AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

AKBINGO!EP479 バッドボーイズ期(旧ビンゴ)を彷彿とさせる神懐となる!

 

みんな大好きかとみなも、ちょっとは活躍できたかな?

 

 

 

AKBだと「ビンゴのMCバッドボーイズつまらない」とか、「バッドボーイズ仕切り下手くそ」とか、ハロプロだと「上々軍団のMC楽しくな~い」とか

女々しいオッサンらがみる目のないくせして口だけは達者な恒例行事がネット上では稀に展開される。

 

 

だから結局ウーマン村本の仕切りって松本人志的で、己が面白いことを言わないとダメなところがある。

あからさまにバッドボーイズ期のように「ドッジボール」とか「クイズ対決」とか「フリップモノ」がまるで皆無になってひな壇一色芸に徹しているところを見ると、意図的にそうする狙いがあって、それでウーマン村本がMCに抜擢されたのだとわかる。

 

それでこれはどういうことかというと、アイドルが面白くなくても良い。

アイドルが面白いことを言うのではなくて、それに対してのカウンター的にウーマン村本が面白を放り込むから、みる目のない馬鹿どもは総じて「面白い!」って、なれる。

 

 

 

 

面白いのはいつだって村本であって、アイドルたちではない。

「島の小学校の先生」と言われたアイドルの子が面白いのではなくて村本が面白い。

ケルベロスみたいな噛み方」をしたアイドルの子が面白いんじゃなくてそれを言った村本が面白い。

「侍みたいな顔してる」アイドルの子が面白いんじゃなくて珠理奈の顔が面っと失礼。。

 

たぶんほとんどそれでいいと思うのかもしれない…

 

つまり、面白くて笑えればなんだっていいのだよ、と。

 

たぶんアイドル達も、やってる本人たちも、バッドボーイズさんの時よりも面白い、と感じているかもしれない。

村本の繰り出し1つ1つにいちいち爆笑が起きてしまうほどだ。

村本も、ユーモアの瞬発力、豊富なボキャブラリー、総じて才能があるから確かに普通に観ている分には十分に面白い

 

ように、みえる。

 

 

でもそれでは、アイドルがやる「スタジオバラエティ」としては失格だ。

本来、面白いのはアイドルたちでなければならない。

つまり、面白を繰り出すのはアイドルたちでなければならない。

 

村本のそれでいいのなら、他のどこにでも転がってるひな壇バラエティを観ればよい。

そうじゃなくってなぜ、AKBINGO!が開始からずっとあのスタイルだったのかと言えば、面白を繰り出す側が、アイドル達に求められていたからだ。

MC務める芸人が「オレってオモロイねんで~」って自己主張するための番組ではない。

ましてはアイドル達がひな壇トークの練習をするための番組でもない。

 

バッドボーイズAKBINGO!とAKBグループのアイドル達と抜群に相性が良かったのはまさにその点で、「キミらで面白くやりなさい。おいちゃんは見てるからね」「困った時は、助けてあげるからね」っていうスタンスが程よい距離感となってアイドル達にスポットライトを向けてくれていた。

「この子はこんな面白いこと言うんだー」

「この子はこんな面白いことするんだねー」

「この子はこんなキャラクターなのかぁ」

 

アイドル達が自身の看板バラエティ番組を通してひときわ輝き際立てる。

大なり小なりの面白いことをして、時にはスベることだってあるだろうそうやって彼女たち自身が積極的に参加して表現することで観る者を楽しませてこそだ。

 

ところが今の「ウーマン村本期のひな壇芸」って、AKBアイドル達が、村本のトーク番組にゲストで出演しているような、おかしな錯覚を与えている間抜けな空間になっていると、気付かねばならないやり方なのだ。

 

 

稀に(バッドボーイズ期に)アイドル達が、バッドの仕切りに対して難癖付けることも見られたが、それは結局「自分で面白いことができないだけの裏返し」でしかない。

「バッドさんが面白いこと言って面白くしてくださいよ~」

って、それは違う。

(アイドルが)この辺の発想に飛びついてしまうのは、ネットやなんやで「バッドボーイズつまらない」「村本オモロイ」言ってる連中らと同じ思考でそもそもビンゴの根本を捉え損ねている人たちとなる。

 

 

 

古き良きビンゴ魂の継承者・智代梨姐さん、端的に言えばまさにこーゆーことをやれ、と

 

 

村本とかまるで関係がない、アイドルたち自身で面白おかしくして番組を盛り上げていく姿勢。

 

これを理解したうえでAKBINGO!EP479回を観てみると、これぞまさしく「アイドルがすべきスタジオバラエティだ!」と存分に楽しめる回となっていることに容易に気付く。

 

ここはアイドル達の山の上で、アイドル達のやり方でやっていい場所。

だから例えばここに松本人志がゲストでやって来たって、何にも欠片も面白くも何ともならない

だから逆にアイドル達が彼らの番組にゲスト出演したとて、の裏返しでもある。

 

せっかくの自分たちの番組で、彼女たちの山の上で、アイドルのやり方でやっていい場所なのだから、存分に遺憾なく発揮して思い切ってやれば良い。

 

 

それでちゃんと、立派に面白くなっているのだ、か…ら…

 

 

                              つづく…