AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

【判明】カントリー・ガールズ小関舞の学業優先が大成功だった件。。

 

小関舞こそメジャーで有名どころの女性アイドルグループの中にいてこれほど恵まれて幸せな楽し気なアイドル活動を出来ている者もいないんじゃない?ってくらい、今となっては恵まれている環境にいることはもはや誰も否定できないまでに至った。

1年前の移籍・兼任・残留発表時、小関舞が最も悲壮感漂わせているように蚊帳の外からは見られがちで、「残る理由があるのか?」「何しに残るのか?」「何ができるのだ?」いろいろ言われはしたものの、今となっては大大大大大逆転!の「最も恵まれたアイドル活動をしているアイドル」のように映る。

ひとつ前の記事でカントリーガールズについてあーだこーだと書き散らしたものの、ひと昔のように、あるいは一般的なイメージのように、一輪の高嶺の花をドォォン!と高く掲げで「This Is アイドル!」として崇拝し心の寄り処として鑑賞したり楽しんだりするのではなくて、だだっ広い花畑にあれもこれもととにかくいろいろな小汚い花を植えこんでさあさあさあ!寄ってらっしゃい見てらっしゃい!ってミツバチを寄せ集めるようなカタチ(花)が、「イマドキの多産型アイドル」なのだから、だったらそのスタイルに合ったアイドルとしての在り方やベストなやり方、魅せ方が新たに出て来るはずだ。

ハロー!プロジェクト20年と掛かってようやく「鈴木愛理」といういち花を、大人たちが作為と意図と意志を以って一輪の花化を狙い植え替えてソロ化させて、ようやく「一人のソロアイドル歌手」として成功したように、そういう大人たち、作り手たち、黒幕たちが本腰入れて手を加えない限りは、「アイドル歌手としての成功」は、いち花(アイドル達)自身ではどうにも手も足も出ないのが現状で、だったらその仕組みに合ったアイドルとしての在り方やベストなやり方が必ずある。

 

そんな中にあって小関舞は、「学業ガチ優先」で、普通に学校に毎日通ってるんだよね。

プライベートの詮索とかそういうことではなくて、10代女子の短い青春時代をきちんと同世代の男女と共に過ごせてるって、素晴らしいことだし、学校行かないでただただアイドル(芸能界)の活動ばかりしていて狭い世界に閉じこもって視野を狭めていてはどうにもならないワケで、人間的に完成度の低さにもなるわけで、そうではなくてしっかりと同世代たちの空気感や風を感じて自身もそこに身を置いてって出来ている小関舞は、非常に幸運な環境下にいるのだな~と改めて思わせられる。

カントリーガールズのやなふなコンビやかつては勉学心を持っていた漢検資格大好きっ娘。森戸知沙希(もうEJKだっけ?)も通信制で学校行かずしてって、頑張ってはいるようだけど、「卒業」に含まれる非常に大切なモノを欠いては何か虚しさが漂ってきてしまう。そこを欠いてまでしてなにかこう必至に、あるいは懸命に活動をこそ第一にして勤しむ姿が哀れでもある。

もちろん他人の人生の選択、歩み方に、蚊帳の外の自分の様な虫けらの如きが偉そうにあ~だこ~だといったとて、だ。

しかしそこに、小関舞という「青春真っ只中の現役アイドル女子が、ちゃっかり青春しちっゃてる、できてる」存在がポンっといると、どうしてもそこと比べて「あ~、…可哀想に…」という気持ちがこみ上げてきてしまうものだ。

 

それで基本的にはメジャーな女性アイドルグループの女の子たちは意外と不思議と「そんなに忙しいか?」って言うようなメンツらですら忙しいらしく、学校にほとんど通えないでアイドル(芸能界)の活動に専念している。

だから小関舞の選択「学業ガチ優先」は素晴らしかったと今となっては多くのヲタが「舞ちゃんの独り勝ちwww」を称賛するに至った。

学校にちゃんと通って、それでいて「あたし、アイドルやってますけど、何か?」「あたし、芸能人ですけど、何か?」ってドヤ顔も利くし心も精神も楽し気でそれでいてクラスメイト達は「気色の悪いヲタ」ではないから、小関舞が何だろうとクラスメイトとして接してくれるし、彼女自身も(当たり前だが)変に威張らず変に下がらず接しに行ける度胸や強さを小関自身も持っている。音楽会やら体育祭やらで小関のクラスが優勝優勝また優勝!小関はそれで出しもののヒロイン役をやったり指揮者をやったり、大いに活躍している話題は蚊帳の外のヲタらに対してではなくて、まずは彼女自身の心の豊かさと尊厳の維持とを得、さらに他のハロプロアイドル達に「あたし青春してまっせ~ヘッヘヘ」という暗黙の魅せ付けにもなっている点が面白い。

 

ところで小関舞で本当に面白いな~と常々感じているのが、学校でちゃんとヒロインになれる、花になれる存在であるという点。

こんなことはあくまで想像、妄想でしかないかもしれないけど、やっぱりそうではなくって、彼女の学校生活報告日記と化したブログでの綴りや、あるいはカントリー・ガールズのメンバーたちの「小関ちゃんの凄さ、パワフルさ」あるいはラジオやイベントのトークでよく飛び出す「私小関舞の学校生活の出来事」などを見たり聴いたりするにつけ、デビュー初期の頃に魅せ付けられた「コイツは…只者じゃねーぞ…」という風格、オーラ、強さ、存在感を、改めてあの時感じた感覚は確かだったのだと思わせられる。たかが小学生とか中学生のガキガキくんの女の子の如きに。。

 

生理の匂いがまるでしないらしいハロプロだけで言うとホント地味子ちゃんにまみれていて普通で物静かな良い子ちゃんたちで、ホントもう言いようがないくらい普通でしょう?

クラスの女子でそんな子おったよ、いたいた、系。

別に何ってことも無いし、男子とおしゃべりするの照れちゃう系とか免疫ない系とかもいたけど、でもまあまあ、普通な感じでな~んかそーゆー女子っていたよね…。いい意味でとっつきやすく、いい意味で寄ってこない、女の子同士で固まってたり。

他のハロプロアイドル達が学校で友達いないとか遊ぶことも無いとか繋がりないとか孤独だとか、いちいち言っているのを真に受けても仕方がないんだけど、小関舞はだから逆にこんなことしたよ!あんなことしたよ!友達たくさんいるんだよ!クラスメートたちと青春爆発しとんねん!!って、積極的に楽し気な世界観を「アイドル活動とは別の場所」でしっかり描いているという魅力が映える。

 

自分も学校大好き人間だったから小関のその感じエエわぁ~って、なってしまう。。

これは島田紳助の言葉

「学校なんてオモロない者にとっては何もオモロないで」

「自分から楽しもうとしなきゃなんもオモロないし、学ぼうとしなきゃ何も身に付かん」

それで紳助は一人っ子というのもあって寂しがり屋で、不良のくせして学校大好きで「皆勤賞だった!」なんてどこまでホントかわからないけど豪語していたね…。彼の話の端々には常に「学校時代の思い出」「学校で得た知識や知恵」が混ざり込んでいた。つまり、紳助がホントに単なる不良で学校さぼっているただのアホだったら、天才芸人島田紳助は無かったと確実に言える。

 

小関舞の話に戻せば運動会とか体育祭で、「応援団長やります!」「指揮者やります!」「その役やります!!」って天を分つほどにのびのびと高らかに挙手する女子…そんな女子エグすぎる。。

それでまたその挙手する女子の美的面が例えば元AKB48秋元才加的に「はいはいはい、だろうね。。」みたいな偏見も甚だしい申し分けないけど「はいはいはい、キミなら、ね。。」的なじゃなくて、小関舞の美的面が「オレにやらせろウキァァァ!!!」って積極的に挙手するのだからたまったもんじゃない。

彼女のクラスメートの男子たちは小関舞をどう見ているのか、ちょっと気になってしまいもする…。

「舞がいるからー勝てたんだよ!」

「舞がいるから―、優勝したんだよ!」

ラジオやイベントで語り散らす小関だけど、クラスメートはど~せ見てないし、聴いてないしのブッ込みなのか…小関のその感じいいね!いいね!なのか…、そもそも小関のはしゃぎようとは別に「別に体育祭とかど~でも…音楽会とかど~でも…」的な冷めた感じなのか…

それでクラスメイトの音楽会優勝やったね!記念集合写真的画像…

あれは何だったのか…カントリーブログだったのか…

クラスメイトのみんなモザイク無しで顔出して載ってた気がするけど…最初それ見た時「エエわぁ~熱いな~クラスメイトエエヤツやなぁ(笑)」って感動したんだけど(小関舞がそーゆー活動をしていることはみんな分かっているから協力的な空気感を感じた)、今思うとネット民の切り出しだったのだろうか…「やっぱり小関が一番かわいい」だの「さすがアイドルやってるだけあって別格だな」とかコメント溢れていたけど、、、無断系なのか…まあいいや。。

そーゆーのが随所にこぼれ落ちるから、小関舞の学業ガチ優先はある意味ではアイドル活動一点集中して同世代との交流を断ち切って隔離された世界で朽ちたるおっさん連中相手に程度の低いアイドル活動をしている他のメンツらが、どうしたって悲壮感漂う哀れな姿に見えてしまう。

 

 

先の記事で「ハロプロの行事化」について語ったが、まさにその通りなのだから、学校行ってる小関も結局なんだかんだで

その中に各メンバーの「バースデーイベント」があり、新曲配信もちゃんとして。

DVDマガジンで遊んでラジオでくっちゃべってブログやって、息抜きもちゃんとあって。

 

普通にハロプロ的活動(アイドル活動、芸能活動)ができてるんだもん…いいじゃんこれで。

カントリーガールズとして、ファンやヲタたちは「ツアーやライブ、コンサート」がないことを悲しむ声がかつては多くあったが(音楽、ステージパフォーマンスを楽しむ志向が強いハロヲタだからこそ)、しかし今となっては「ハロコン」でしっかりカントリーガールズですっ!!ってアピールできているし、年に二回のカントリーガールズのイベント(つまりはライブ)も出来ている。

モーニング娘。のように年中安売りして頻繁におんなじことの繰り返しをやるよりも、「ここだ!ここしかないんだ!」って年数回の落選祭り状態の貴重なレア的存在へと昇華したのだから、結果的にカントリーガールズは、それはそれで面白い存在になったともいえるしある意味では勝者でもある。

指揮官ももちの言葉

「レアって、いいよね(笑)」

「レアの方がいいよね。」

「ありきたりよりもレアになることを目指せ!心がけろ!」という教え。

ももちイズムの一つでもある。

※もちろん彼女たちカントリーのメンバーからすれば、カントリーガールズで回って盛大にやりたいという意欲、強い思いはあるだろうけど、「現実はそうではない」のだから、だったら今の「レア・ガールズ」を全力で楽しみ魅せ付ければ良い。

 

だからこれもまた面白い話、『カントリー・ガールズ』と名がつくイベントなんかは落選祭りでファン、ヲタが一斉に集ってくるんだよね。それで現場はどうかって、とにかく「レア」な瞬間、「レア」な場面なのだから、「ここしかない!今しかない!全力でいくぞ!」という、もしかするとアイドルとオタク本来の関係性(熱さ、推し感、熱気、情熱)が、カントリーガールズにおいてもっともよくあらわれる。

モーニング娘。はもはやアイドルではなくアーティストと化して違う方向へ行ってしまいとうとうマツコに飽きられてしまったようだが。だからこそそこと比べてみると、カントリーガールズの「妙な雰囲気」「野太い熱気」は、あぁ、なるほど…、アイドルとオタクの距離感ってそもそもこうだったのではなかろうか?と気付かされる。

※ついでに言えばAKB勢のヲタラとは違い大人な落ち着いた紳士・おじ様たちが多いから礼儀やマナーもきちんとできている。熱くなりすぎてやらかす率は他のアイドル勢と比較してはるかに少ない。スーツ姿がやけに目に付くのもハロプロならではだろう。アンチの多さは人気の証、なんて言っちゃってるような無様なAKB勢と比べると、ファン、ヲタの質の良さが傍から観ていても心地いい。だから上手くやればアイドルオタクではない気持ち悪いのではない一般の人たちからの支持や人気も得やすいだろう。

 

それでそんな中にいて学業ガチ優先の小関舞はホントに恵まれた環境下にいるのだなぁ~と、またそこへ戻るのだ。

 

 

それでまた彼女の性格がすごくイイよね。

学業優先によって、カントリーガールズは移籍兼任の刑に処されてバラバラになってしまった。

※※※語弊のないように言っておくと※※※

小関舞、山木梨沙が学業優先します!と言ったから移籍・兼任になったのではなくて、行事化によって作り手(スタッフ)が不足し楽曲も不足し、多くなったグループを減らす目的でメンバー全員を移籍させる予定だったが、小関と山木はもともとから普通にちゃんと学校に通っていたので、移籍先での活動が厳しいと判断されて、だからと言ってじゃあ解雇だ、いらんいらん!お前らみたいな移籍できない奴らは、なんてことをもちろんするはずもなく、「学校なんてやめちまえ!!」となるわけでもなく、カントリーガールズに残留して学業優先、という経緯が正解。

一岡伶奈の新グループ発表からわかるように、20周年に向けて新グループを作りたい意欲はある、しかし不足不足不足、多すぎるグループを削りたい思い。一岡グループの誕生に発表から一年半もかかっている点がいろいろと「カントリーガールズの移籍・兼任に潜む大人の事情」を証明し、教えてくれた。だからこんなことは無意味な想像でしかないけど、山木も小関も学校に行ってない(つまり通信的な、あるいは芸能活動に理解のある学校であれば)、あの段階で普通に移籍メンバー同様に、ファクトリー2種、あるいは森戸知沙希と共にモーニング娘。の小関舞ですっ♪なんてことにもなっていたかもしれない。

そして何よりも、どちらか一方が行ける場合、ホントに「一人カントリー」になっていた可能性すらあった。さあそして見えてくる真実は…大学生の山木梨沙、彼女は実は、「移籍できる派」だった。しかし、可愛い妹の小関舞を一人残して「一人カントリー」にするわけにはいかない、そんなことはできないと、自分(山木)も大学生という口実を利用して「学業優先の残留組」になったのだ。年上のお姉さん山木梨沙らしい愛ある犠牲でもあるし、それを分っているから移籍した3メンバーたちも、移籍先のグループ活動にも全力だし、カントリーガールズでの活動も全力なのだ。「やなみん」こと梁川奈々美はジュースの活動が忙しすぎて「世界ツアー(メキシコ、イギリス)なんてしてたりもする。」そんな彼女はあまりにも忙しい中で、カントリーのライブの振り付け覚えが全然できてなくて、「ヤバいよヤバいよ~」。。。しかしカントリーも他のメンバーたちもやなみんの多忙さを分っているから「無理しないでね。」というスタンスであったが、「我こそは梁川奈々美、ももちイズムを継ぐカントリーガールズのメンバーだぞ!」と言わんばかりに懸命に練習を積んで、見事にライブで魅せ付けて、他のメンバーたちを驚かせた話は彼女たちのラジオのトークの中で披露されている。男義にも似た恩義、熱い情熱を持つ「やなみん」だからこそ、梨沙ちゃん舞ちゃんの境遇と絆、事情を知ればこそ、年に数回のカントリーライブを自分のせいでヘボいものにするわけにはいかないという根性を発揮して魅せたのだ。

 

それでー…

無駄な説明がだいぶ脱線を施してしまったけど何が言いたいかって、「学業優先」によって、自分(小関)はカントリーガールズに残ってしまった身でありながらにして、小関はさらに「大学に進学したい、行きたい!」と何度か語っている点が非常に面白い。

一応それが枷となって、残留組となったし、あるいはまさに少し前のモーニング娘。尾形春水のように、大学進学のためにハロプロを卒業した者もいる。それを見ておきながらにして、あえて行きたいと言える小関の良さ。

今はまだ高校一年生だしこの先何が起こるか心境がどう変化するかなんてわかりようもない、「進学したい」と言ってしないでハロプロ一筋になっちゃう系かもしれない、別にそれはそれで何だっていい、そこではなくて、何かこう小関舞らしい、「私は他のグループで活動するためにハロプロでやるんじゃない。ももち先輩と共に歩んできた私の唯一の故郷カントリー・ガールズでだけ活動できればそれでいい」という強いカントリー愛や信念、リスペクト感が醸し出ていて、ますます小関エエわぁ~、と思わせてくれる。

2018バースデーイベントの出来栄え…「枯れた才能」と表現したことが恥ずかしい、なんて浅はかだったのだろうと思い知らされた。。

 

学校に普通に通い経験することの全てが血となり肉となり栄養を与えて、じょじょにじょじょに、再び開花へ向けて躍動し、彼女のアイドル活動に真価を発揮し始めてきている…

 

ハロプロ及び現代アイドル達の最大の弱点「人間力の無さ、弱さ」

それは学校に通わずに芸能活動一点にひた走ることで欠けた部分が大きな弱点となり、魅せ方や表現の仕方、あるいは「度胸や根性」や協調性に欠けて哀れに映し出される。

学業ガチ優先アイドル小関舞の今後の披露が楽しみで仕方ない。