AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

【カントリー・ガールズ】結成4周年記念ライブ!「俄然強めで~forte~」を終えて。

 

ホントにねぇ…

AKBINGO!感想文~♪

とかやってる場合じゃなかったんだよ。。。

そりゃもうビックリだよね…あのやなみんがなのか…と。

律儀にカントリーブログを更新している、あのやなみんなのか…と。

いろいろとネット上ではゴチャゴチャと言われているようだけど、あれほど賢くて優しくて(カントリーガールズの)先輩たちをリスペクトしていてさらにカントリーガールズを愛しているやなみんが、4周年記念のおめでたいイベント・ライブのまさにこの時にあてて発表したのは、契約更新と大人たちの勧めで流されるままにこのタイミングでの発表となってしまったのだとわかる。それでまた卒業するのはするで彼女は決意しているのだから隠すようなことでも無いし、時期の悪さは否めないが、やむを得ない。

 

去年の3周年ライブでもなかなかに涙涙のシーンも多くあった中で今日のもまた涙涙のとんでもないライブだった。

この手のアイドル女子の(言い方は悪くなるが)タチの悪いのは、泣くまいと笑顔振りまいて歌い踊りキラキラ感を出しつつも、ふとした場面(そう、それはまさに音楽、メロディ、歌詞)が、彼女たちの心に触れる時、笑顔でいたのに、我慢していたのに、突如泣いてしまうあの感じが、ズルい!

そういう場面を観た時、「アイドル歌手」としての良さが垣間見えるし、生歌の息弾む呼吸とリズムと言霊が一致してより強く伝わってくる。彼女たちが歌いながら「心に触れた」頭に浮かんだ絵やいくつかの場面が、不思議とこちら側にも伝わってくる気がする魔法がある。

 

こうなってくるとカントリーガールズと梁川奈々美について書きたいことは山とあるなかで

それはもう加入した時から、梁川奈々美とその相棒船木結の恐るべき逸材感はあの嗣永桃子すら凌駕してしまうほどで、デビュー早々にして「やなふなイベント」なんてハロプロ史上あまり例のない(モーニング娘。の9期イベント、ラーメンジャーとかやったあのイベントが思いつくくらいだろうか…)辻加護を越えたハロプロの至宝となった存在だった。

いつだったかカントリーラジオで小関舞が

「やなふなコンビは国宝級…」

なんて言って、横にいたやなみんが

「え~ホントですか!わぁ~すごくうれしいです!」

なんて喜び勇んでいたテンションが懐かしい…。

そうそう、ここ最近のカントリーラジオの出演がやけに多かったやなみんだ。

嗣永桃子を彷彿とさせる彼女のしゃべりはラジオで映えるし、ここで述べたように小関舞や船木結とぶつかり合うことでより面白く輝くやなみんのトーク。こぉ~に(高二)だからね。。。

犯人探しなどしたって意味が無い、そもそも犯人なんていやしない、あえているとするのならそれはカントリーガールズを壊した黒幕たちになるのだがそこを指摘してはネット上の愚民らと同じ発想に着地してしまうのでよろしくない。

Juice=Juiceが合わなかったんじゃなくてカントリーガールズがただ凄すぎたというだけに過ぎない。

それはもう長いようで短くもある指揮官ももちに率いられていたチビっ子たちのあの期間の、あり得ないような完成度の高さに思いを馳せればすべてが納得のいくものとなる。

歌って踊るだけじゃないんだよね、やっぱり。昔がどうかは知らんけど、アイドルは歌だけじゃない、面白の抉りもやってこそで、タレント性の輝きも重要なのだ。

 

Juice=Juice = アイドル

という認識は彼女たちを好意的に応援するファン、ヲタのレベルでもそうはなかなか見てなくて、アーティスト寄りの視点でみられているそんなグループに、タレント性抜群のアイドル女子梁川奈々美が入ったとて、彼女の魅力が爆発するはずもなく、彼女の武器が活かされるはずもなく、彼女が心いくまで楽しめる要素に出会えるはずもなく、寂れて廃れて疲れて消え入るしか術が無かったのも仕方がない。

そもそも犯人などいやしないと述べたようにJuice=Juiceはもともとそーゆースタイルでずっとやってきているグループなのだから、結局「無理があった」というだけのことだ。

カントリーガールズ一途に活動できるのであれば、青春時代をフイにしてでもやる価値は存分にあったが、Juice=Juiceはそうではなかったということだ。

梁川奈々美の「昭和魂」「男義にも似た熱情」を感じさせてくれるエピソードに、兼任後のカントリーのイベントライブがあって、そのリハがまるでてきていなくて、ヤバいよヤバいよ~状態で、しかしカントリーのメンバー誰もがやなみんの忙しい活動を理解しているから「やなみん無理しないでね」「できなかったとしても私たちがカバーするからね!」って。

しかし、「我こそは梁川奈々美、ももち先輩の指揮下で育ったカントリーの一員であるぞ!」

って懸命に人知れず練習して紙に書いて覚えてってやって、一回だけのリハでバシィィィっと決めて、本番でもバシィィィ!!っと決めて、やなみん凄い凄い!ってメンバーたちが称賛したっていう、ラジオで披露されたあのエピソードが心打つものがあるし、梁川奈々美の「深」を表現しているともいえる。自分のせいで年に数回の大事なカントリーイベントを台無しにしてたまるか!

…と。

これが例えば、逆で、Juice=Juiceのライブで、例えばやなみんカントリーのもあるしで忙しくて兼任大変で、今回はやらかしても私たちJuice=Juice先輩メンバーでフォローするからね!って言われた時、ありがとうございます、お言葉に甘えさせてもらいます…って、きっと言いはしないけれど、カントリーの時のような「我こそは~…」って、熱くなれないんだよね。

 

勘違いしてはならないことに別にやなみんがJuice=Juiceを嫌いとかやる気ないとかではなくて。

青春時代をフイにしてでもやる価値のあるカントリーガールズと愉快な仲間たちとの活動と、そこまでしてやる価値はなかったJuice=Juiceとの違いに過ぎない。

それでまた彼女は、あぁ…もうカントリーガールズだけで活動することは無いんだな…と気付いてしまって、知ってしまった、悟ってしまった。

一緒にバカできる愉快な仲間たちに囲まれている安心感、心地良さ、ひな鳥やなみんの育った場所、今でもいなくちゃならなかった場所を観た気がする。