AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

【三田麻央】AKB総選挙2018 ~声優「三田麻央」誕生とまおきゅんのハッピーエンドに期待する…総選挙と握手だけが全てじゃないと魅せ付ける!?~

NMB48:三田麻央

【速報】

【結果】不出馬  

あとがき一覧 

 

2018総選挙、圏外だったメンバーに目を向けるコーナー第六弾はNMB48みんな大好きまおきゅんさんで~す。

 

さすがに1か月以上前に書ける!書こう!と思い立ちしかし放置し続けたため書くのはもうキツイ。。

もはや何も出ない。

しかし三田麻央の伝説の幕開けを書かなければ…

 

まおきゅんは圏外ではなくて、今年(2018)は不出馬でした。

今まで圏外ながらも健気に出ていましたけど今年はあの~…「ゲームの声優選抜的な課金バトル」をやっていて、そこで1位取ったんだっけ?かなりいい順位に入ってまさに「ロメリア」になったとかならないとかで、そこを経ているのでファンの方たちに総選挙でさらに負担をかけるわけにはいかない!という判断から、今年は不出馬となったのでした。

エエヤツやね。。。

黒幕たちは総選挙を強制しない。出る出ないはアイドル各自で決めたらいい。

三田麻央はヲタらの使い道を別の場所で力を借りた。総選挙は不参加を選択した。黒幕とアイドルの任意の合致。ただそれだけのこと。 

 

なんであれNMB48の総選挙惨敗劇にみるように、圏外メンバーピックアップしようと思っても誰もスター候補生がいないから困ってしまって、じゃあ…まおきゅんいっとくか…みたいな、、、、薮下柊とか、矢倉楓子とかであれば素晴らしき名場面集いくらでも書けるけどさすがに既に卒業しているメンバーでそれは総選挙のくだりと関係ないよなぁ~…って別の機会にやったらいいしでホントNMBは少ない。いないんじゃないんだろうけど、きっとどこかにいるんだろうけど目にまだつかない。つきにくいのかもしれない。星の光はまだ鈍いということだ。

基本的にはやってる本人たちとNMBヲタらが楽しければ(たぶん)それでいいんだろうハロプロ勢とは違ってこのゆるゆる感がAKBグループの特徴でもあり魅力でもある、しかしだから薮下柊矢倉楓子渡辺美優紀やけいっち先輩やなんやかやと「非常に好く持ってる子」「スター」たちの方が先に先にと次々と卒業してしまい、残るのは…はぁ。。。ぬるま湯に浸かり切ってふやけ切ってぶよっぶよになった惨めなおばちゃんたちしかいないという虚しさ、虚無感に、グループの見栄えが耐えられないんだよね。1人よりも多いに越したことは無い薮下柊みたいなメンバーが幾人かでドーン!!っと居てくれるだけでも大きく違ってくるものだし、そんなものは誰の目と心にも明らかに刺さる。

他の姉妹グループなんかは古参古株にあたるスターたちがいなくなるならなるで全然かまわない、次期スター候補生たちがちゃんと控えているし見えるしみんな気付いてる。だからなんだったら古株古参のスターだか元スターさん「はよ出てってもらってかまへんで?」って強気に出れるくらい、「ネクストガールズ」たちの存在感と光は強く感じられて楽し気なんだよね。

 

でもNMBは…。

 

だから学校なんかで可愛い女の子たちが次々と転校してどんどんいなくなっちゃって教室に残ってるのはブ、、、っと、そこまでだ!

常に悪口を言うコーナーではないのでまあどーでもいい。

NMBがどうなろうが誰も知ったこっちゃない。

なるようになっていくものだ。

そんな中にあって三田麻央は、惜しいのか何なのか、どこのラインの人なのか、これがNMB特有のポジションなのかなんなのか…不思議な人、立ち位置の人。

 

今でも忘れない、去年のアレでAKBに触れて、まずはやっぱりそこは、「総選挙」から入るんだよね。

へ~こんな感じなのか~

こんな人がこんな順位なのか~

へぇ~この人ずっとこの位置につけてるんだ~

へぇ~こんなかわいいのに順位低いんだ~

あ?なんやこの赤いヤツ…なんでこれが21位やねん!?

とかなんとかブツブツブツブツ言いながら眺め見て。

まだ誰が何なのかさっぱりわからないけどなんか眺めていて、すると「三田麻央」っていう名前が出て来てて、はいはいはい、ハロプロの各種サイトのヘッズ見でよくタイトル上見ていた(気がする)「三田麻央」、乃木坂のキレイなお姉さん風感じさせられる「三田麻央」、漢字の並びからしてもう綺麗なお姉さんしか想像できない「三田麻央」

 

それでクリックして出てきた画像が2017年の

…あの当時見た時は「なんて綺麗なお姉さん」に見えいてた不思議な魔法…

 

動きしゃべる虫けらまおきゅんを観た時の衝撃は今でも忘れない…

 

何のことは無い、ただのいじめられっ子だったということだ。

 

あの日のトキメキを返してくれないか?

 

それでもこの人をファン的に好きになれる要素はやはりあの日の「りりぽんのトップ目とったんで!」での三田麻央が、よく輝いていたから。いいコンビだったね。彼女もそこでだけはとりあえず幸せそうで楽しそうでめちゃめちゃ弾けて素を出したり本音出したり楽しそうに活動していた。プライベートでは絶対仲良くなれない(須藤凜々花もオタクなんだけど)不一致感な二人だったからこそ、仕事仲間としては、「まおきゅん×りりか」はなかなかAKBグループ史上「エエコンビ選抜」としては非常に素晴らしかった。個人的にはまおきゅんのしゃべりや演じを面白いとは欠片も思えない中でトップ目で後輩りりぽんと絡み遊ぶまおきゅんだけはいつだって面白おかしく魅力的に映えていた。

しかし後に訪れる「りりぽんショック」はかなりの衝撃となって彼女を襲い、一気にテンションダダ下がりしてしまったわけだ…。

自分で「オタク」って言っちゃってるくらいガチで気色の悪いオタク女子で、ひとつ前の記事の「さえぴぃのトップ目とったんで!EP17回」にゲスト出演した声優小山剛志のオープニングトークで三田は「私、声優に興味ありまして、はい、あの、そうなんです。はい。あは(笑)」なんかまさにそれ(アイドル名乗ってる女の子だからまだ絵?になるわけで、キモヲタオッサンさん連中がやったら鳥肌級にキモいでしょう?ってそのオタ感)で、だからこそ、なんだよね。彼女の場合、だからこそ、オタクだからこそ洞察力に優れて見抜く目を持っていたため、それが、芸能界での活動と仲間たちとのテンションの高め合いと相まって戦意高揚し、心強くなり、たぶんある程度の野っ原の精神をも育み、「気色の悪いオタク」、「収集するしか能のないオタク」から、「使えるオタク」「芸能界で戦っていくのに強いオタク」「NMBのグループ的に頼もしいオタク」へと化けた。

道重さゆみでも嗣永桃子でも、一見すると強気に見えるその裏は実は内向的で気弱で内に篭りがちなオタク系な人ほど、不思議と芸能界、強い。だいぶ極端に振り切るがダウンタウン松本人志ウンナン内村光良も何のことは無い、芯に潜む真の姿は所詮はオタク系御籠り男子だ。クリエイティブなことであれしゃべりであれ、芸人であれアイドルであれ、男子であれ女子であれ、芸能界という「表現する世界」では不思議と(もしかすると当然なのかもしれない…)オタク的な(真心のある)内向人が強い、傾向にあるということだ。

※彼女で確実に言えるのは「オタク精神」「オタク心」「オタクな姿勢」で、気弱、ひ弱なんだよね。

だから彼女は白間美瑠バード高柳のような指揮官タイプではまるで無いしリーダーってガラでもない。

しゃべくってMCを程よく熟すことは仕事として「芸達者的」に出来ても、指揮官とかリーダーって出来栄えではない。より高度なフリースタイルでは手も足も出ない。この特徴は非常に見所で、三田麻央を知る手掛かりとなる。「オタク魂」という彼女の気弱な精神世界とひ弱な姿勢。

 

その三田麻央の化けに大きく貢献したのが木下百花の存在だった。

この人は三田のようななよなよした女々しい女子とか気色の悪いオタク感とか大っ嫌いで見下している節のある人で、しかもドSでいじめっ子なもんだから、まして1期生だから「いじめられっ子気質の三田麻央」という存在はもうたまらんかったワケだ(笑)

もう三田麻央のオーラや空気感から「いじめてくださいオーラ」出まくってんじゃんって、そーゆーのをいじめっ子は察知してしまうものだから、2期として加入しばらくは木下百花のプレッシャーに怯えて卑屈になっていた辛い時期でもあった。

※ここで言う「いじめ」って別にそーゆーものではない。「いじり」がしっくりくるがあえていじめといってみた方が都合がよいので。

 

ただ、だからこそカウンター的に、木下百花を攻略できるようになった三田麻央は、強くなれた。

それは、まさに三田麻央の感受性豊かなオタク心の洞察性によってこの人も失敗したり怒られたり寒いことしたりスベったり総選挙で圏外だったり恥さらして無様さらして、でも彼女なりに頑張ってる頼りになるカッコいい先輩なんだな、って気付いた時、木下百花を真に攻略できた。

これを以って後に、支配人だかスタッフがNMBアイドルたちに放った言葉

「お前ら、三田を見ろ!NMBで今最もカネになる女、それが三田だ!」(要は番組やレギュラーたくさん持って仕事を熟していた意。)

に繋がる。

加入した時の女々しい気色の悪い弱弱しい虫けら同然のいじめられっ子三田麻央のままでは、そうはならなかった。

木下百花とある種対等にあるいは押し返していじりいじられる遊びが出来る絆と化して強くなったまおきゅんは、芸能界で戦い抜く渾身の変身「化け」を完成させることができた。

 

それで最初の疑問に戻るんだけど…

 

まおきゅんでホント面白いなぁ~と感じるのがだからその部分で、NMBの立ち位置としてはそこそこ以上に名を挙げて活躍しているはずなんだけど…「スター候補生」にはまるで欠片も該当していないという相も変わらずの虫けらさ加減が、面白い!

これが結局NMB特有なのか…何なのか?

彼女の内に潜む卑屈なオタク感がそうさせてしまっているのか?

ホントにアイドルに興味なくてアンテナ一切張っていなくて、声優一筋であり続けているせいなのか?

もともと持ってない人間がどんなに頑張ったとて…なのか?

別に握手の売り上げがどうしたとか、選抜入りがどうしたとか、そんなことはど~でもいい。そこを基準にスター候補生を見てはいけない。考えてもいけない。

ど~でもいいし見てはいけないんだけどその一方で、その裏返し的に、彼女に魅力(光るモノ)が無いから、その大惨敗にもほどがある万年虫けらみたいな結果、なんじゃないの?って言われたら返す言葉が無い。華が無い。魅力が無い。光が無い。キャラが無い。絵が無い。魔法が無い。

握手や総選挙=ヲタらからのアプローチ

楽曲選抜=プロたる作り手たちからのアプローチ

どっちのフィルターにもかからない。

ホントにただの働く人、社員感とか。

良く言えば「タレントさん」

悪く言えば「カネになる女」

人気も無いし仕事もねぇ。。。

じゃないんだよね。

人気は無いが仕事はある!

ってこーゆー現象は、AKBに限ったことではないがだからこそ平等にAKB的アイドル達にも程よく稀に起こるパターンでもある。

内的人気と、外での評価と得は別々だというのは当たり前なんだけど、なかなか気づけない。蚊帳の外のヲタらが、じゃなくて、内なるアイドルたちが。

(あくまで熱い意志を伝えるためのメッセージ的に言ったのかもしれないが)SKE48のゼロポジ生討論なんかで「総選挙でいい順位になれれば、タレントとしてずっと活動していける!」とかなんとか言っちゃって、タレント性の欠片も無いおばちゃんたちが猛んでるのとか観た後に、三田を見たら、まおきゅんエエなぁ~まおきゅんカッコいいなぁ~と、強く感じさせてくれる。

須藤凜々花がそうであったように三田麻央も同じく能ある者が強く活躍できる芸能界で、そこに総選挙の順位で~とか言っちゃってる無能系とがぶつかり合う暗黙の戦いを見ることができる。正解なんてない、しかしいつか未来で、いずれ正解は自ずとこぼれ落ちるだろう、女たちの戦い。

 

それでー、やっぱり自分なんかはまおきゅんの方に寄ってしまいたくなる方なので、なんとか頑張れよ…と。なんとか勝ちを得てほしい…と。

パッとテレビつけて、スポーツでも格闘技でも、なんでも戦いもので、チームも選手も欠片もナンノコッチャわからないんだけど、負けてる方を応援したくなるとか、スターに喰らいつく噛ませ犬な方を不思議と応援しちゃうようなタイプなので。

アイドルとしての活躍ぶりなんて誰も期待しちゃいない、蚊帳の外の病的ヲタらの攻めがまんまと当てはまってるのも承知の上、でもそんなの関係ねー!女らしく図々しく図太く居続けたらいい、だからせめて一矢報いる勝利(ハッピーエンド)を魅せてほしいものだ。

 

(古い言葉でAKBアイドルに向けて)秋元Pのかつての言葉

「芸能界に固執しない人はいらない。」

「芸能界でのし上がろうという気持ちを持っていない人はいらない。」

 

彼女自身が何度か述べているように

「声優のお仕事を、なにかひとつ大きなものを得たなら(声優界と繋がれるような)、NMBを卒業できる。」

 

SKE48谷真理佳の大炸裂!みたいな、あーゆー展開。

SKEアイドルと同じくらい熱く情熱的なSKEヲタらは「やったね谷おめでと~🎉」と称賛の嵐を以って楽し気に喜んで素晴らしきお祭り状態だった。今の勢い凄まじいSKE48を象徴するかのようなビッグ?ニュースとなった谷真理佳の事務所移籍は彼女にとってもヲタらにとってもそれはそれは素晴らしい話題だった。

 

こーゆー展開。

観ているこっち側だけの得ではない。

最優先で彼女の側を幸せに包み込む、楽し気。嬉し気。勝利の旗印掲げ。

 

そこはゴールではない。

そこからさらなる大激闘が開幕する所詮はスタートラインにたっただけに過ぎない、夢はまだ叶ったわけではない。そこからさらに厳しい戦いが始まる。

しかしそこは、第二ステージの始まりなのだ。

これも秋元Pのおそらくかなり有名なセリフ。

「少女たちよ!AKBを踏み台にしなさい!AKBを踏みつけてステップアップし、高みを目指しなさい!」

まおきゅんやドラクエやってるアイドル的にはまるで欠片も陽の目を見ない「なんでいるの?」的なメンツらが、第二ステージに立った時ふと、下を見下ろせばなんとまあ、順位がどうした選抜がどうした、醜い無様な争いをしているではないか?

そーやって第二ステージから見下ろしてやれる「AKBは総選挙だけじゃない、握手だけじゃない!」って体現して魅せ付けてやる。

そーゆー展開。 


を、やってのける可能性を秘めているある種の逸材。

「お前誰やねん?」「いつまでおんねん?」「NMBの不良品」を維持し続けてきたアイドルとしてはずっと惨敗だった三田麻央の、芸能界に固執したことで繰り出される芸能界ならではのカウンターハッピーエンド。勝利感。あの日のいじめられっ子の無様なオタク女子の、第一ステージ突破場面。そして夢の舞台、第二ステージ挑戦模様。 

 

NMBのヲタらが「やったねまおきゅんおめでと~🎉」っつってコメント欄で嬉し喜びはしゃぐ楽し気を、せめて蚊帳の外からでもいいから堪能できる日が来るといいなって、そう思うよね。