小関舞が、見つかるか、このまま見つからずに散っていくのか…
小関舞が最近すごく高評価を得て話題になっているようで、嬉しい気持ちになる。
モーニング娘。が平々凡々としていて飽きてしまい、そのタイミングで嗣永桃子という存在を知り、そのくだりでたどり着いたのがカントリー・ガールズでした。
そこにいた小関舞は確かに周囲のメンバーとは別格で、メンバーたちも小関舞を特別に見ていたし扱っていた。
自分は昭和を生きていないし昭和の「ザ・ジャパニーズアイドル」というものを生で観たり感じたことはないけれど
テレビやなんやで観た程度の知識でしかないけど
「きゃふふ♡」って女の子を前面に押し出した弱弱しい、なよなよした、そーゆー女子はあくまで中堅が限界であろう。
既に芸能界を引退した「ももち」こと嗣永桃子がインタビューやラジオ番組内で何度か述べた言葉だ。
「思ったよりも、売れなかった(汗)」
「もっと、売れると思ってました(笑)」
「も~ちょっと売れてもいいのになーって、思うこともありました(笑)」
ピンク色に染まってハートマークいっぱい飛ばしてるよりも、凛とした力強さとリアルな生命力を感じさせてくれる存在こそが、トップに立つにふさわしい。
過去には山口百恵や松田聖子、あとーキムタクのお嫁さん…誰だっけ…名前出てこない。。。
工藤静香!
とか。
「可愛いだけじゃない!」
とはどこかで聞いた言葉だが、女の子、女の子してない雰囲気も大事な要素なのかもしれない。
小関舞はまさにそれで、可能性を感じさせてくれる逸材だったように思う。
小関舞は(個人的な意見として)そういった昭和を彩ったアイドル達と雰囲気が被って見える。
「ももちの後継者!」
「二代目ももち!」
なんてヲタらに言われていたけれど、自分はむしろ「小関舞はももちの対極にいる、ももちと敵対関係にある存在」だとみていた。
ももちの後を継いでは、ももちの成し得なかった真のトップアイドルにはたどり着けない…
あるいはももちが達し得なかった悲願のトップアイドルを、仇をとらんとする二代目なのか…
それはさておき小関舞はハロヲタらの評価は前々から上々で
「ダンスが、モデル体型なので映える」
「歌が、しっかり堂々と歌えている」
そしてなにより
「天使のような心の優しい人柄」
を存分に褒めたたえる。
しかし自分は、ももち卒業後の小関舞の枯れゆく才能をみていられなくて離れてしまった。
そのタイミングで「ダウンタウンなう」に出演した板野友美きっかけでAKBを見るようになった
モデル体型で、歌とダンスがしっかりできて、心優しい女の子なんだから、それはそれでとても素晴らしい。
しかしそれとは別に彼女は、「ユーモア」というものを一気に失ってしまった…
既に芸能界を引退した元モーニング娘。の鈴木香音が、ハワイツアーのインタビューで話したセリフにこういうものがある。
「子供の頃に無邪気に、自然とできたことでも、大人になるとできなくなることってあるじゃないですか?」
14、5の鈴木香音の言葉だ…
彼女はそうそうに芸能界を引退し、大人の翼を広げて飛び立っていった…
小関舞も、早熟女子である。
かつてできた多彩なユーモアを、大人になることで失ってしまった。できなくなってしまった。
無邪気な遊び、悪ふざけ、愛らしい悪ノリ。
その中にふんだんにユーモアが溢れていたのだが、今となってはその見る影もなく…
カントリー・ガールズがあんな事態になった時、自分は「小関舞のユーモアがあればむしろ面白くなるじゃないか!」って思っていた。
しかし残念ながら、「ももち先輩がいなくなったから、金魚のフンでいつまでもいてはいけない。自分たちが金魚とならなければ」という気持ちの芽生えが、ユーモアの心を潰してしまった。
加えて出番を尽く省かれては、やりようもないよね…
ハロープロジェクト20周年で盛り上がる中、「カントリー・ガールズがいない」って…
この件を取り上げて(カントリー、小関、山木、ももち)ヲタらはだいぶお怒りのようだ…
これは怒ってもいいよね…さすがに。
全てはこの言葉が表現している
キラキラして輝いて歌って踊って発信して、見るものを心強くし勇気づける
そうではなくって
「やめないでね、やめないでね」
「心折れないでね、落ち込まないでね」
「頑張って、頑張って、続けてればいいこともあるさ!」
って、逆にファンやオタにこんな応援されてしまい
「仕事貰えてよかったね」
「ラジオ、終わらなくて良かったね」
「収録に参加できて良かったね」
「ハロコン出番あって良かったね」
気を使われて、心配されて、やめちゃわないか不安がられて…
こんなもんアイドルでも何でもないわっ!!
逸材が埋もれてしまう、ハロプロの悪しき風習…
ハロヲタらが、非難していることでもある。
あなたはオーディションに落選しました、はい残念~、はいサヨナラ~
ってしないで。
落選したけどこの子、もしかしたら…
他の(AKBや坂道や)グループに行かれないように、「研修生にしてキープしておこう」
そんなこんなで、デビューできずにこんもり溜まったアイドルのタマゴたちが山といる。
さらなる可能性、逸材、原石たちの飛躍やチャレンジ精神を縛り付けて研修生にしてキープされる。
幼い彼女たちにもわかるはずもない、大人たちの汚いやり方。
健気な彼女たちは
「ハロプロの研修生になれた!」というだけで嬉しくなるし
「頑張って努力すればデビューできる!」って、淡い夢を抱いてしまう。
研修生のA子さんは、「新グループ作ります!そこのリーダーになってもらいます!」
って発表されて半年以上が経つが、新グループができる気配すらないで放置されている。
ハロプロはすごい!
モーニング娘。はクオリティ高い!
楽曲が魅力的だ!
なんて言われているその見えないところでは、若い少女たちの夢と希望を縛り付けてキープされている悲しい現状がある。
小関舞もそのうちの一人である。
彼女は果たして「見つけられる」のだろうか…
「見つからず」に芸能界を引退するのか…
彼女がもしAKBにいたら、もっと素晴らしい世界観で観る者を魅了したに違いないと
考えずにはいられない…。