AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

和田彩花の成人式にかける熱い思い

 

はれのひの件は本当に許されない。

 

男ならいくらでもどうにでもなるが女性は違う。

一生に一度の思い出となる。

100年生きるとして36500日の中でたった1日しかない成人式。

あの日の友達との再会、男子との再会。

色々な気持ちを抱く貴重な機会でもある。

 

それを台無しにされただけでなく、その日が来るたびに心の傷がうずき悲しい思いをしてしまうものだ。

横浜市は「成人式の再度開催」を検討しているらしい…

やればいいってもんでもないが、それは彼女たちの気持ち次第か。

 

 

宮脇咲良がセンターを務める華やかなAKBグループの成人式は、ヤフコメに叩かれないのか…心配でもある。

全く関係ないところに飛び火してくるのが駄馬らが集うコメント症候群の特徴だ。

 

 

 

芸能界というところはとかく「成人の日、仕事していた」なんて話はよく聞く。

多くの芸能人が「よりによって」「その日に限って」「仕事が入っていて」『成人式に行けなかった』

ウッチャンナンチャン南原清隆、あるいは杉本彩もいけなかったとテレビ番組内で話した。

 

 

芸能人と成人式…

 

それで思い出されるのが和田彩花の怨念(笑)」である…

 

なぜだろう…

 

自分はモーニング娘。から、ももちの魅力に惹かれてカントリーガールズへ移行。

結局一度もアンジェルムやジュースやファクトリー、キュートや工房なんかは見ずに終わってしまっている。

和田彩花という女性は非常に可愛らしい魅力的な女子で、たった一目見ただけで「おっ!」っと魅かれる美しい顔立ちをしている。

 

それでも自分はバラエティ・ユーモア重視なので彼女を観ることもなかったが、そんな自分ですら、なぜか知っている。

 

どこで見聞きしなぜ知ったのか、まったくもってわからないが

和田彩花、成人式に行けなかったことを根に持って恨み節」

は、かなり有名なのだろう。

 

 

素晴らしい文章だ。

渾身の、魂の叫び。

柔らかく穏やかだけど、心からの叫びが見て取れる。

 

本当に行きたかったのだろう、相当辛かったのだろう。

女性にとって大事な物(こと)を失してしまう喪失感はたまらない。

 

同世代のみんながやっていることをできない「みじめさ」は、女子にとってこれ以上辛いこともないだろう。

 

 

そこを思うとき、AKBグループはやはり素晴らしいと気付かされる。

(仕事の一環ではあるかもしれないが)内々でも成人式を執り行い、メディアに披露する。

※地元の成人式に参加できているかはわからない…

確か伊豆田がAKBINGO!の中で「成人式の日、たくさんの友達から『写真撮ろう』と誘われてモテた」話を披露していた気もする…。

その伊豆田はAKBグループの成人式にも出ていた。

 

 

 

この辺の差が、ハロプロがいつまでたっても暗黒期を抜け出せないでいる要因の一つでもあろう。

臨機応変」「柔軟な思考」がAKBグループにはふんだんに溢れている。

逆にハロプロは「イマドキ流行らないガチガチの軍隊的思考」だ。

 

 

和田彩花が成人式に行くことができなかったのは、「ハロプロのコンサート」のせいである。

自分らのことで、行けなかったのである。

 

これが他所の、テレビの仕事とかならやむを終えない。

テレビの仕事は大事だ。

角田信朗松本人志の件」をみるだけでもわかる。

 

しかし和田彩花の件は違う。

スタッフや事務所の人間が「成人式に行ってきなさい」で済む話だ。

 

和田彩花の成人式がいつ訪れるか、なんて遥か昔からわかり切っていることで、事前告知して休むとかスケジュール調整するなりでいくらでもやりようがある。

彼女の純粋なファンやヲタだって、「成人の日にすら歌い踊って欲しいとはまるで思わない。」

今日だけは成人式に行ってきなよ、って行かせてあげたいと思うものだ。

 

 

和田彩花渾身の恨み節ブログにもある通り

「アイドルの仕事をしていると一般の行事に参加するのができないのが普通、なんてそんなはずはない!」

 

和田の怒りや憎しみは、仕事によって成人式に行けなかったことではなくて、ある種味方のはずの事務所の人間やスタッフ勢が、成人式に行かせてくれなかったことに対する怒りである。

 

 

 

さあ、それから時を経て3年が経とうというのか…

 

2018年、ハロプロアイドル達も数名が成人を迎えた。

 

まずは手っ取り早くこれを載せてしまおう。

 

 

和田彩花と同じグループで活動している「中西香菜」のブログより。

 

もう余裕で涙があふれてくる「熱いモノ」を感じることができる。

あれがあっての、これだ。

あの日の「バイバイ」が今ここに繋がる

犠牲の対価をリアルに見ることができる

 

 

現在、ハロプロリーダーを務める和田彩花の伝説の一つ。

ヲタらもこの件を各種サイトで取り上げて盛大に賑わっている。

 

 

 

平成人の逆襲。

 

例えば中澤裕子飯田圭織高橋愛道重さゆみや、今話題の新垣里沙とか、「ザ・昭和」である。

後輩メンバーが成人式に行けないことを残念に思い同情もするだろうが

「仕事なんだからしょうがない!」

「仕事が大事」

「アイドルとして自覚を持ちなさい」

「プロ意識を持ちなさい」

 

と、たしなめる姿は想像するに難くない。

でも、和田彩花は違う。

 

(少なくとも身内内の仕事であれば)「できないはずがない!いけないはずがない!」

と主張し、たかがその日一日くらいスケジュールど~にかせぇボケ!

と強く言う。

 

真面目で勤勉なことは良いことだが、それしかできない単細胞であってはならない。

柔軟な思考、変幻自在なアイディア、寛大な心、広い視野。

イノベーションという言葉が飛び交う中、これができないハロプロと、それができるAKBグループとの差を、成人式一つ取ってすら見ることが出来よう。

 

 

これを、ハロプロのリーダーを務める和田彩花が提起してくれたことはとても素晴らしいことのように思えるし、ヲタらもきちんと評価し称賛している点はとても清々しく感じる。

 

移籍・兼任しているメンツよりもはるかに「新しい風」をハロプロ内に吹き込ませている。

 

 

 

のだが…

 

 

 

生田は生田で憎たらしくて生田らしくて幾多に良いが

 

ハロープロジェクトのアイドル達が再浮上できるのは、まだまだ遠い先のようだ。