AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

【元NMB48】門脇佳奈子の際立つ魅力に今さらながらに触れた夏。。

54位のここちゃん(NMB48内木志)について語る際の面白い画像を探そうといくつかのNMB関連動画を観て回っているとそこには…

 

YNN、真夏のキャンプ大長編9時間スペシャル~~~~

 

ハイハイハイ。。。

よー観ぃひんよ、そんなものはと、今まで避けてきた「手抜き感丸出しのくっちゃくちゃの素人作品」だと見下してきたホントにガチで9時間生垂れ流し映像作品。

ハロプロのDVDマガジンでもよく見られる「女子たちの自然な描きが見所」みたいなやり方で実は中身空っぽの手抜きなつくりのそれと同じで、企画や内容自体に中身が何もないでアイドル達に丸投げで、それでまたアイドル達も「YNNのノリ」がいいんだよね、楽しいんだよね、こーゆー感じがファンの方たちから好評なんだよねって、そんなヘラヘラした態度と気持ちで臨んでいるから、実はまるでまったくつまらない自称作品。

 

そんなものをやったり売ったりしてっからアイドルの品が落ち格が落ち人気が落ち支持が落ちるのだよ…

 

さすが…独自のコンテンツ様様のNMB48様は総選挙の順位も低けりゃ笑いのレベルも低いこと低いこと。

HKI48に改名したらいい。

 

 

なんて多大なる偏見を以ってNMB関連動画で何かと入り込んではアピールしてくるその9時間長編キャンプ動画を観ずに避けてきたのだが…

 

この夏の暑さとテンションと輝く緑に燃える太陽と大自然の風を感じてしまっては、思わず「観てみようかな…」なんて気にさせられてついついクリック…

そりゃあもう9時間まるまるあるので10個とか20個に分割されてぶわぁぁぁってある動画の中の1つをクリック。自分の悪い癖で1(最初)から観ないという変な性質上、フィーリングでこの辺楽し気かも~♫ってところをクリック。

 

すると…あれあれ~???

世界ふしぎ発見!「ジャングルの奥地で女だけで生きる民族の食事風景」が映し出されて困惑する…

 

えっと…確か…アイドル女子らの真夏のキャンプ生活だったはずだが…

 

乳ボロ~~~ンとした民族の女たちが手を伸ばして手づかみでバクバクバクバク喰い散らかす、豚の丸焼きだかなんだか知らんけど汚らしい食事風景はとてもキラキラしいアイドルのものとは思えない、そうまさに体毛感漲る猿の群れらが食い散らかす手掴み食事風景のようでもある。

NNS48に改名したらいい。

これを以って総選挙惨敗なのもうなずけるというものだ。

人(ヲタ)が人(アイドル)を選ぶイベントなのであって猿を選ぼうとは思わない。

 

それにしてもエエ感じのサル画像があるかねしかし。。。

 

それでこの食い散らかし場面が最初に飛び込んできてしまったもんだから「やっぱり観るんじゃなかったよまったく。。」なんて気落ちして真夏のテンション台無しにされて怒りすら覚え、「まあせいぜい、独自のコンテンツ様様の中で飼い慣らされたお猿として勝手に頑張れや…」なんて思い、動画を

 

 

閉じようとしたその時!?

女神という名の可憐なるヒトたる美女子が、おったやんっ!!

 

門脇佳奈子

  • NMB48の1期生
  • 2011年1月1日、「誰かのために公演」にて選抜16人のうちの一人として参加し公演デビュー。
  • 同年3月、NMB48第1期研究生25名の中から16人のうちの一人としてチームNを結成。
  • 色々経て…
  • 2016年2月に同グループを卒業。

今さらにもほどがある門脇佳奈子の、このYNNキャンプ9時間編でのMC(仕切り)っぷりを観て、なんて素晴らしい指揮官がいたのだろう…と涙流して感動してしまった。。。。。。。。。

 

ホンっトに素晴らしい、ビックリしたよね。

ビッッッッックリした。

ホントに素晴らしい仕切りっぷり。

こんな指揮官がNMB48にいたのかと…、いやいやいや、正確に言うとこんな素晴らしい指揮官が「AKBグループにいたのか」という熱い感動があった。

 

 

ハロプロなんかだとAKBと比較して小~中規模で「グループとして活動しているという『チーム感』」を以って活動していることもあって個々の役割なんかがはっきりと際立って機能してくる。

なのでそれもあってか「指揮官、真のリーダー」という存在が稀にではあるが出て来ることがある。

古くは元モーニング娘。でレジェンドの中澤姐さん(中澤裕子)は初代モーニング娘。のリーダーであり初代ハロプロリーダーでもあり兼任して女子の群れらを率いた偉大なる指揮官だったし、モー娘。的4期生の吉澤ひとみも男勝りの力強さでいよいよモーニング娘。が落ちていく最中のメンバーとグループを率いていたし、フットサルのチームのキャプテンでもあった(ただ彼女はテンションの波が激しいため出来不出来の差が酷い)。

そしてあるいはカントリーガールズを率いていた嗣永桃子こと指揮官ももちは言うに及ばず、あるいは当時の「ハロプロリーダー」矢島舞美なんかも上の3人と比較すれば程度は低いがそれでも一応指揮官の素質が垣間見れる見習い指揮官クラスではあった。

 

それで自分はハロプロからスタートしているのでその流れでAKBに流れ込んだとき、指揮官不在のグッダグダのくっちゃべり感がエグいなこのグループ…と、まずそこが気になったものだ。(もちろん、黄金期1~7期までの秋元才加大島優子やあの辺の群れでの遊びはしっかりとした指揮官感のある出来栄えだったが、自分が観始めた頃はその黄金期と9期以降のチビっ子たちの群れとの混合期だったので。)

 

それで秋元才加大島優子などレジェンドと呼ばれる創成期のメンバーたちが卒業していき、長らく、AKBグループとして「指揮官不在の冬の時代」が到来する。

SKEの松井珠理奈は残念ながらあのザマだし、同じくSKEの松井玲奈がかなりいい指揮官だったものの、2015年、すでに卒業している。

NMBは山本彩がパッと思いつくが彼女は人気や知名度がそういう風に仕立てているだけで実際のところ場を仕切り上げる指揮官とは程遠い。1期生で人気があって有名人だからあの立ち振る舞いが成立しているだけであって、3期4期5期で出てきてアレは成立しない、ただ後ろに引っ付いて来る金魚のフンでしかないだろう。

それでHKTには指原莉乃がいるしでも彼女は彼女でまた「指揮官ではない」んだよね…。

 

そもそも指揮官って何ぞや?

ってところで、別にテレビとかバラエティとかイベントのMC=仕切り=指揮官ではない。

ホント、上で述べた「YNNの真夏のキャンプ2015?」での門脇佳奈子をぜひ観てほしいものだ、これこそAKBグループにおける指揮官!って出来栄えに誰もが惚れ惚れすることだろう。

文字で語るとすれば要はつまり、有象無象のチビっ子たちという名の猿どもら率いる、従わせる、動かす頭と体と心との三位一体に長けた女性、となるだろう。

 

速く鋭い回転力のある想像力のある頭、口だけじゃない自らも動いて熟し手本を見せて従わせる体、相手の気持ちに寄り添って思いを馳せられる愛情ある心。

どれか一つでも欠けてはいけない。

指原莉乃が指揮官ではないと述べた理由はそれだ。

テレビなんかのバラエティ的な指導者としては頼りになるであろうリーダーかもしれないが、広く大きく指揮官とはなり得ないのが指原莉乃である。大人数のいちグループを率いる真のリーダー(リーダーシップ)としては欠けに欠けて似つかわしくない。後輩メンバーたちが「させこちゃん、させこちゃん♪」と好意的に寄り添ってくれるからあるいは総選挙やテレビでの人気が絶大だからNMBの山本彩的にそういうテイで成立しているだけであって、「真」ではないんだよね。

一番わかりやすいのが結局だから「秋元才加の描き」と比べてみてどうだろう?ってところでそれが何よりもバカみたいにわかりやすいだろうけど、だからそーゆー秋元才加のような偉大なる指揮官が、AKBグループには長らく不在であった。

 

不在で何が悪いのだ?

っていうと要は、上のYNN真夏のキャンプ編で、ギャーギャー喚き散らかして精度の低い遊びをただただ本能のままやり散らかして、たかが配信番組であろうと何であろうと「いち魅せモノ、ショー、作品」として成立させようとする動きがないと、ホントに素人でもできるレベルに成り下がるし、つまりは我々一般人が普段やってたり見てたり経験しているような程度でしか成立できなくなる。

 

そこに、偉大なる指揮官がいるだけで、観る者を楽しませる「いち作品」に昇華するんだよね。

※我々素人一般人がそもそもMCつけて場を仕切ってってそんな遊び方はしない点も大きな意味がある。

 

いろんなものをごちゃ混ぜにしてぶっ込み何が起こるかしれないその化学反応を楽しむ、それがAKBの魅力だというのも今では理解しているものの、ホントにその一点でのみやっているのであれば、「舐めてるヤツら」として世間から嫌われるのも納得だし、キャバ嬢とか媚び芸とか、所詮は永遠にモテないキモヲタら相手にやってる気色の悪い商売として「アイドルとしての格落ち」に繋がる。

 

でもそうじゃなくてちゃんとできるんだよ(できてるんだよ)、やれるんだよ(やれているんだよ)ってところをきちんと「やっておく、やれておく」必要が絶対にあるわけで、ふとした瞬間に一般人の目についた時に、「ケッ、くだらねー」って見下される作品なのか?「ほほぉ…やるじゃないか」と魅せ付けてやれる作品なのか?

で、彼女たちアイドルに対する印象というものが大きく違ってくる。

 

指揮官の必要性は、グループなのだから、グループでやる活動・魅せ・作品なのだから、各自が個々で勝手気ままにわちゃわちゃしたってどうにもならないわけで、MC付けたりなんやしたりするワケで、その役割が単なる役としてのMC、ではなくて、偉大なる指揮官であればなお素晴らしいということになる。

 

文字でゴチャゴチャ書くのも厳しいから、「YNN真夏のキャンプ9時間垂れ流し編」を観れば一目瞭然に理解できるだろう。

門脇佳奈子を中心に、彼女を主役にして観るととにかく面白い、なんて楽し気な作品なのだろう!と感動的な面白さになる魔法がある。

あるいは逆に、むしろ逆に、この場に門脇佳奈子がいなかったら…と考えるのもまた面白い。

 

 

あのー、ネ申…だったかなぁ…?

ガチの(魚を釣るほうの)釣り師で船舶免許を取得せよ!的な企画をやってた子で、特徴的な高らかで明るい声と、優しさのある笑顔と、それで確かに「ピックアップ(場面場面において言葉や動き、出来事を拾っては面白おかしく披露する)」を出来てた子で、だから別段何ってわけでもない(古き良き昔の)ネ申的免許取得企画なんだけど、大家志津加や~島田晴香や~大場美奈や~なんやかんやよりかは、面白かった印象が残っている。

野菜チームと海鮮チームでそれぞれカレー作りをする。

指揮官かなきちは海鮮チーム。

それで、MC兼チームリーダー的な1期で年上のかなきちともう一人、野菜チームのリーダー的大阪のおばちゃんがいるのだが、彼女はなんもせんとタラタラしているだけだが、かなきちはイカを剥いで魚を捌いて調理に参加する。チビっ子たちだけに任せないんだよね。

 

それはそれとしてこれで何が面白いって、まず、3枚におろした魚をチビっ子に見せて、別に面白くもないけど見せられた後輩は(見せたのはかなきちではなくてもう一方の大阪のおばちゃん)、後輩は何か言わなきゃしゃ~ないから

「すごいですね~。今にも動き出しそう」

「何を言うとんねん!(笑)」

と、ツッコミを忘れない指揮官かなきちのその姿勢。

 

あるいはその魚を切りたいです!と申し出てきたちびっ子に、任せる姿勢。やらせてあげる姿勢。

それで、しばらくすると

「ここはどうやって切ったらいいですか?」

って聞きに来られて、こうこうこうでーって教えて

「想像して?こうして、こうして、こうして…」

ちゃんと想像して?

って、すごい教え方だよね(笑)

これはしびれた、指揮官かなきちカッコエエな~って感動できる場面だ。

 

ただ聞くだけじゃダメだしボケぇ~っと見ているだけでも良くない、ちゃんと頭を使って想像して見なさい、聞きなさいと。

 

でそうこうしてるとガキガキくんがフライパンに油入れ過ぎたとかで、捨てる捨てないでわちゃわちゃして、紙(キッチンペーパーだったかな)に吸わせなさいと。こんな自然の中に油を捨てるんじゃないときつめに言われたガキガキくんはふてくされながらも、ちゃんと指揮官かなきちの言うとおりにする。

 

この一連の流れ、舞台はたった一つの「かなきちキッチン」でしかないこの場面での一連の流れがとにかく面白い!

 

万年お寒い吉本新喜劇よりもはるかに、たったこれだけの場面のかなきち劇場の方が遥かに面白い!

 

 

あるいはココ。

いよいよカレーを作り上げるぞ~って火元での作業に汗だくになりながら、後輩にやらせるのではなくて、後輩と共に一緒になって作業する指揮官かなきち。

大抵の先輩女子はこーゆーのもを嫌うから後輩にやらせるものだし、汗ばむのを嫌うから寄りもしないで遠目から見るものだ。

 

しかし指揮官かなきちは違う。

汗だくを恐れはしない。

ちゃんと「海鮮チーム」として、チームみんなで一緒に参加してカレー作りに勤しむのだ。

指揮官かなきちの汗の拭き方が妙に可憐で素晴らしかったし、この人は横顔が非常に美人に映る女子なのだと気付かされた。

鼻下と上唇の狭間が西洋の美女風で、すると自然とアメリカのアニメチックなまつ毛くるるるんっ♪って絵が想起される。

 

それでカレー作りの続きの話をすれば、カレー粉を入れすぎちゃってトプトプトプトプし始めちゃって

「魔女が作る…アレみたい(笑)」

ってピックアップもまた楽し気でしっかり描き出してるし、さあ完成しましたー食べましょーってその前に

「みんな、椅子をこっちに持ってこようよ。眺めのいい景色と山をバックにさ」

でみんなそうする。

エエやん。。。

かなきちが一人でするのでなくて、ぼそっと言って無下にされるのではなくて、しっかりとみんなそれに従うし、ちゃんと演出して魅せれる指揮官感がまた素晴らしい。

この場においてそれ(椅子の動かし)ができるのはスタッフの指揮を除いてメンバー内では門脇佳奈子のただ一人しかいない。

 

どこ向いて食ってんだよコイツらwwwwwwwww

って恥辱な晒し者を回避したんだよね…。指揮官たる目がそれを避けてくれたということだ。

それでカレーをよそいましょー

って場面でもしっかりと指揮官かなきちを真ん中に、そう、キミたちアイドル女子ら憧れの「センター」に据えて5人みんなで寄り添って楽し気に自分たちで作ったカレーをよそうし、上の画像を見ての通りもう一方の野菜チーム(白)はざんない姿だ。。

だからこの場面、ほとんど野菜チーム(白)は映らずにずっっっっっと海鮮チーム(オレンジ)が映し出されていたのが皮肉にも面白い。

カメラに汚いケツ向けてんな!

って、指揮官かなきちだったらしっかりピックアップするだろうが白にはそれが出来ないし、むしろ先読みからの逆的に、あのポジショニング(位置取り)は、指揮官かなきちの思惑でもある。

上でゴチヨゴチョ述べた「なぜ指揮官が必要なのか?」「不在で何が悪い?」の素晴らしき答えを指揮官かなきちが分かりやすい絵入りで見せてくれている。

この辺の「カメラを意識したやり方」は指揮官ももちが得意としていた仕切り具合でもある。

 

 

さらには大役MCとしてもきちんと活躍する。

横顔が美人だ、ではなくて横顔がより美しいが正解だ。

 

番組開始してすぐに、3期生の日下このみ(このみん)が、タケノコ採りに一人で、別行動でぼっち始動している。

顔がエノキタケに似ているという理由でキノコ採りとは…それはそれで酷いが何よりひどいのは行かすだけ行かして、「中継先のこのみ~ん?」的なそれは1度のみで、無下なる扱いをし、さあ何時間と山中を歩き回って汗だらっだらになって帰って来たこのみんを、他のメンバーたちは無視するかのように「バーベキューの肉焼き、肉喰い」に集中している。それは、もう一人のMCの大阪のおばちゃんもこのみん?誰それ?状態でBBQモードに徹している。

 

さあさあさあ!

 

そしてここで指揮官かなきちが登場する!

 

ちゃんと、このみんが帰ってきたことを察して素早くフォローしに入って来たし、話もちゃんと聞いてあげるし、なによりも

「このみん帰って来たよ―、みんな話聞いてあげて」

って、肉つつき回してる民族猿どもらにちゃんと声をかけてあげるんだよね。

「これだけしか採れなかったですー汗

「いやいやいや自分何してくれてんのー汗

って、ワチャワチャはしゃいで楽しくやる指揮官かなきちだ。

ここで何よりも大切なことが、「よく頑張ったねー」「大変だったでしょう」と、そっちへ持って行っても、ダメなんだよね。

悲壮感を避けて面白可笑しく魅せていくにはそっちの方向ではなくて、そっちだ!

 

 

それでこのみんのくだりでこの後が非常に面白くて

 

帰ってきたこのみんをまずは焼き係に早々に駆り出し

民族猿どもらはま~たバクバクバクバク喰い散らかして、帰って来たばかりの後輩このみんはせっせと役(焼く)に徹する。

それでこれもまた野菜チーム(白)だよだから。

指揮官不在のとっ散らかすだけ散らかすしか能のない野猿チーム(白)がさ…

AKB的総選挙で万年圏外の雑魚キャラの如き分際が、しかしNMB48的には1期生の先輩川上れなぴょんが

「あーん。。キノコだけこんなに余っちゃったよ~~~汗

言って、どうするのかと思いきや、エノキタケに顔が似ているつながりで

「ほら、このみん?あなたキノコ担当でしょう?キノコいっぱいあるから食べなさいよ。」

っつって、役(焼く)に徹していた健気なこのみんを連れ出す。

 

さすがの指揮官かなきちも、これには苦笑いするしか術がなかったか…

 

それもやむを得ない。

ホントに、ガチで、9時間ぶっ通しでやっているのだからして、常に前に出てしゃべり通し動き通しのMCかなきちだって疲れもする…

 

 

 

って、思うじゃん?

自分が最もこの企画での門脇佳奈子に感動して涙流してスゲぇぇと感動したのは、彼女のエゲつない体力と、落ちることのない精度の高さ、精神の強さである。

疲れを見せない、愚痴の一つもこぼさない、しっかりと、まるで「はいスタート!」って最初の最初の始まりかの如きテンションと精度の高さでずっっっっっっっっっっと、熟し続けているんだよね…こんなヤツおるかぇ?

 

上で、AKB的指揮官に「秋元才加」を真っ先に挙げたが、果たして彼女がここまでしっかりと、持続的な集中力と精神力と精度の高さを以って仕切り上げられるかどうかは疑問符が付くだろう。

秋元才加はある時突然心折れて

「さやかだってこんな一生懸命やってるんだからみんなもっと協力してよぉ~えーん

って、ふとした場面で心緩んで折れて泣きが入ってしまうのが秋元才加の特徴だ。

 

秋元に限らず、中澤姐さんやよっすぃ~や、指揮官ももちだって

「お前らちゃんとやれぇぇぇぇ!!」

って、ブチ切れもするだろう。

こっちの苦労も知らんとお前ら好き勝手にやりやがって…ガキオラァァァァァァ!!怒り怒ムカ

 

でも、指揮官かなきちは違う。

ちゃんとしっかりと、常に高い精度を維持してずっとずっと、面白く可笑しく楽しく和気あいあいと仕切り上げて、やって魅せるのだ。

いい感じの夕涼みの風景の中、ゲームコーナーなんだけど誰もが消極的で挙手しないでダラダラダラダラしている…

9時間もやってればそりゃあ疲れもするだろうそれも分かるがやるんだよ。

 

おっと?

普通だったらそこで「ちゃんとやれよ!!」とブチ切れてしまうものだ?

でも、指揮官かなきちはそんなことはまるでなくて

「それじゃ~こっちから指名するからね~♪(笑)」

みたいな、キャフフ♡って女子感溢れだす楽し気なやり方で進行していく。

 

それでお題を自分たち(MC)で考えるなんて演出をしてみたり、その中で

「今日のMC2人について」

とか

門脇佳奈子の良いところは?」

なんて攻める質問を繰り出してみたり

その問いに2期生のまおきゅんこと三田麻央が

「かなきちさんのYNNのグアム編の、あれがすごく面白くて!」

「その時のかなきちさんがすっごい輝いていて!」

「あれは神回ですよ!」

 

って、ベタ褒めしたにもかかわらず、

「まだ、指名してないから今のはノーカンで(笑)」

 

やるじゃないか指揮官かなきち(笑)

 

かなきちがそのお題「私の良いところは?」って繰り出したとき、三田麻央が勝手にしゃべり始めたんだよね。

「はい、じゃあ誰かいますか?」

って、くだりを飛ばして、三田が勝手にしゃべり始めた。

YNN繋がりでしっかりベタ褒めしたにもかかわらず、指揮官かなきちは「ノーカン」にすることで『あははは(笑)』って楽し気な描きをして魅せたのだ!

 

9時間とやってダレちゃう終盤戦においてなおこの精度。細やかなタッチで拾える凄さ。ちゃんと頭を動かし目で見つめて口で繰り出す。

ホントに凄いよこの人…

もう夜だよ…何時間やっとんねん…と。

最後の最後、ここに来てれなぴょんいじりはウザいよ…絶対鬱陶しいよ、お前出てくんなよって

 

それでもしっかりと、同期で戦友のれなぴょんいじりもちゃんとやってあげて、嫌な顔一つ見せずにれなぴょんに笑いが起こる様に楽しくやって魅せる指揮官かなきちだ。

 

ここのシーンは特に大爆笑が巻き起こっていた。

 

 

 

いや~…見事に長くなったが予定通りだ。

かとみなのアレ以来の字数オーバーだ!

9時間まるまる余さずすべてを観たわけではないが飛ばし飛ばし大部分を観賞して、とにかく「門脇佳奈子」の存在感が毎分、場面場面で事あるごとに際立つ魅力輝いていて、いちいちいちいちその細やかなタッチから大きなものまですべてを拾っていてはキリがない。

 

ホント、この9時間の長編で指揮官かなきちがいなかったら、どうなっていただろう?

 

そもそもブログ前の段階で無断無駄に撮ってしまった画像が500枚。

そこから一次選別でふるい200枚に落とし、二次選別でふるい落としても80枚残ってしまったほど、あれも書きたいこれも書きたい門脇佳奈子の溢れる魅力を書きたい症候群になってしまった、それが門脇佳奈子の魅力のせいだったのだ。

 

 

 

AKBを観ていて常々感じる「指揮官不在のざんない描き」

トップ勢の総選挙スピーチ然り

総選挙翌日の生討論大会然り

この人たち(トップ勢)が前に出て世間に向けて発信する役割を担っているのか…という、ざんなさ加減がAKBグループを影にひそめる。

 

何度か…というよりかなりの頻度で述べてきたと思う

第2の秋元才加の登場が待ち遠しい…と。

ポスト秋元才加はまだか…と。

 

こんな子がおったのかぁ…

 

と、今さらかなきちという魅力際立つ指揮官の存在を知った夏。。

 

とっくに卒業していてNMB48にはもういないんだけどね…

 

天才島田紳助の横に立ち、超長げェクイズ番組のアシスタントMCとして突如現れた大島麻衣を彷彿とさせる才能が、彼女にもあったということだ。。