AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

松井珠理奈復帰おめでと~🎉記念企画第二弾!! ~SKE48だけが持つ至高の強み、『野っ原の魂』とは?~

 

たとえば…

 

梅雨明けて初夏の陽が差し込む日曜日の6時とか7時くらいの早朝の時間に

 

「ドライブ行くぜ!」

 

っつってガールフレンドを自転車の後ろに乗せて(ゆず的な乗せではない、立ち乗りだ。。)朝の爽やかな空気の中煌めく日差しを浴びて自転車で冒険的な気まぐれドライブをする。

 

途中、ぐねぐねとぐねった坂道、脇には竹だか笹だかの木と葉のはみ出がいい感じに初夏の朝日を木漏れ日化して涼し気な坂道。

 

その坂はというと結構な長さのある蛇的うねりの坂道で、勾配もなかなかにきつい…

 

ガールフレンドは降りることなく「いけいけ~登れ登れ~!」

 

子豚ちゃんのように可愛いガールフレンドの重量感を後ろに感じながら、懸命に自転車を漕いで登る。

 

さあそしていい感じのところに来て…

 

下る!

 

ものすごい速度が出る。

 

スピード感。

 

ジェットコースターのような風を切る速度感に、お互いふたりは「キャー!ワー!ウォー!」

と叫び狂って、下る。

 

面白かったからもっかいもっかいワイワイ♡

 

なんて子豚ちゃんが言うもんだから、また登り、また下る。

 

下る途中、途中で、登りあがった太陽の陽に目が眩み、眩しさで怖くなってブレーキを強めにかける…

 

っと、前から車ぁ!!

 

華麗なハンドリングでかわす。

 

さあ何度か繰り返して、次は「あたしがやる!」

って子豚ちゃんが自転車運転してボーイフレンドの方が後ろに乗り、下る遊び。

 

怖い怖い怖い怖い怖い;;;;;;;;;;;;;;;;

 

キャー!

 

っつって楽しそうにはしゃぐブタに対してイケメンの彼氏は

「前見て前ぇ!」

「ミラー見てミラー!」

「車車車!!!!!!!!!はぅあ!」

 

ブッブーー!!

 

ガールフレンドの声ではない。

 

ラクション思い切り鳴らされてすれ違う速度出しまくりの車。。。

 

こわぁ。。。。

 

よし、十分楽しんだし、帰ろっか♬

 

え~、もっかいやりた~い

 

ご飯いこ!おごるから!

 

おっけ~

 

10時半くらいの中途半端な時間に、汗だくのまま涼しいファミレスだかに入って飯食って、そのあと部活だからじゃ~ねーって去っていくブタ…っと失礼、天使という名のステキ可愛いガールフレンドだ。

それが部活ではなく

「この後、劇場公演だから、じゃ~ねー」

だったら、どれほどに輝かしい青春系アイドルであるだろうか…

でもそれは無理なのだから無理でもいいとしてそこではなくて大切なことは

こうやって野っ原に繰り出して男の子の遊びを経験出来ているか否か…

20、30のおばちゃんと化してはできることも無い男の子の遊び。

 

野っ原の魂を鍛え手に入れたか否か…

 

そこを思うとき、SKE48は恵まれている。幸運だ。

初期メンバーたちの不甲斐ない活動によって一時期はレギュラーすべてを失い、シングルすら出せないという地獄のどん底を味わっているのがSKE48なのである。

そこにきての「SKE48むすびのイチバン!」の登場だ!

漢吉村崇の熱情と絡み、それに負けじと熱情的に追いかけてついていき必至にあがいてもがいて男のやり方に喰らい付いたことで、ようやく作り手たちを刺激し秋元Pを振り向かすことに成功し、およそ1年ぶりに21thシングル「意外にマンゴー」を発表することができた。

むすびのイチバン!あるいは吉村崇がいなかったら(共演できなかったら)どうなっていただろう…考えただけでもそら恐ろしい。。

2年3年とシングルを出せない恥辱にまみれて無様なグルーブに成り下がり、今年の総選挙の盛り上がり「10周年記念」のテーマも与えてもらえなかったかもしれない。

いやいや、与えてもらいはするが、盛り上がりしはないということだ。

しかしそうはならなかった。

吉村崇という一人の漢が、レギュラーすべてを失い楽曲もらえない哀れなSKEアイドル女子らの魂に火を付けて揺さぶり、刺激して燃やし、やる気や気力を爆発させて彼女たち一人一人の個々の戦闘力(芸能界という戦場で戦っていくべきいち戦士としての能力)を底上げしたのだ。

 

ヲタもアイドル達も、吉村様様様ではないか…

吉村に足を向けて寝られないだろう?

祟りが起こるぞ…。吉村なだけに…

あ、後藤楽々だ!やっぱ楽々は可愛いなぁ…

 

ではない。

漢吉村の、男のやり方を魅せ付ける名場面だ。

芸能界とかテレビ、主にバラエティってもんはこーゆーことをする場所なんだよ…と。

まさに男のやり方のこーゆーことをやって面白おかしく魅せていくんだよ…って。

女子力がどうした巷で流行りがどうしたインスタ映えがどうしたってキャッキャッ♡女子らで凝り固まってチャラチャラ遊んで、それの何がオモロイねん…と。

脇汗もぶっかけられるしツバもぶっかけられる、それが芸能界という名の戦場で戦士たちに起こる場面なのだ。

 

かつて、AKBINGO!で、アンガールズの田中とラジオ共演した柏木由紀の話。(アンガ田中談として)

「ボク、しゃべってるときめっちゃツバ飛ぶんですけど、さや姉はスッとボクから席離したけど、ゆきりんはツバぶっかかる距離感でずっとトークしてくれた。」 

さすが…AKB48の初期メンバーとして野っ原へ繰り出したくましい心と精神を育み鍛えた女帝ゆきりん姐さん、田中のツバ如きではビクともしないというのか…

必ずこういう人っているもんだ…「今はそれじゃねーだろ」ってわかっている人。

「今はそこじゃなくて、それだろが」と、分かっている人。

そりゃあさんまでも紳助でバシバシツバ飛ばしてしゃべくるけどじゃあ紳助に対してもさんまに対してもそうするのか?

と。

そこじゃなくて、今いる場でもっと見るべき箇所がある。考えて参加する箇所がある。

ツバ如きを気にしているようなものは戦場では役立たずでしかない。

 

上の画像のあの場面、あのシーンで、みんながみんな「ギャぁぁ~~~~」っつって逃げる中に、ただ一人(映っている中では)、当たりに行かなきゃ!吉村さんの近くに行かなきゃ!って、逃げるどころから「ここはいくところだ!」って寄りに行ってる逸材が隠れているのがなんとも面白いではないか。

熱い漢吉村の漢のやり方にぶつかられることで、こうやって隠れた逸材、本物が自然と浮き出てくるのだ。

 

あるいはこんな場面も興味深くて面白い

始まってすぐの場面、まだ最初も最初で、「はいカット!OK~撤収~~~」

で、スタスタと去りゆく吉村だ。

古臭い昭和的なやり方だが、問題は彼ではなくてアイドル達。

ちょっと待ってくださいよ~(汗)』

って、しっかり吉村のあとを追う者と、めんどくせーよ、ど~せ戻ってくんだろ(笑)っつって追わずにヘラヘラ棒立ちしている者とで真っ二つに分かれたシーン。

何度も述べているように、熱情の吉村の熱気あふれる男のやり方に対して即座に反応し、熱情を以って追いかけ、情熱をもって喰らいついていけるかどうか…。

 

出来ないやつは所詮はそれまでだし、出来るものは上へ上へ高みを登り雑魚らと差をつけて素晴らしきアイドル活動、芸能活動に浸れる能力と可能性を手に入れる。

この回での北川綾巴の適当なやり方、雑なやり方がまさに最初の一場面を見るだけで彼女がこの回どうするか、どうなるか、どんな態度で臨んでいるのかは容易に想像がつくし、しっかり追った北川愛乃はこの回の主役となって大活躍した!

ヲタら限定品と、広く世間一般を魅了し引き付ける力を持つ真のアイドルと、同じ北川でも真と偽とで真っ二つに分かれたということだ。

北川綾巴のような態度のメンバーたちが多くいたことでSKE48は一時期、作り手たちから嫌われて無下にされもしたが、大切なことは、北川愛乃のように、「やる気!」「頑張りたい!」「挑みたい!」って気持ちを抱いていた熱いメンバーだってちゃんといた。

それらを、むすびのイチバン!と、吉村崇とが引っ張り出して引き出して、広く世間にお披露目して、逆にできないやつはさらし者になるしか術が無い。

 

それで今までの悪い時期にいた頃のSKE的には(わかりやすい場面例として)

「みんな!もっと頑張ろうよ!一生懸命頑張ろうよ!」

って、熱く語るメンバーは少数で

「はいはいはいwwww

「適当にやっときゃいいんだよ」

「ど~せ頑張ったって何にもならないんだからさ」

「気楽にいこうや、気楽にwww

って、真面目な人、熱血系がバカにされるとか、無下にされるとか、生討論でSKEの内部事情を知る竹中Pが語っていたように「熱い気持ちで熱さ協調して頑張ることがバカを見る時期があった」というように、いるにはいた熱血タイプのメンバーたちが、逆転して台頭出来るきっかけになったのが、むすびのイチバン!であり、吉村崇の存在でもあるんだよね。

北川綾巴のような態度で臨む者(痩せろ、って言われているにもかかわらずバクバク食い散らかしてデブ化していくAKB48から来た大場美奈もそうだった…情熱家の当時のキャプテン松井玲奈も手を焼いていたね…)が今までは多くいて、それが正義、正解というぬるッぬるのぬるま湯に浸かってブヨブヨにふやけきった世界を作ってしまっていたSKEの抱えていた問題を、ぶっ壊してくれたのがむすびのイチバン!であり、そのぬるま湯を入れるか!!ってくらい熱湯超えて熱く熱く油ブッ込んで火をつけて滾らしてくれたのが吉村崇なのである。

そこに入れる奴だけついて来い。

入れないやつは所詮はそれまでだ…と。

 

次で詳しく書く予定の「田んぼの回」での一場面。

ダラダラ、ダラダラ、チンタラしていた「ヤダ~」「やりたくな~い」でダラダラしていたお嬢様のメンバー。

それに対して吉村は

じゃあもうやめるかお前?

と。

別にお前がいなくたって何の問題も無い。

お前がいなければならない理由などない。

お前がいなくても何の問題も無くロケはできる。

お前などいてもいなくてもどうでもいい。

お前の代わりなんていくらでもいる。

イヤなら嫌でいいから消えてなくなってもらって構わないんだぞ?

…と。

AKBグル―プのアイドル達の特徴に、「独自のコンテンツに恵まれているせいで、それがあって当たり前、出れて当たり前」という勘違いが往々にして横行している。

※NGT48のにいがったフレンド!内であった場面として、大学のサークルみたいな、にいがた総踊り的なダンスサークルの人たちとわちゃわちゃして、ヒップホップのノリでダンス対決バトルだ!って展開になって、1対1で前に出て互いに挑発ダンスして「ヘイヘイヘイ!」「YO!YO!YO!」って言いながらダンス対決して、盛り上がって、さあ次、○○ちゃん!って出番がきた子は歯を見せてへらへら笑って恥ずかしがってダンスしないっていう…一般人の大学生はちゃんとノリに付き合ってくれてダンスしてるのに、こっち側がやらないっていうみるに堪えない無様な醜態さらしていたシーンがあった。

それは確かにそうなのだがそれはそれとして、やる気の無い者はいらないんだよと、吉村は言いたいのではない。

お前なんていなくてもいい、いなきゃいないで何の問題も無い、お前の代わりなんていくらでもいる、しかしそうはさせじと頑張って面白くやって魅せて「いなきゃならない存在になれよ」と、「番組から欲される、視聴者から欲される存在になれよ」と、「私の代わりなんて他にいない!っていうオリジナリティ爆発して魅せ付けてやれよ!」と、そこを熱く伝えてくれるんだよね、吉村崇という男は。

ダラダラダラダラして邪魔だから、だったらやめてしまえ!消えろ!

ではないんだよね。

彼はあくまで、男のやり方を押し付けて、なよなよチャラチャラしているshowroomやって満足しちゃってるような軟弱低俗女子らの心や魂を刺激し鼓舞し、野っ原へと導いて鍛え込んでくれているんだよね。

 

欲される存在 = アイドルをアイドルたらしめる

 

これは凄いことだ…なかなかアイドルとしてこれが出来る、経験できる機会を得ているグループやメンバーはそうそうないだろうに…まさにSKE48は恵まれている、幸運だ。

あとは吉村崇にふるいにかけてもらって真と偽とを分けてもらえばいいし、偽が嫌なら必至になって喰らいつけばいい。

 

田んぼの回で、好感度爆上げに成功したちゃんと喰らいついて輝いた野島樺乃のように。

 

吉村崇が、埋もれているが芯に熱い闘志秘めたる逸材たちに火をつけ、刺激し奮い立たせる。

 

一生懸命全力で頑張る子が主役になれるフィールドを作ってくれる。

 

さあそして、あとは、やるかやらないかは、キミたち次第だよ…って。