉を使って非難・批判する傾向を目にするが、それで言えば彼女はまるで媚びていない。

自分はこのやり方で行く!

ついて来れる者だけついて来い!

と言わんばかりのやり方だ。

もう既にふるいにかけてるんだよね。毒舌まき散らせばまき散らすほどふるいを揺すってヲタらを振るい落とす。

わかりやすいところで言えば「須藤凜々花の結婚宣言」が揺すりとなって振るい落とされるヲタらは大勢いたが、中井りかは現役でありながら毒舌や暴言やヲタらに対する姿勢であえてもう既にバンバン振るい落としている。

 

 

 

切羽詰まる現実に押しつぶされそうなプレッシャーとの狭間で、引かずに己を貫く…

 

多大なプレッシャーのかかる活動で、さらに自らを追い込んで勝負している二十歳の女子…なかなかたいしたものだ。

 

 

彼女のやり方が邪道なのは間違いない。日本という国で日本人を相手にする以上はアウトサイダーになるしか術はない。

共感を得にくいやり方だし、簡単に非難される対象となり得るし、コケた時のカウンターはとんでもない反動となる。

 

今さら路線変更してどうになる?

 

彼女に勝算があるというのか?

 

では、何狙いなのだろう?

 

もっと正確に、どこの誰を狙って人気を得ようというのだろう?

 

例えば極端な話、政治に携わりたいおっさんが立候補して選挙活動の演説で

「愚民の皆さんが変わればいいんだよ!政治どうこう言う前に愚民自らの生活態度や生き方を改め見直して、愚民のレベルで向上していけよ。」

「だから愚民の皆さんが悔い改める手助けと、改めた後の手助けをする政策」

を掲げて誰が心動かされて投票しようと思うだろう?

そんなもんに誰が投票するんだよ、って誰もが思う…?

かつて日本ロック界のドン「内田裕也」がなかなか常軌を逸した変態的な攻め方で東京都知事選に立候補し演説し、多大に非難された。

が、獲得した票数は予想に反し…

 

そこと非常に似ていて、あんまり政治を持ち出すと政治ヲタらがやって来ても困るがトランプ大統領然り、一般的な感覚で「そんな手が通用するわけがないだろう…」って予想を覆して、「アリ」となる傾向が昔からあるしそしていま現代ではその傾向がさらに強くなっているように感じる。

マツコや有吉や坂上のようなネット上のちゃんねるノリのしゃべりが、「アリ」となって人気を得てトップにまで登りつめる現象も然り。

 

この「アリ」になるって、別に偉い人少数が「アリ」にしているのではなくて、大多数の世間一般の蟻みたいな庶民たちが「アリ」にしている、「アリ」にしたいという目には見えない「思惑」が時代の背景に漂っている点が非常に重要だ。

 

 

 

中井りかに話を戻せば彼女がそこまで深い読みがあってそれをやっているとは思えない。

 

そういう見方ではなくて、時代が彼女を選んでいるのではないか…

 

時代が彼女を欲しているのではないか?

 

ビートたけしの言葉にこんなものがある。

「よく『たけちゃんさすがだね、たけちゃんは才能あるから成功すると思ってたよ、たけちゃんはやると思ってたよ』なんて言うヤツがいるけど、馬鹿野郎、そんなワケねぇ~だろ。」

「たまたま漫才ブームという中にいて、たまたま自分たちのやってたことが世間から受け入れられたってだけなんだよね。」

「実力とか才能っていうけど、オレらより上手い漫才師なんていっぱいいたんだから。だけどなんでそいつらじゃなくてオレらだったんだって話でさ。」

「あの時代(社会的な特色、経済的な面からのそこを生きる人間たち)にツービートという漫才師が選ばれただけなんだよ。才能とか実力とかそんなたいそうなものじゃなくて、時代がオレらを選んだだけなんだよ。」

 

視聴率100%男と呼ばれた欽ちゃんの言葉

「時代が良かったね。運が良かったんだろうね。」

 

 

中井りかは何者なのだろう…

 

彼女の心の内、抱えているモノ。そして目指す世界。

 

道重さゆみ的に開花するのか…

 

本当にただ口の悪い女子なのか…

 

切り取られた一部だけで見てはいけない。

 

10代からずっと同世代の女子との付き合いのない無様なヲタらは何でもかんでも「性悪」「炎上」にしたがるが、女子のしゃべりや口の悪さ、粗雑なテンションなんてものは男と違った部分で多かれ少なかれあるものだ。いちいちそんなものを取り上げていたら世間は焦土と化す。

全ての女子が愛子様のようだと思うなよ、と。

「炎上、炎上」というが実はそれってナイーブで傷つきやすいお前ら弱者が「はい今のそれ傷つきましたー」「今のそれ、気に障りましたー」って発表しているに過ぎない。

それですべての人間が傷ついてるか気に障ったかってそんなワケは無くて、そこを考える時「邪悪なヲタらと戦う正義りか姫の構図」が見えてくる。

 

ヘイトスピーチを繰り広げる馬鹿どもに対抗したのは、善良なる素晴らしき日本の市民たちだった…

 

 

時代に彼女は選ばれるのか…

 

はたまた「いちヲタら」の趣味趣向で選ばれるしか術がないのか…

 

指原は2人もいらないと投げ捨てられるのか…

 

中井りかがどうなるのか、2018総選挙の大きな見所の一つであることに間違いない。

 

 

 

 

賢い皆さんは違和感にお気付きだろう…

 

 

アイドル歌手の話です…。