AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

【モー娘。12期生】尾形春水 アイドル卒業を発表!「本物のアイドル」の引き方に多くのファンが称賛する!

 

 

久しぶり…というほどでもないだろうけど

 

この手のアイドルの卒業はいつみても感動的なものです。

 

 

結局、長らくダラタ゛ラ活動して年齢的なことで引く卒業か、心身ともに系か、今流行りの愚民に足引っ張られての引退か。

 

そーゆー「アイドル」のくせして醜い汚らしい「引き方」「引き際」ばかりだから、尾形春水のアイドルの卒業発表はやっぱりとても感動的で心奮わす素晴らしい発表となった。

 

古くはハロプロで言えば「亀井絵里」なんかは、人気・実力ともに当時のモーニング娘。の中ではダントツでトップでありながら、(事情も事情だけど)事務所に残ることをしないで完全なる引退という道を選んで、選んだことで「本物のアイドル」として見事にやり切った。

 

鞘師里保は「やりたいこと」というものがはっきりしており事務所に残る決断だったが、同期の鈴木香音はきっぱりと断ち切って卒業・引退して行くことで「本物のアイドル」として芸能界の歴史の1ページにその名と歴を刻み残した。

 

ももちは…

工房休止を決めたあの時点で考えれば実は絶妙のタイミングであったし、その後の遊びもすごく意味のあることで「イズム残し」というアイドルの新しいパターンを作り出した点でも価値があったし、見栄え含めてアイドル的ではなかったけれど、やって魅せてくれたことは「旧バージョンの本物のアイドルを超越した新型アイドル」みたいな感じの素晴らしいパフォーマンスだったことは間違いない。

 

AKBだと数が多くて「引き」についてはほとんど網羅できてないけど、SKE48の小木曽さんなんかは最高だったね。

あれこそまさに「アイドルの終え方!」+プラスその後の小出し感!って印象を持った。

とんでもない美少女で期待のホープ的に結構テレビなんかにも出てて、恒例の総選挙で言えば圏外からの大ワープ躍進があって、さあ今年は楽しみだ!どうだろう?ってその年にアイドルを卒業して綺麗に引退した。活動期間はおよそ4年半。(卒業発表まではほぼ4年。)

それでそのあとも公の場に出ることも無く、「現在交際中の男性からプロポーズされた、その後、結婚」っていうのもまたすごくいいし、ちゃんと女性として幸せな道を歩んでるっていう「それ」がすごくいいんだよね。

 

 

だいたいそもそもが、「日本の伝統と文化みたいに言われてるアイドル歌手」って昭和時代のあの辺にあたると思うんだけど、彼女たちはちゃんと恋愛していたし、卒業とともに結構早めに結婚したり、恋愛したりして、「アイドル」ってものを彼女たち自身がしっかりさっさと終え切っているんだよね。

 

なぜそれが良いかって、「アイドル」ってもんはその時代、その時代に咲く花であって、その短いがいち時代に咲き誇って世間を魅了し愛でられて、散っていく存在であるから。

それでなおかつ

枯れて腐ってんのにまだおるであいつ?

って言われるよりも

枯れて腐って散るさまを見せて去る

のではなくて

美しく咲きほこっているまさに今ここで去ることが「アイドルたる」である。

 

 

それで普通は、その時代を生きる若者やなんやがその花を知り花と出会い花を観賞し花の演じることを楽しむ中で勇気づけられたり、笑顔を与えてもらったり、元気をもらったりやる気や活力の糧となって楽しませてもらったり、知恵にもなったり。

それでなおかつファンである彼ら・彼女たちもきちんと己の道を歩んでいて、ちゃんと前へ進んでいなければならない。

 

部活でも勉強でも恋愛でも友情でもバイトでも就活でも仕事でも趣味でも家族や恋人を愛し大切にすることでもなんでもいい、知を積み経験を積み懸命に生きて進んでいくその少し離れた心のどこかに、勇気や活力を得られる花が咲いているという据え方。

 

自分もちゃんと向上して前へ進んでいなくちゃ意味がないんだよね。

花たるアイドルの成長と共に、自身も成長していなければならない。

 

自分も前に進めているからこそ、アイドルが卒業するとなった時、素直な気持ちで「今までありがとう」と述べて完結できる。

そしてそれが美しい花のままであればあるほど、感涙度は高まるし、単なる汚らしい終わり方と違って「新しい道を歩みます!」という決断から繰り出される卒業であればあるほど、それすら、勇気や感動、元気や力強さをファンたちは受ける。

 

イモトアヤコが安室奈美恵の引退発表で大号泣していたけれど、あれが一番わかりやすいよね…わかりやすすぎるくらいにわかりやすいね(笑)

 

 

ここがすごく大事なところで現代の「アイドル」って、まさに永遠ののび太君みたいなざんないオッサンらだけがしがみつくための存在になっているところが、様々な問題や勘違いを生む結果となってしまっている。アイドルたち側の視点に立てば負担も大きく絶望も大きい。

 

モーニング娘。ができました!

なっち、安倍なつみ可愛いな~

からスタート!

さあ次はよっしー!いいキャラだね♪

次は亀井絵里か!この子はすごい逸材だぞ!

そして次はその親友の道重さゆみだ!伝説になる予感しかしない!

さあ次は…尾高春水でいいか…可愛いし。下手な感じが物語を産みそうで楽しみだぜ!

 

って、いつまでもダラダラダラダラ、ずっとしがみついてずっとすがってダラダラダラダラしている永遠ののび太君丸出しのこーゆー連中らが、ヲタ(アイドルを応援し支持する)ということになってしまっているから、それはもう、アイドル側の視点に立てば相当辛いだろうしやりがいも無かろう。

例えば家の中で、アイドルオタクでいて、お姉ちゃんがいてお姉ちゃんは家を出て結婚、妹がいて、妹も彼氏連れ込んでわちゃわちゃして、いよいよ妹も家を出て結婚、アイドルオタクの某はいまだに家に残ってアイドルにすがっている。

そしてそのすがっているアイドルが、自分(アイドルオタク)の意に背くことをするとショックだし、絶望してしまうんだよね。

もうアイドルオタクがすがり頼みにできる唯一の楽しみと生きる糧が、もはやただひたすらにそれしかないから。

 

そしてそーゆー連中たちがワッって寄って集ったことで

アイドル=そーゆー存在でなければならない

という風になってしまった。強引に強制的に決めつけられてしまったのだ。

 

ここ最近特に酷かった、森戸のちぃちゃんと尾形のはーちんのイチャイチャしてるで連日騒ぎ立ててる馬鹿ども、そーゆー連中が内に篭って気色の悪い遊びをしている外の外で、彼女たちはちゃんと自分の未来を見つめて着実に進んでいたのだ。 

そして裏切られて、置いていかれて、寂しくて、悔しくて、愚痴るしか術がないということだ。

 

いち時代の花として咲いて世に知られて愛でられて、「短いかもしれないがそのいち時代のアイドル」として活動したのなら、短くとも心置きなく卒業して次の道へ進めることができるし、ちゃんと自分も道を進んで向上しているちゃんとしたファンであれば、今まで観賞してきた花の卒業を心から祝ってあげることができる。

 

しかし上の例えのような「アイドルオタク」にまみれていると、花の卒業が汚されてしまう。理解されない。受け入れられない。

「活動は何もしなくていいからせめて事務所に残って席を置いておいてほしい」

とかもう気持ちが悪すぎる…こーゆー思考の連中らが踏み間違って発煙筒焚いたりできるのだよ。

 

人気がないから逃げるのではない。

人気が出なかった時の保険で勉強していたのではない。

将来が不安でいい仕事に就きたくていい大学に入るためでもない。

彼女は女性だ。彼女を守り幸せにする素晴らしい男がいずれ現れるのだよ。 

 

見てみ?

 

12期は4人いてその中で加入当時「なんてえげつない美少女だ!」

って話題にもなって注目集めて人気もあり、「道重の早期再来」なんて言われもした。

彼女自身頭も良くて賢く、大阪というのも込みで「しゃべれる」口も度胸もあったし

お笑い、楽しませるという方向にちゃんと心が向いていた女の子。

色が白くて手脚長くてアイドル界の妖精だ!

なんて言われて黒髪ロングで温もりのある声が妹的だ!

とも言われて、それが「美少女」なのだからなお素晴らしい!

そして当然、今流行りの成長物語も魅せ付けた。

素人同然だった彼女が、ゆっくりだが道重同様に開花していく様を。

彼女は間違いなくいち時代に咲いた花である。

 

そしてその花は、美しいままで、ひっそりとアイドルとしての幕を自らの意思を以って閉じる。

 

 

ハロプロ問わず現代のアイドル達は、尾形春水のアイドルとしての生き様と、引き方を学ばなければならない。

 

「アイドルという職業は無い」 

 

「ヲタらのお慰め人形」というつまらない職業に徹して居座るのではなくて

 

「いち時代に咲く花」なのだと理解するところから始めて

美しいままで引き、その後の人生を一人の女性として謳歌できるように、そこをも網羅して活動していなければならない。 

 

偽物か、本物かが常に試されている。

 

そこへの「恥辱」すら失っているのであれば

 

それはもはやただの「接客業」のお嬢さんで良いだろう。

 

偽物で良いという開き直り。

 

 

だから本物たちは、全力だったのだ。

 

長く居座ってやろうとする気持でやってないから、その日その日の活動が常に全力となる。

 

だから常に光り輝いているのだよ。

 

アイドルとして、偽か真かで分かりやすい見分け方を示してくれた。

 

 

本気で、全力で挑んでいるアイドルだからカッコいい

だから見る者に与えるべき元気という名のパワーが、生み出されているのだよ。