AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

【SKE48】江籠裕奈 天使の歌声で魅了するアイドル力

 

不器用丸出しの天使だけど…

 

 

AKBshowより続き。。(4/8オンエアの)

 

SKE48の天使」江籠裕奈と、てっきりもう卒業していたと思ってた市野成美さん…むすびだかで卒業企画やっていたような…まだおったんかい。。。

 

 

これぞアイドル!

ってくらいわかりやすい美的面と柔らかなあたりと放つ雰囲気、合わせてそれを上回って魅せ付ける「綺麗なユニゾン歌い」がすごく映えていて思わず聴き入ることができる良きペア。

 

もちろん彼女たち恒例のやり方「口パク歌い」かもしれないけど、これを聴いておきながらにして「AKBは歌が下手」とはさすがにいうことはできないとてもきれいな歌声響かせていて魅了してくる。

 

 

 

 

 

 

の、だが…

 

 

ばっらばらでくっちゃくちゃ。。。。

 

 

初っ端のグダグダ感によっていきなり天使観台無しにしとるやないかい。。

 

運動神経の欠片も無い道重さゆみと同じようなオーラ、地に足付いてない宙ぶらりんな動き、空間を掌握出来てない手持無沙汰感、表現力皆無の道重そっくりな、天使江籠ちゃん。

 

 

それでさすがNHKだね、優しいね。

 

江籠ちゃんの回転遅れで辱めを映すわけにはいかない!

と、即座に市野成美のドアップで救う。

 

       歌声は本当にきれいなのよ?

 

なのよって、オカマみたいな口調になってしまったけど、本当に綺麗な歌声なのよ?

 

特に江籠ちゃんの歌声は澄んでいてそれでいて色濃くて女の子チックで淡くて優しくて、ちゃんと芯があって温もりがあって明るく響いて、ホントに良い歌声してるのよ?道重とは違って音程もバッチリで。

 

市野成美だってすごく綺麗で丁寧に心を込めて歌えていて、そのユニゾン歌いなのだからそれはそれは美しい響きとなって心に染み渡る。

 

 

 

 

 

の、だが…

 

 

回転後は見事にピタぁぁっ!って、揃うんだよね(笑)

 

 

 

そんなテクニックを駆使してる場合かっ!?

 

 

なんやねんコイツら合わせろよ。。。

 

だからアイドルの歌いを観ていてホント残念なのが、こーゆーダサさ、かっこ悪さ、無様さ、気持ちの悪さ、恥辱さ、ダメさ加減が随所に浮き出てくるところ。

 

 

それくらいちゃんと合わせて回れや!

 

って、ほっぺたギュュュってちねりたくなる稚虐心くすぐられるこの感じ…

 

幼少期に、天使という名の妹にちょっかい出していじめてきたおにいちゃんならわかるだろうこの気持ち…ちゃんと跡が付かない柔い握りでね。。。

 

 

冗談はさておきホント、もったいない!

 

以前、NGT48の「3人Bird」の感想で

なんで女の子のユニゾン歌いなのにこんなにきったねぇ歌声なんだよ!

って、汚らしい聴き心地の悪いユニゾン歌いについて書いたけど、えごなる?この2人のユニゾン歌いは楽曲の世界観ともマッチしていてとても素晴らしい響きと色合いのあるユニゾンなんだよね。色濃い青の中にパっと照らし出される黄色、それは月の色かもしれないし、街明りの黄色かもしれない。その軽快なリズムが、プカプカ揺れ浮かぶご機嫌な月の微笑かもしれないし、街の人たちの楽し気な歩みかもしれない。あるいはキミの…。その景色の中に彼女たちの歌声が響くことで「女の子」の持つ淡く嬉し気なイメージがぶわぁぁぁって広がってゆく。淡々と綴られる心情は決して悲観的なものではなく「女の子」が持つ特有の愛情に満ちた優しい気持ち。それがすごく伝わってくる。「女の子って、エエなぁ…」って。

ハーモニーの欠片も無い合唱感は、まあ、まあやむなしとして(挑戦しなければならないんだけどね本来は。)NGTのBirdと比較して別格の素晴らしい歌声が響いていて、それをテレビで披露できているという点がとても楽し気なんだよ。

 

 

なんだけど…

動きに関してがホント酷くて、目につく見栄えはそのターンの合ってない2か所、そして「込めたる」の欠片も無い宙ぶらりんでなんかプラプラ動いてる感じとか、観ていて恥ずかしくなる観ていられないモノなんだけど、歌声が良いもんだから…

ガチャガチャ動き回らんでいいから「じっとして歌えよ!」って思わず猛びたくなる出来栄えの見栄え。

 

だからあのー

NGTのBirdで書いたように、「音だけ消して絵だけ観れば…」のその逆バージョン。

「画面は見ないで歌だけ聴けば…」って。。

 

絵面(外見)を観てはいけない、そんなアイドル…なかなか各々のイズムが合致することが難しいのが総じて現代のアイドル達の特徴だろう。

 

 

 

それでここからが大切なことなんだけど

 

たかが1つ2つの小さなミスを取り上げてあーだこーだと悪く言いたいわけではなく、可愛い女の子にスカートめくりしたりして嫌がらせするのと同じような感覚で天使江籠ちゃんいじりをしているワケでもなくて、江籠裕奈SKE48の一員である」というところが大切なんだよね。

江籠裕奈AKB48とかNMBとか指原んとことかNGTであれば、「はいはいはい、そんなもんだよね。その程度だよね。おつかれ~」で済むだけの話なんだけど、SKE48という特殊なグループの一員であるという点、ここがすごく大切になってくる。

 

 

SKE48とは…

 

誕生したかつてはAKB48との対比で各番組に引っ張りだこで人気を得ていたが、そこから後にNMBHKTNGTと姉妹グループが次々に誕生したことによって、NMBは吉本というバック、HKTには女王指原が就いた、NGTには柏木・北原里英が参加した、さあそしてSKEはAKB48との対比という遊びを失って個性(オリジナリティ)も何もない状態となり、レギュラー番組の0化、シングルすら出せない、歌番組にも呼ばれないアイドル歌手としての敗北期、さらにグループを支えてきた二大柱の1人「松井玲奈」の卒業を以って虫けら期に突入する。

 

さあさあさあ!

そしてそこから「チーム・グループ一丸となって、立ち上がろう!」「もう一度這い上がろう!」と、メンバーみんなが協力し合って劇場公演を盛り上げるところから再出発を図るんだよね。

 

負けているからこそ面白くなる物語もある!

 

SKE48の情熱的な劇場公演は有名な話で、それは裏を返せば情熱的な熱血感のメンバーたちだったから披露出来る芸当でもある。

 

 

そんな彼女たちSKEのメンバーだからこそ

 

 

 

恥辱にまみれてみじめで無様な街歩き企画

 

女の子だもん、誰だってやりたくはないはずだよ…

 

「え?」

「だれ?」

「知らねー」

「オーラないね」

「そんなに可愛くないね」

「噂通りのブ〇だね」

「本物?」

 

って…

 

女の子として、アイドルとしてのプライドだってあるもん、嫌だよこんなの…

 

でも彼女たちはやるんだよ

 

それはなぜかって、SKE48の一員だから

 

彼女たちメンバー自身がSKEというグループを本気で心から愛しているから

 

虫けらのままで潰されたくはないと思っているから。

 

他のAKB48やNMBHKTNGTが見て見ぬふりして現実から逃げて真実を直視しないのとは違って、彼女たちはどん底から這い上がるために、あえて「強大なもの」に立ち向かってるんだよ。

 

 

ラジオのレギュラー番組「クビになった理由」を突き付けられた場面

 

右の後藤楽々、まだ15、6とかそんなもんだよ。そんな女子になにやらしてくれとんねん!

 

って、でもやるんだよ。SKEの一員なんだから、現実から逃げずに受け止めて、這い上がろうと立ち向かうんだよ、10代の女子たち自らの強い意思を以って。

 

そりゃあ、劇場公演、握手会、どんな客層が来てるかなんて彼女たちが痛いほどよく分かってる。

それをテレビで披露されて辱めを、受け止めて、現実から逃げずに立ち向かっていくんだよ。

 

 

この時の企画内で、飛び入り参加したラジオでの語り

 

「だからさ?SKEといえばコレっ!って、そーゆーものってあるの?」

「一般の人たちを引きつけるコレっていうもの。ココを見てくれればって、自信のあるトコ」

 

「はい、それは、劇場公演を観に来てくれれば、絶対に私たちに魅かれるはずなんです」

「やっぱり私たちのパフォーマンスを観てくれれば、絶対にSKEというグループを好きになってもらえるはず!」

「劇場公演で私たちのパフォーマンスさえ観てくれれば!」

 

           …

 

 

皮肉でも嫌味でも何でもないのだよ…

 

目を背けてはいけない現実。

 

SKE48メンバーらの、イモトアヤコのような情熱的なオーラや思考、方向性は間違いなくAKBグループの中で特殊で彼女たちしか持っていない特別な「情熱型アイドル」として特化していることは間違いない。

 

「劇場公演を観てもらって、好きになってもらう、ファンになってもらう」

という考え方も、古き良きAKBの流れであり、会いに行けるアイドル=ファン獲得、惹き付けとして間違ってはいない。

 

しかし、だ…

 

中身がまだ伴っていない。

 

たかがターン1つ、ではない。

 

ここで出来ていな様な如きが、そこでも出来てるわけがないんだよ。

 

万人の目が向くテレビで披露するその場面で、たかがターン1つすらまともにできないという、中身の伴っていない残念さが、SKE48の足りていない、惜しくもまだまだ足りていない、のし上がるために大切なこと。

 

 

テレビに出れて当たり前~♪と手を抜いて適当にやっていい場所ではない。

あの日のバート姐さん泣き虫りょーは楽々が恥辱にまみれて街歩きした懸命な姿に思いを馳せれば、いちバラエティ、いち歌番組でのパフォーマンスすら抜かりなくやらなければ意味がない。

 

 

だからテレビの画面で素晴らしい見応えを以って披露したのなら、イマドキは容易に検索して調べ込んでたどり着けると。

じゃあ、劇場公演に行きました、と。

それで、しかしなんだこのザマは、と。

なんなんだこの素人レベルの無様な歌と踊りは、と。

 

中身がまだ全然伴っていない。

 

キャラクター、情熱的な物語の部分、以前の問題。

それらにたどり着く前にすでに、見切られる。

中身がまったく伴っていないから。

 

先に述べたようにこれがAKB48とかNMBとか指原んとことかNGTであれば、「はいはいはい、そんなものね。その程度ね。」で済むだけの話なんだけど、SKE48だからこそ、ダメなんだよ。

もうあと一歩、もうあと惜しいところまで来ている「SKE48」だからこそ、たかがターンの1つや2つで、終わらせてはいけない。

中身を伴わせるための仕組み(情熱、やる気、根性、絆、向き)はちゃんと備わっている。

だからこそあとは、アイドルになんて興味のない一般人に見てもらっても恥ずかしくない素晴らしい完成度の歌い踊るを披露できる「中身」を伴わせなければならない。忘れてはならない。歌番組に出れなかったあの日の屈辱。1つ1つ一場面一場面そのすべてが貴重で大事な場面であるという気持ち。

 

 

 

それと合わせてもう1点

 

 

今度はSKEだけじゃないよ?

 

ホントこの子ら、語るの好っきやねん(笑)

 

ホント好っきやねん、AKBの女子らって

 

語りたがり、なんだよね。

 

AKBとはなんだ

AKBを超えるにはどうしたらいい、ああしたらいい

AKBをもう一度復活させるにはこうしたらいい、ああしたらいい

選抜に入りたい、選ばれたい、選ばれなかった

総選挙どうしよう、ああしよう、こうなるだろう

グループをどうしたい、こうしよう

チームをどうしたい、ああしよう

先輩とは何だ

後輩が何だ

同期の絆がどうした

ライバルがいるとかいないとか

卒業するとかしないとか

リーダーとは何だろう

キャプテンとは何なのだ

後輩たちの役目とは何だろね

ファンとは何か

ファンを楽しませるにはどうしたらいい

ファンを獲得するにはなんだかんだ

総選挙が何だ

劇場公演がどうした

選抜とは何なのだ

あの曲はどうだ

その曲が何だ

コンサートがどうした

ライブがなんだった

紅白がどうした

自分の歴史

先輩の歴史

AKBの歴史

AKBグループの未来

自分のグループの未来

SKEの未来…

 

語り出したら止まらないんだよねこの子ら…

自分大好き、美談大好き、すごいでしょ?偉いでしょ?美しいでしょ?

ずっとそんなくだりをベラベラベラベラとたいそうな語りで熱くなってしゃべり続ける。

 

ヲタじゃねーんだから汗

 

女子特有の2時間3時間ガーっってしゃべりたくって「はぁー、スッキリした♬」

 

で、感極まって、泣く

 

 

天使の涙、美しい…いや。。。

 

こんなものはファンやヲタらが蚊帳の外で感じたことや各種の感想構想考察を妄想であーだこーだと語り合って楽しむべきところを、演じ手であるアイドルたち自身がゴチョゴチョごちょごちょ語ってるわけで、ものすごく間抜けなんだよね。

 

身の程を弁えていない彼女たち自身が、既にAKBワールドに洗脳されてしまっているから起こる現象。

 

彼女たちのことを知らない未来のファンになるかもしれない一般の人たちがじゃあこの語りを見ました、と。

なんてたいそうな語りなんだ、と。

なかなか深い考えを以って活動しているんだね、と。

彼女たちに興味が湧いてイマドキは容易に検索して調べ込んでたどり着けると。

それでじゃあ、劇場公演に行きました、と。

しかしなんだこのザマは、と。

なんなんだこの素人レベルの無様な歌と踊りは、と。

 

 

   中身がまるで伴っていないという無様な現実。

 

口だけ達者なオタクじゃなくて彼女たちはアイドルなのだから、ゴチョゴチョ偉そうに語る前に中身を伴わせなければならない。

 

口を動かす前にやることは山とある。

 

口を動かして語ったそれらが、実践されていないのがバレてる寒さ、ダサさ。

 

女子特有の2時間3時間ガーっってしゃべりたくって「はぁー、スッキリした♬」

 

そこで終わってる無様さ。

  

真っ暗な心、狭い視野、不足している経験値、積まれていない知識のその中で

一般の人からも知名度を得たいとか、若い人たちからも人気を得たいとか、気安く言ってるんじゃないよと下に見られて毛嫌いされている最たる理由。

 

30分勉強したから、よ~し!ご褒美に3時間ゲームしよっと♪

そーゆーヤツら。

そんな者らが「AKBってこーだよねー」「うちらってすごいよねー」「偉いよねー美しいよねーカッコいいよねー」って臭いものにフタをして自己陶酔して語っちゃってるんだから手に負えない。

 

一点集中して物事を追求し、極めていくって並大抵の努力では成せない。

世間一般の多くの人たちは、そうやってチャレンジして勇敢に生きている。

そーゆー人たちを馬鹿にしている自称アイドルたちのチャレンジ精神。 

対してAKB48武藤十夢は挑んで挫けて立ち向かって跳ね返されて、成長していった。

 

彼女は理解できている。

彼女は身の程を知っている。

彼女は多くを語らない。

 

あの日あの時、総選挙で10位を獲得したとき、身の丈に合っていない順位を獲得したことを察知して、客観的にみて、いったん引いた。

まずは固めよう。

中身が伴うように、10位を恥じずに誇れるように、中身を固めようと、「出ない」という選択をした2017年。

 

これができるって、なかなかだ。

 

多くは無いがAKBグループの各地にも武藤十夢のような良きお手本が案外多く転がっているだろう。

 

  

アイドル達は作り手の視点には立てない。

あくまでアイドル歌手としての一点に立ちファンの心をつかむ魔法を探求せねばならない。

なぜAKBが世間から嫌われてNHK紅白に出てほしくないと上位を独占し、秋元Pにも飽きられてそっぽを向かれてしまったのか?

 

何千時間という膨大な彼女たちの語りの中で、「生歌で歌えるアイドルになる」「生歌で魅せ付けてやれるアイドルになる」というたかが数秒で済む一言が、たったの一度も出てこないという病いを、治して羽ばたける唯一の可能性を持つものがSKE48だからこそ、今こそ、口だけじゃなくて真に中身を伴う必要がある。

 

まして、今年の総選挙でSKE48がドーン!!と注目されるのだから、なおさら中身を伴っておく必要がある。