AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

【加藤美南】NGT48に新キャプテン誕生!やったねかとみな、おめでと~

 

加藤美南、NGT48のキャプテンとなる!

 

今さらにもほどがあるものの楽し気なニュースだったので書き留めておこう。

 

 

たかみなこと高橋みなみを尊敬してやまないかとみなこと加藤美南がNGT48の新キャプテンに就任したって、大きなコンサート会場で発表されてファンやヲタの心をわし掴んでハッピーな心地にさせたのは、10日ほど前のことだろうか…

 

それまでNGT48グループを包み込んでいた陰湿な世界観とみじめでカッコ悪い空気感を一気に吹き飛ばしてくれた、「We’reアイドル!」のオーラを以って邪悪なヲタらに照らし返した名場面となった。

 

観る者の心を明るく照らして魂揺さぶる楽しげな世界観を作ってこその、アイドルのあるべき姿。

 

雪溶けて、緑気吹柔らかな、風とともに送り届ける素敵な便りが春模様。

 

加藤美南がなるべくしてなったアイドルグループNGT48新キャプテン就任。

 

見ているだけで、聞くだけで、それですらハッピーな心地に浸れるというのに、その現場にいてその瞬間を目の当たりにしたファンやヲタたちはとんでもない幸せ者だな~オイ!一生の宝物にすれば良い。

※今まで努力を怠ることなく喰らい付いてきた研究生全8名の昇格も込みで。

 

 

それはそうと幾つかあるうちの凄く面白いこととして、ネット上のコメント欄での北原里英が卒業することでのNGT48新キャプテン予想」について、足りない脳みそふんだんな駄馬どもがあ~だこ~だと書き込んでいたわけなんだけども、まぁ見事に、どれも的外れでかすりもしないからもちろん当たりもしない、お前らどんだけ見る目がないんだ?ってくらい、まぁ見事に尽く的外れなご意見・ご感想をぶちまけてはしゃいでいたねー。

 

かとみなの「か」の字も無かった。

 

あーゆー連中ってのは現実を目の当たりにして今、何を思うのだろう…

 

100匹、200匹はいるであろうそのヒトの形をした生き物の、100、200の頭はまるで使い物にならない、何の役にも立たない、なるほど…そんな程度の低さだからアイドルにすがらざるを得ない哀れな人生を歩んできた所以の表れなのか…、生まれて一度も春の訪れを経験したことのない哀れな生き物の成れの果てか…と、可哀想な気持ちにすらさせられる不思議な感覚に襲われてしまった。

 

それほど、まぁ見事にどこに目ぇ付けとんねん?ってくらい、的外れな見解にまみれていた。

  

かとみなキャプテン就任というおめでたいニュースなのだからヲタらいじりは程ほどにして 

 

結局、純粋な目で見つめて楽しみ応援し推してきた加藤美南のファンでなくともNGT48のファンであれば、皆容易にそうなるだろうと理解できていた。

それは、年齢的なこととか、センター的なこととか、真面目な性格とか、人気とか、努力家とか、そーゆー視点じゃなくてあの日の一場面を思い出せればそれだけで良かった… 

 

スカパー!サマーフェス2017 アイドルだらけの夏祭りでのラスト前のMC 

 

1年前のあの夏のステージ。

 

夏らしさ溢れるメドレー曲で会場を全力で盛り上げた、光り輝く汗をステージ上に散りばめて盛大にパフォーマンスした、覇気溢れていたあの日の少女たち。

 

 

終盤、ラスト一曲いく前のMCで、まだキャプテンではないただのメンバー加藤美南がご挨拶。

 

声の発し、抑揚、言葉のチョイス、言葉を向けている方角、熱い魂、嘘偽りのない言霊。

 

少なくとも、今あるNGT48という偉大な先輩2名を除いた22人(当時23人)のチビっ子たちの中で、大舞台のステージ上で堂々と立派な表現力を以ってあの挨拶ができるのは、圧倒的大差で他者に勝利している加藤美南以外には、いやしなかった…。

 

あの一場面を観るだけで良かったのだ。

 

加藤美南以外に、このNGT48というグループを率いていける女の子はいやしないと、誰でも容易に気付けていた。

 

 

あるいはこれも、大いにヒントになっていただろう。 

 

まだデビューして間もない2年前の「食少女」での一場面だ。

 

あら!かとみなちゃん、お利巧でちゅね~立派でちゅね~素晴らしいですね~

 

ではない。

 

そこだけ切り取って見ても意味がない。

 

つまりはステージやテレビやなんやの表ではない、舞台裏や楽屋やリハーサルやスタジオやなんやの蚊帳の外のファンたちが目にすることのできないしかしプライベートではない多少の緊張感のあるステージ外で、加藤美南がどんな態度やオーラを以って活動し臨んでいるかをうかがい知ることができるシーンなのである。

 

有象無象にやりたい放題好き勝手に散らかす生き物の先頭に立ち、グループを率いるリーダーに相応しい人間。

 

 

AKBグループ(運営)の素晴らしいやり方の一つに、グループのリーダー(キャプテン)を、年齢や実人気や顔の良さや実績、歴積む先輩など関係なしに、リーダーに相応しい人材をちゃんと当て込むこと。 

この素晴らしき運営陣のやり方をちゃんと熟知していれば、間違っても中井りか本間日陽や西潟やなんやが新キャプテンになるなんて馬鹿げた発想には及ばない。

本間や西潟や中井への悪口ではもちろんないが、「リーダーに相応しい存在」で見た時、残念ながら彼女たちはその器ではまるでなかったということだ。

 

 

それとは別にかとみな視点で非常に大切なことを忘れてはならない。

加藤美南が新キャプテンになったことで、ファンやヲタらは好き勝手に騒げばよいが、彼女にとっては、すごくすごく、大切なことがある。

 

偉い役職に就けて良かったね!

 

キャプテンになれて良かったね!

 

これを機により弾けて活動してね!

 

あるいは、キャプテンになったのだから頑張らなくっちゃ!

 

キャプテンとしてしっかりしなくちや!

 

みんなのことをまとめて、素晴らしいグループ作りをしていかなくちゃ!

 

なんてそんなことはどれも全部ど~でもよい。

あまりにくだらない遊びでしかない。

向いてる向いてないとか、適正か否かとか、何してくれるとかどーだっていいんんだよ。

そんなくだらないくだりは。

 

 

ただただ大切なことは…
横山由依2代目総監督とも通じる部分にある。

 

AKBにおける「総監督」とは、高橋みなみだけのための世界であり、そもそもそれを継ぐとかそーゆー次元ではなかった。

ムーンウォーカーがマイケルジャクソンだけであるのと同じように、総監督は高橋みなみのただ一点でしかかない。

 

しかしそれを、あえて2代目継ぎにすることで、「個人の物語」を描く試みに転じたのだ。

 

総監督という役職が何をしてるかって、何もしていない。

 

総監督という役目がグループにどんな影響を与えているかって、何も与えていない。

 

総監督という役割がグループづくりにどう作用しているのか?って、何もしてない。

 

総監督なるが居なくても何の問題もない。

 

なくて欠片も何も困らない。

 

総監督で大事なことは、総監督になった横山由依自身の、思いや、情熱や、活動方針ややり方、目の向け方、アイドルとしての臨み方に変化を与えて、そのままであれば単なるAKB48の9期生の横山由依のアイドル活動であったところ、2代目総監督の横山由依になることで、単なるとは違った別の物語に変化し、描ける可能性を秘めたことに意味がある。

 

加藤美南はキャプテンになったので総監督になったワケではないが、しかし秘めたる意味は同じである。

 

SKE48のチームSのリーダーに就いた泣き虫りょーはこと「北川綾巴」とも通じている。

単なる泣き虫の意気地なしの如きが、しかしSKE48の!のリーダーに就いたことで、彼女の単なる北川綾巴の虫けら物語に変化を与え、違った世界観「チームSリーダー北川綾巴!」を描ける可能性を秘めた。

何のとりえもないあの日の少女が、どう変わっていくというのか…

 

 

加藤美南も同じこと。

キャプテンとしてのグループづくりなんてどーだってよい。

キャプテンとしてまとめていく働きぶりなんてどーでもよい。

北原里英さんから受け継いだNGT48のキャプテンとしての重み、重責の果たしなんてどーでもよい。

そんなものは誰も観ちゃいないし知ったこっちゃない。

まして「超個人主義」のAKBグループなのだから、なおさらだ。

 

大切なことは、NGT48キャプテンの加藤美南!が描く自身のアイドルの物語をどう演出し魅せていけるか?

 

showroomで嘘泣きしていたあの日の自分とは違う自分を描けるのか?

 

やっぱりまた泣いちゃってみるのか?

 

泣かないで違う姿を魅せられるのか?

 

活動して魅せていくその一つ一つに、単なる加藤美南の頃とは違った「変化」を、キャプテンという役割が与えてくれる。

キャプテンとしての役割、責任なんてくだらない幻影に惑わされてしがらんで、彼女自身がすべき、やるべき「アイドル」としての描きを怠ってはならない。


まだまだ現役として輝ける伸びしろ満載の加藤美南なのだから、リーダーシップという名の先入観に縛られて外へ向けて魅せるべき「姿」を見失ってはならない。

 

 

合わせて、キャプテンになったということは、かとみなのアイドルとしての活動終了のカウントダウンが始まったことにもなる。

長期に及んで活動することのない未来を伝えている。

 

それを察知したファンやヲタたちは、悔いを残すことのないように今まで以上に全力で彼女に声援を送り、変化する物語の脇役として、キャプテン加藤美南の物語に参加する。