AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

AKB総選挙2018・54位!~須藤凜々花と名コンビを組んでいた内木志(ないきこころ)について、ここらでちゃんと語ろうか…~

NMB48:内木志

【速報】25位!

【結果】54位(22102票)

あとがき一覧 

【コメント保存】

ここちゃんここで炸裂!

りりぽんの意志を継ぐ者。

速報前の段階ですでに「りりぽん砲がここちゃんを支援砲撃するぞ!」と言われていた通り、その通り見事に炸裂していて笑ってしまったし、感動もした。りりぽんのヲタらが彼女に託してしっかりと投じた証でもある。

推しメン卒業したしー、さや姉出ないしー、みるきーいないしー、ハイハイ終わり終わり。そーせんきょ、くだらね

で、終わらせるのではなくて、次へと繋ぐ、推しメンの意志を伝え繋ぐナイス繋ぎ!

あとはこの一回の自己満足で終わるのではなくて継続していけるかどうか。特に学ぶことも多かったろうNMBヲタは、今年の大惨敗で。

りりぽん砲(正確に言えばりりぽんこと須藤凜々花のヲタ、元ヲタららよる)によって、ついに万年圏外を脱したここちゃんこと内木志(ないきこころ)だ。

AKBの総選挙というビッグな一大イベントにおいて彼女がやってのけるには、同じドラフト1期生で元NMB48の須藤凜々花のおこぼれを頂戴することでしか彼女の成功はなかったとも言える。つまり、去年あんな事態にならずに今もなお通常運転で須藤凜々花がアイドルとして活動していれば、今年のここちゃんのランクインは欠片も無く、毎年恒例の圏外であったことは言うに難くない。

 

面白いもので、自分の見る目がいかに優れているかに驚かされることの一つに、ネット上のレベルで、「あ、コレは偽だ、嘘だ、まるであてにならない」というただひたすら感情で、あるいは適当に、あるいは捻じ曲げて誰も彼もが盛大に述べ散らかしている総選挙予想とは一線を画して、「今年は末永ちゃん来るよ」とか、「今年はかとみな来るよ」とか、「今年は○○ちゃん来るよ」と、サラっと短くさりげなくコメントされているものにこそ目を魅かれ、目が留まり、そして真実味を感じて「これは…本当にくるだろう…」と前もって気付き知り得ていたことだ。

みる目のない程度の低い知的弱者らの喚き戯言の中に、真に知る者がさりげなくヒントを与えてくれているそれをしっかりと見抜いて感じ取っていた自分の「目」の優れていることに、いつもながらに驚かされる。

 

りりぽん砲でここちゃんを!

なんて一見するとふざけているようなコメントも、「これは…マジやな…ここちゃん来るな…」と、しっかりと予見できていた。

 

何にせよ大切なことは書き手の自分の目なんてどうでもよくって、コメントでも述べたように、しっかりと、卒業していった推しの意志を無駄にせず、次に繋ぐことをやってのけた「りりぽんヲタ」「りりぽんの元ヲタ」たちが優れて素晴らしかったことにある。

 

速報の段階で惨敗にまみれるNMB48の中で一人飛び抜けて話題をかっさらったのが「内木志」だったね。

「誰それ?」「だれ?だれ?」って、ある意味では「速報効果」もふんだんに享受できてなお良しとなった。

それでこれで、もともとからここちゃん一筋で推してきたここちゃんヲタらが「行き場を失ったりりぽんヲタら、でしゃばってくんじゃねーよ」「余計なことすんじゃねーよ!」「ここちゃんはオレたちで推すからほっとけ!「裏切り者を推してたようなお前らは関わるな!」

なんてそんなことは一切なくって、「りりぽんヲタさんたち、ありがとう。」「ここちゃんに投じてくれてありがとうございました!」って真摯な姿勢を見せているのもまた素晴らしい。

結局、ヲタキモい、ヲタはキモいって、確かに変なの、病的なの、異常者そりゃあいっぱいいるかもしれないけれど、出来てるヤツらだってちゃんといるんだってことを魅せてくれた熱い場面ともなった。 

こーゆー場外…乱交…イヤ、違う…蚊帳の外の場外で魅せるヲタらの熱い友情物語ってのも、悪くないものだ。

それでまたそれがしっかりと「内木志54位!」として見える形で結果に残ったことがより楽し気に映るし、ここちゃんの笑顔のスピーチや嬉しげな様子が「いち推し」「いちファン」としても嬉しくなるだろうし、去年は衝撃の発表で心傷つき落ち込んだりりぽんヲタらも、ここちゃんの笑顔に一時の安らぎと癒しを得たはずだ。

 

合わせて自分自身、反省させられたこともあった。

須藤凜々花を持ち込んでの様々な非難や批判を行っている者にNMBのヲタらはほぼいないということだ。

実は、(熱心なりりぽんヲタやファンはさておき)多くのNMBのファンやヲタ、もちろんメンバーたちはすべて、須藤凜々花を悪くいうものなどいなかったのだと、気付かされた。それは結婚発表当日からずっと。だから、今さら須藤凜々花を持ち出してやんややんやと喚いている連中なんてものはNMBのヲタでは欠片もない。「アンチは外からのみ」でしかなかったということだ。

 

りりぽん砲でここちゃんを!

が、十二分に伝えてくれたし、教えてくれたし、証明してもくれた。

NMB48のファン、ヲタ、メンバーみんながやっぱり何であれりりぽんを「優秀な逸材、アイドルの秀才、戦友の絆、頼りになる仲間、可愛い後輩、山本彩に次ぐ山」として見ていたんだよね。

須藤凜々花がやらかしたことそれそのもの自体によって、NMB48の戦力(魅力や人気)がダウンしたのではなくて、須藤凜々花という戦闘力割と高めなメンバーが抜けてしまったことによる戦力ダウンだったと、メンバーはもちろん、ネット上のレベルのコメント欄にすら今となってはチラホラと本音として現れ始めている。

 

ちょうど去年、須藤凜々花のそれによってAKBにふれるきっかけとなったがその当時は「な~んだ、たかが20位が如きのか…」なんて態度で須藤凜々花のその20位という順位を舐めていた自分も今となっては、「この20位ってのはとてつもなく凄い…」と、鳥肌モノの伝説の20位だと実感、驚愕できるまでに成長した。

オイオイオぃ…ここはここちゃんを語る場であって、裏切り者の須藤を称賛する場ではないぞ、と?

今さらアイドル須藤凜々花を語ってるとかマジキモいんですけど~www

 

と?

 

知る人ぞ知る「りりここ」コンビは、アイドル界に蔓延る偽物コンビらとは格が違う最強のコンビだった…

 

ここで、女子ってものは遊べてないから…と散々に語ったが、まさに遊び方を知らないから使い方を知らないし楽しみ方(魅せ方)を知らないのが現代女子らのある種の病と言ってもいい現象がある。

「ビジネスパートナー」とか「ビジネス不仲」とか、おふざけ半分でやっているのならまだしも、ネット上のコメントからヒント受け取っちゃって、真に受けちゃって、まんまとやってしまう馬鹿も多くいる。モーニング娘。の現役メンバーの石田亜佑美小田さくらがいい例だろう。

 

そういう無様な偽とは違って、「りりここ」ってのは真にパートナーシップとして完成されていた。

遊び方を知ってるから使い方も知ってるし楽しみ方(魅せ方)も知ってる須藤凜々花が、これもまた中身伴ってる同様のここちゃんといじりいじられわちゃわちゃはしゃぐ様子はなかなかに楽し気だった。

 

上で述べた嘘、偽、演じ、あるいは女子ら特有の「ベタベタベタベタ」くっつく仲良しっ♡ではない、芸能界という戦場を共に戦う同志、戦友としてのコンビ感が観る者を魅了し惹き付けていた。

だからあのー、同じNMB48の2人の先輩にあたる三田麻央ってのはインドア派で無様なオタクだからしかしだからこそ見る目は肥えているもんだから「りりここ」コンビが好きだったよね~

コイツ、りりここ好っきやな~wwww

って(笑)

どんだけまおきゅんりりここ好きやねんwwwww

って。

もう「好き!」って言っちゃってるし…

って。

 

りりここのように完成度の高い真にペア、パートナーって(アイドル界では)なかなかいなくって、探せば例えば…ツインタワーで名を馳せた「秋元才加宮澤佐江」なんてものもいたし、「大島優子高橋みなみ」なんてのもいるし、そりゃいるにはいるんだけど、大切なことは真にパートナーでありなおかつ「その見た目がアイドル女子的」であるという点で、りりここはなかなか例を見ない特殊なタイプだったのだ。

たいていその手のカワイイ系たちは、ベタベタしちゃう系に走りがちで、まさにキモしか寄り付かない変質的な世界を築き上げてしまうが、りりここはそことは一線を画して凛としてよくできた名コンビだった。

上善は水の如し…

 

2人の魅力ってまさに水の如き様にある。

 

中国様様の尊い古き教えの書にある孟子だか孔子だか荘子だか老子だかに出てくる言葉で名言の一つとされるセリフ。

何事も、水の様であれ、と。

無欲、無心、謙虚、柔軟。

水ってものはすべてにおいてなくてはならない存在でありながら、下へ下へと低い位置へ身を置いてでしゃばらない、それでいて必要な時に必要な分だけ活躍して自己主張を強くしない。偉大な存在でありながら謙虚で無欲である水というもの。

 

じゃあ豪雨はどないしてくれんねん?

というツッコミであっけなく散る程度の低い古き時代の例え言葉ではあるが、大切なことはりりもここも「それなりに中身が詰まっていて有能でいてなおかつ、謙虚である」という点だ。

ホント、この二人は腰低いでしょう~?

低姿勢、低姿勢で謙虚ででしゃばらない、それでいて必要とされる場面ではしっかり活躍して、それでいてなおその活躍を鼻にかけない。

ホント、驚くべきだよね…十代の女子でこれができるとは…

 

最初の方で「自分って見る目有るわ~超マジ凄いんですけどー;w;」

って、自分で言っちゃってる馬鹿さ加減丸出しを読んだ時読者らは

「コイツ、アホちやうか?」「コイツ馬鹿じゃねーの?」

と誰もが思う。

そうではなくって、こいつバカじゃねーのって言われないで隙を見せない2人の謙虚な姿勢、「自分なんてまだまだですよ」「ひよっこですよ」「ダメダメっすよ」って口で言ってるだけじゃない態度をとってるだけじゃない心の芯から謙虚である点が素晴らしいんだよね。

それで「ペア、コンビ」である魅力ってのは、それぞれが持つ役割が光るからなんだよね。

つまり、須藤凜々花は口が達者で頭の回転も鋭く速くエゲつない機転力で様々な世界観を描き魅せるし、ここちゃんはそこではなくて、動的な部分で「できる子」だから、りりぽんはまさに口だけ達者…でしかないところ、動的な部分が無様なところのそこを、ここちゃんがカバーしてくれるんだよね。

二人三脚で障害物徒競争を2人で30キロくらい走らせたくなるような、そんな良きコンビかな。

 

NMBヲタらが大好きな独自のコンテンツ様様のYNN企画において数少ない神回の内の一つに数えられる「卓球対決ちゃんぷる~~~!」で、りりここの良さ、面白味がふんだんに出てたよね。

しゃべりで須藤が盛り上げて、ここちゃんが動きで魅せて盛り上げて。隙が無かった。

このコンビが出演していなければ、それはそれはよくある「YNNらしさ」がふんだんに溢れてクソっと失礼、そんなにあんまり面白くはない回に成り下がっていただろうし、りりここどちらかが欠けていてもダメだった。

2人が揃うことで、そして組むことで、魅力的になる。彼女たちが、ではなくて描かれる世界(作品)が。

 

程度が低い駄馬ら諸君でも「貞観の治」なんて文字の羅列の一度や二度くらいは見たり聞いたりしたこともあるだろう?

「さだかん」ちゃうで?

房玄と如晦󠄀の名コンビがなした傑作政治である。

りりここってのはその二人の様でどちらが欠けてもダメな良き相棒みたいなものであった。

 

多くの見る目のない連中たちは「不仲」とか「喧嘩仲間」とか「アイドルの女子らのキャピキャピ感」とか、あるいは須藤が卒業した後にここちゃんが「りりぽんとラインしたよ~笑」なんて話題を出せばここちゃんりりぽんとまだ繋がってるんだね!仲いいんだね!って、そーゆー目でしか見れていないだろうが、りりここの真の魅力は意外とわかりやすい形で目に映る。

明石家さんま島田紳助とか、ダウンタウンウンナンみたいな、ベタベタくっつく仲良しではなくて、いい距離感を保った「同じ釜の飯を食った戦友」であると。

そもそもふたりの精神、心や態度が「男っぽい」から、どうしたってそうなってもくるものだ。

 

話変わってある時期のこと。

アイドルの秀才でもあった須藤凜々花はずっと一軍にあたるチームNでい続けた。

たいして、ドラフトで指名されてチームB2に加入しておきながら、その意思や思いを無下にしてまで二軍に埋もれていた内木志を、一軍のチームNへと移動しているんだよね…。

時期同じくして、2人と同期のドラフト1期生の磯ちゃんが、チームMのサブリーダー?こっちはなんて言うんだっけ…ハロプロとごっちゃになってしまったけれど、副キャプテンだかサブリーダーだか副リーダーだかサブキャプテンだかの、地位に就いていたりもする。

 

須藤凜々花と、内木志と。

同じチームにして、もう少し先の未来で、ふたりをどう扱っていただろう…

SKE48で、チームSのリーダーに程度の低いドMの豚をあえてリーダーにするという試みは、非常に楽し気に映ったよね。

やるなぁ…

SKE運営やるやんけ!

と…。

 

内木と須藤の名コンビがリーダー・サブリーダーを務めて率いるチームN、結構結構、楽し気楽し気、そーゆー斬新で面白そうな魅せ方をしていくことは今後も必要だろう。無難ばかりでは何も弾け飛ぶことはないのだからして。それに、AKBグループってのはガチガチの軍隊志向のハロプロと違ってそーゆー遊び心やおふざけ感を入れ込む余地が多分にあるという魅力が武器でもあるはずでなおかつNMBってグループそのものの存在がふざけているのだからなおいける。

何やっても問題ないバカ48人、なのだから…。

 

 

この二人ってまさに、「ウサギと亀」を彷彿とさせるコンビだった!

 

一方は知的で賢く何事も器用にこなしてピョンピョンピョンピョン芸能界という戦場を一人駆け抜けていく。そうしてある意味で女性の一つのゴールテープをもその勢いのままに切ってしまった…

 

その一方でもう一方はタラタラダラダラ、どんくさい、のろのろゆっくりと、しかししっかりと地に足付けて一歩ずつ、中身を伴って確実に身に付けて、揺るぎのない歩みを以ってどっしりと進んでいく。

 

 

りりここが良く出来た名コンビだったからといって

りりぽんの分まで頑張れ!

とか、

りりぽんの思いを託した!

同期の絆を!

なんて、そんな思いを抱いてはいけない。

いけないのだが、やはりどうしたって須藤凜々花の面影が浮かび上がってきてしまうものだ。

 

戦場をバラエティに移したウサギは、ヘラヘラチャラチャラした態度で下ネタ連発して相も変わらず楽しそうにはしゃいでいるその一方で、亀の子ちゃんは汗にまみれて今もなお自称アイドルとして恥辱にまみれて懸命にプロのライバルたちとしのぎを削る。

 

がんばれここちゃん!

 

と、思わず応援したくなる魅力にあふれている内木志の、今後の歩の進みが楽しみでもある。