AKBINGO!EP519 アイドルである前に私たちだって女ですから!女芸人No.1決定戦 『THE W』に挑むアイドル奮闘記。。
やはりまんまと今年もやっていました女芸人の戦場に土足でズカズカと上がり込む身の程知らずの小娘たちの悲壮感漂う物語。
場違い?
そんなの関係ない。
彼女たちもれっきとした「W」なのだから、ぞんぶんにやったらいい。
アイドル如きに敗れて椅子を奪われるような女偽芸人がいるとすれば、それこそ場違いになるのだから。
それでふと思うのは、あぁ…大家志津香と中西智代梨のコンビは今年は出ないようだ。
残念。
ブレサリアン…いまだにネチネチネチネチネ言ってしまう、アレは良く出来てたよ、1回戦は突破していなきゃおかしいよ…と。
是非ブレサリアンで2人のコンビでリベンジしてほしかった、彼女たちの出場に期待していたので2人が出ないとなっては後はもう面白味も見どころも期待も欠片も何もないAKBG恒例の無味無臭の予選模様となる。
ところでNGT48は誰も出ないみたい。(むしろそもそも出ることの方がおかしいんだけど…)とはいえ、山田野絵なんかはリベンジのために「第二回大会」を待ち望んでいなきゃいけないし、この日のために試行錯誤してアイディアをひねり出しておかなきゃいけなかった。
今年の活躍、情熱的な豆腐プロレスはとても素晴らしかったがそれだけで終わらせてはいけない、総選挙ランクイン「やったねのえぴ~!」だけで終わらせてはいけない、まさに二代目総監督の言葉にある様に、一見するとアホ丸出しに思えるがしかしそこにいる彼女たちにとっては神髄となる「チャンスがあるなら挑戦する」ことを逃しては良くない、アイドル観からは逸脱している山田みたいなものは特に。
次回(EP520)で、SKE48のどんちゃんこと福士が「今までのアイドル活動の中で何も残せていない」自分に焦りと恥とみじめさを感じていることを述べて、スタジオはおろか自分も思わず号泣してしまったナイスシーンが映し出されたけど、NGT481期生、たかが3年、されど3年、バイト感覚の部活感覚の思い出作りでないのなら、どんどんやらなきゃ意味が無い、ましてお笑い担当の山田のためのフィールドなのだから。大学と同じだよね。ボッケェ~っとただ通ってたって意味が無い。講義を聴いてるだけじゃ意味が無い。どんどんどんどん積極的に利用して学びにいくのと。
だから去年のNGTの出場で思うのは、テレビ的に、大人たちが、「NGTから○○組出場してください」というお達しがあって、嫌々、無理やり、半ば強引に強制的に出ることになったのではないか?
どう考えてもお笑いに不向きなメンバー、そこを意識していないメンバー、コンビとして成立していなさ加減とか、雑さが半端なかったよね…。せ~じとかとみななんてナンノコッチャワカラヘン。。
あの日の山田が「おぎゆかと出ようといい、いいよと言われて、しかしおぎゆかが目立つし、優勝したら賞金半分にするのが嫌だから一人で出ることにした。」という謎めいたセリフも不可思議すぎて何言ってんだコイツ?…って、何か裏がありそうな変な空気漂わせての出場になっていたよね。
テレビ的にNGTから出てくださーいと言われて、じゃあ…あたしいく…じゃあ、あたしも…じゃあ私も…みたいな?
どう考えても「私やります!」的な「熱」がまるで見えてこないメンバーやら出来栄えだったよね…不思議な。
まあ、…1年前のことを取り出してお前が何言ってんだよ…って話でしかないのだけど。
だから山田野絵で思うのは、こーゆー機会だからこそ、グループの枠を飛び越えてほしいんだよね。
大家志津香とか、中西智代梨なんかが、山田を誘って、山田野絵とコントで挑んでみるとか、山田の方からいってみるとか、そーゆーパターンがあってもいいはずだ。グループ内の仲良しこよしで「漫才で~す♡」「コントで~す♪」なんてやったってくだらないだけだ。
あ、いや、ブレサリアンは素晴らしかったよ。
エラい、ど~でもいい話で長くなってしまった。
久しぶりのAKBINGO!感想文。。。
ゆはいんねぇ…この人は「センス」がないから間違いなく不向きで「お前みたいなもんが出るんじゃない」と思わず言いたくなるところ、惜しいんだよね。
とうとうついに書くことなく画像も捨ててしまった今年3月…だったかな、めちゃイケ女子プロレスのくだり、豆腐プロレスから参戦した横山由依が、良いキャラ演じてたんだよね。
リングに上がって「うらぁぁ!」って、羽織っていたガウンだかコートを「うらぁぁぁ!」って投げっぱなすように脱ぎ捨てるんだけど、そこで、袖が引っ掛かって、投げきれなくて、ダサいんだよね。
で、ここから。
恥辱にまみれたか?
なんて一瞬思ったけど、そこで横山はさらに狂暴に「うらぁぁぉぉ!!」って、引っかかったままのをぶん投げるようにして投げ捨てた!
不器用でセンスがないから高みな的にスベるんだけど、高みなではたどり着けなかった狂乱狂気を以って恥辱を回避して、頭のおかしいイカれたヤツ、イッちゃてるヤツ、スベりキャラを超越したポンコツではない「イカれオモロイ」キャラになれるんだよね。スベってミスしてカッコ悪いんだけど、それでポンコツキャラで笑われて終わるのではなくて、「うらぁぁあ!」って猛んで違う方向へ展開できる魅力が横山由依にはある。
それでまた彼女のドSチックな目つきと相まって凶暴性がより濃く演出されるし、スベってもミスっても「うらぁぁ!」ってやって絵になる。
めちゃイケレスリングの話、レフェリーの岡村しろうだっけ…あれが、試合中なのにリングから降りて、カレーを注文して、カレーを食べる場面で横山が
「なんでだよ!オイっ!」
「カレー喰ってんじゃねーよ!」
って、あの声の張り、怒号感、圧、すごくいい。
そーゆー意味で「いい!」と言っているのではなくて、彼女と合致するベストなキャラクターが演じられていて、すごく良かったんだよ。
マイケルジャクソンとトップハット、みたいな感じで横山由依とイカれオモロイ、みたいな。
小栗有以とやりま~すとなった時、それはもう単純明快に立ち位置と方向性がパっと光速で誰もが閃く世界観が作られるだろう。それしかないしそれこそが正解でもある一方で、上で述べた横山由依の常軌を逸した凶暴性「イカれオモロイ」を付け加えると、より面白くなるし、それでまた弱弱しい「ザ・女子」みたいな小栗有以が相手なら、より一層「いじめっこ感」と「怯える美少女」による「恫喝漫才」なるジャンルが誕生して楽し気だ。
小栗のボケに対して、ツッコミじゃないんだよね。
「なんでやねんっ!」
ではない。なんでやねんはもう古い。
「そうちゃうやろ?こうやろ?」
って、睨みつけて脅かして、「は、はい。。」って、修正させる。
しかし小栗もボケたいんだよ、「え?今のボケ、面白くないですか?」みたいに、今のは面白いでしょう~ってところは、なかなか、脅しに屈しない。「え…でもぉ…今の面白くないですか?」みたいな。
すると横山が小栗の腹にパンチしてみたり、スリーパーホールドきめてみたり、「そうちゃうやろ?なぁ?なあ!?」みたいな。
美少女が甚振られるというゾクゾク感もまたさらに面白味を加速させる。
結局、コントでなくても漫才であっても、キャラクター、絵、設定、世界観が大事なんだよね。
M1歴代優勝者あるいはいい線いっていた漫才師たちの誰もが、「エエキャラ」を以って世界観を抉っていたよね。わかりやすいのはチュートリアルの徳井の「バーベキューオタク」が非常に良く出来ていた。
実際どうか知らんけど、見た感じはおとなしそうな気弱そうなほわほわ~んとしてそうな女の子の小栗有以と、上で述べた凶暴性が抜群に絵になるドSチックな目つきを持つ横山由依のイカれオモロイを合わせることで浮き出てくるキャラクターや世界観がもうそれだけで面白い。変にネタ(台本)なんて作らずに、ざっとな流れや設定を与えておくだけであとはフリートーク的に自由にやれば、むしろその即興的な遊びの方こそ面白くなる。(いろんなパターンを産み出して武器を多く身に付けることができる。)
こーゆー鍛錬を何時間と積んで、彼女たちもどんどんどんどんキャラクターに憑依し世界観に入り込んでいく。
ここまで昇華されれば、後はどんなステージに立っても、面白可笑しく堂々とできるはずだ。
台本読むだけの単調なこなしよりも、真に強い漫才師になれる。
終盤、マジスカ?で鍛えた小栗有以がじょじょにじょじょに反撃に出て横山を痛めつける側へ上手いこと回り込み
「痛いたいたい。。。」
「ちょっ、暴力はやめてくれますか。。。」
「いたっ。。」
「なあ?あたしのボケ、エエやんなぁ?」
「は、はい、素晴らしいです。凄く面白いです。。」
で、逆転して、チャンチャン♪
でいい。
横山由依のイカれオモロイの弱点であり最強の魅力、スベる、寒い、ダサい、不器用、ヘボい、しくじりのそこを突くことでアリになるこの逆転現象すら絵になって面白へと昇華する。
汚い顔の女芸人がやるのではない、一応、美的面に優れている女の子アイドルがやるからこその面白さ(新世界)を醸し出してこそ、アイドルが女芸人の土俵にズカズカ上がり込んでやってやる意味がある。
馬嘉伶(まちゃりん)ねぇ…ホントこの子はさぁ…。
だから、あの日のモーニング娘。に中国娘のジュンジュンとリンリンがデビュー(加入)して早々に開花し台頭出来たのは、彼女たちと面白可笑しく接した「愉快な仲間たち」がいたからこそで、まちゃりんのような、こんな面白素材が、いまだに腐ったままで腐らせてしまったのは、い か に、AKBというものが「超個人戦」であり他人なんてどーでもいいスタイルでやっているかがよく分かる。
ホントにもったいないよね…今からでもハロプロヘ移籍すればいい…あっちは移籍ブームでとっかえひっかえやってるからさりげなく入り込めば意外と気付かれない。
「認めてもらえないことがたくさんあって…」
分かる者には容易に分かる、彼女の魅力や武器や努力や神髄、破壊力が。
しかし困ったことに、それがまだ発揮(披露)されていないから、いくら自分みたいなものが「馬嘉伶いいよね~」「「まちゃりんは逸材だよね~!」と、言ったとて、にしかならないんだよね。
「これでも喰らえ!」
って、馬嘉伶の名場面集を、挙げることが難しい…。
彼女の字(日本語)の綺麗さ、美しさはあまりにも有名だが、その字の美しさが示す通りまちゃりんの心はさらに美しく綺麗で、「めっちゃエエ子」なんだよね。豆腐プロレスも、キャラ(性格)と合致してないから、炸裂にはならない。どんなに頑張ってやったとて、炸裂にはならないし、めっちゃエエ子だから、緊張もしちゃうし、異国の地だし、自分アピールそこまでできないし、縮こまっちゃうし、ムズカシイ…。
分かる者には解るんだけど、目に見える形で炸裂していないから、「認めにくい」要素が多々出てしまう。
だからこそ、まちゃりん=お笑いは、合致するところでありチャンス場面となる。
それでー、まちゃりんこそ、この人こそ、上の横山由依と組んで漫才でもやれば、それはそれはいくらでも面白可笑しく出来るというのに…。
彼女の魅力でもあり武器でもある「片言の日本語」を利用した「毒舌カワイイ漫才編」。
悪気も悪意も欠片も無い、まったく邪気のない、純真無垢なニコニコ笑顔の、それでいて「ニホンゴヨクワカリマセ~ン」からの暴言、毒舌はいちゃう系。し か も、横山由依の狂暴的な当たりのきつさが、逆に片言カワイイまちゃりんにいじられることでエエキャラに裏返る面白さまで出て来る。
『はいど~も~』
「ゆいはんで~す」
「まちゃりんデ~す」
『ふたりあわせて~…』
「まちゃりはんデ~す♪」
「ってちょいちょいちょい。。。なんでやねん、おかしいやろ?」
「ハイ?ドウカシマシタカ横山サん?」
「どうかしましたちゃうよ、ゆいはんでーす、まちゃりんでーす、ふたり合わせて『まちゃりはん』はおかしいやろ?」
「ソウデスカ?ドウオカシイノデスカ?」
「どうおかしいって、ゆいはんでーす、まちゃりんでーす、の順で言ってるんだから『ふたり合わせてゆいりんで~す』でエエやんか?ゆいはん後ろに行ってるやんけ。。」
「エ?後ろの『ん』も、まちゃりんの『ん』デスヨ?」
「はあ?ほならウチ、『は』しかあらへんがな」
「『は』だけでもくれてやったんだ、ありがたく思えこのブタ野郎」
「はああ???なんてこと言うねんまちゃりん!」
ものすごい片言の可愛らしいまちゃりんボイスなんだけど、「くれてやったんだこのブタ野郎」の場面は、伏目がちに流暢な日本語アクセントで淡々と述べても面白い。
「あんな?まちゃりん?自分な、もっと先輩のことリスペクトせなアカンで?」
「りすぺくとシテマスヨー」
「してへんがな。あんな?先輩に『このブタ野郎』とか言ったらあかんねん。」
「マチャリンマダニホンゴガヨクワ~カリマセンカラ」
「あんな?ウチ、この世界でもう10年やってんねんからな」
「ワァ~!スゴイデスネ、ソンナニあいどるヤッテルノデスカ横山サん。」
「せやで、凄いやろ?もっとリスペクトせなアカンで自分。」
「イマ、オイクツデシタカ横山サん?」
「ん?年?年は今、28や」
「どの面下げて28でアイドルやっとんねんアホか。」
「はああああああ???なんてこと言うねんまちゃ~~~!!!」
こんなのいくらでも出るよね…。
毒舌の部分だけ流暢になるか、そこすらも、片言の可愛らしい悪意の欠片も無い純真無垢感で
「ドノツラサゲテ28デあいどるヤッテルノデスカ(笑)」
でもいい。でも統一しないと、欲張るのはダメ…。
こんなものはいくらでも出て来るしあるいはベタ中のベタの「店員さんコント」でも、まちゃりんの片言の日本語を利用すればいくらでも面白可笑しく出来る。もちろんパートナーは横山由依(あるいは中西智代梨)のような「キツく猛れる」ツッコミ役がいて欲しい。まちゃりんが店員さんでもいいし、変な客来ちゃった系のお客でもいい。どっちもできる。まさに変幻自在の両○使いだ!
ホントこの子は…一人で出てる場合じゃないだろう…と。
だから逆に、日本人が、1人で、10代の女の子が、アメリカなり中国なり韓国なり台湾なり異国の地で、不慣れな言語で、スタンダップコメディなりトークショーや笑いを求められる場面で、なにができよう?
でもそこに、その地(国)のパートナーがいて一緒にやれるのであれば、面白くもできるはずだ。
まちゃりんの一人での挑戦がいかに無謀で程度が低いかを、こーゆー時こそshowroomショーや握手showで伝えてあげなくちゃ…挑戦することに意義がある!とかそーゆー次元でもあるまいに。。
面白素材で魅力溢れる逸材だからこそ、こんな子がいるんだよ~的に「馬嘉伶(まちゃりん)」の発信というチャンス場面としてあげなくちゃ…。
歌番組から何から何までアイドル女子が出れるテレビ番組がどんどんどんどん減って冬の時代に突入しているからこそ。