AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

鞘師里保が奇しくも卒業してしまったあの日の心境とは?

 

「ダンスがダメだ、出来てなかった」

と、鞘師里保を否定的に述べる箇所が、かとみな大解剖だけでなくともこのブログでは稀にあるが、何度も述べてきたように自分は「DD(誰でも大好き)NN(なんでもナイス!)SS(すべて素晴らしい~♪)」の感覚で観ているだけなので、いわゆる憎悪抱くアンチではない。

 

鞘師のパフォーマンス否定は、本来は、彼女が現役で活動している間に、(ちゃんと目の持った)ヲタらがすべきだったことなのだ。

ヲタらやメンバーや多くの連中が「すごいすごい!」「上手上手!」と、もて囃していたが、まだまだ全然ダメなのは彼女自身が一番よく分かっていた。

 

大解剖のとこでも書いた通り、「外見の見た目の、上手い下手」ではなくて、必要なのは「目では見えない内面的な表現力」である。

見た目だけの上手い連中なんてものはイマドキなら腐るゴミのように沸いて多くいる。にわかダンサーですら「上手な雰囲気」を漂わせられる。みる目のない連中をいくらでもごまかせる。

素人時代のダンス教室~お披露目会のレベルで上手上手~でやってきたとて、プロの世界に入ると、必ずそこで行き詰る。

「求められていることがなんのこっちゃ理解できず」に終わるか、それを知らずして続けて恥をさらすか、そんな展開が容易に待ち受けている。 

 

 

デビュー当時、小学生とかそんなもんだった彼女だが、めちゃくちゃ賢いしかもダンスに関して

真を捉える目」をちゃんと持っていたから、「自分のダメさ加減に真っ先に気付いていた

 

しかし、誰も(メンバーやヲタら)指摘しないでむしろ、「いいねいいね!」「りほりほカッコいいよ!」「鞘師お前がエースだ!」「歴代最強のエースだよ!」なんて声援送っちゃうもんだから

へたしたら「現アイドル業界でナンバーワンだ!」なんて声援送っちゃったもんだから

それに耐えられなくて、「偽でいることが出来なくて」、早々の卒業となってしまった…。

※当時リーダーだった高橋愛が、彼女のパフォーマンスについてダメ出しした伝説は結構有名な話ではある。

※※また、作り手側の責任としてあるのは、あれもやれこれもやれと、完成度を高められずに次から次にパフォーマンスしなければならなかった環境に、嫌気がさしていた(質より量)

彼女がしたかったことは、「量より質」の方だった。腰が痛い、足が痛いはまるで関係がない、年寄りじいさんの発想丸出しにもほどがあって笑える。

 

ちゃんと、(みる目のある)ヲタらがしっかりと、まだまだダメだ!そんなんじゃダメだよ!と指摘すれば(直接言うんじゃなくて、そーゆー空気感があれば)、彼女はやり甲斐を感じてそこと戦ってもっと長く現役を続けることができたであろう…。

 

しかし鞘師は「ここにいてはダメになる…」と自ら悟り、本当に大好きだから、本当に大切にしてきたことだから、偽のままで続けるのではなくて、やめて、「プロの世界のダンス」というものを一からしっかりやると決意した、ということだ。

 

 

彼女がどれほどダンスというものを心から愛していたかを理解すれば、容易に理解できよう。

 

何でアメリカなの?

日本でいいじゃん?

 

口だけじゃなくて本当に好きなこと、やりたいことだからこそ

自分よりも真に上手なダンスを繰り出すアイドル達が山ほどいることを、彼女はちゃ~んと気付いていた。

本当に愛しているからこそ、嫉妬もするし悔しい思いもする。

それでいて周りは「いいねいいね!」と騒ぎ立てるがこの環境が果たして自分の愛するそれを高めてくれる場となっているのか…

そこに思いを馳せた時、大事な物を守るため、彼女は卒業するという決意をせざるを得なかった。

無駄な時間を過ごして無駄・未熟という名の垢をため込んでしまった鞘師は、プレッシャーがないからこそ溜まってしまった垢の意味に気付き、「アメリカ」という多大なプレッシャーを自らにかけて、ガチで精進するガチな道を選んだ。

 

  

だからつまり、AKBINGO!のダンスバトルロワイアルの審査員の中に、「不愛想で怖いガチ審査する兄ちゃん」が一人いたが、あーゆー「外見の上手い下手ではない真、芯を見る」ような、空気感が、彼女に向けられていれば、いい意味でのプレッシャー、刺激となって、もっともっと、彼女の心から大好きなダンスを高めるための鍛錬に打ち込む原動力となったはずなのだ。

 

あんな怖い感じの兄ちゃんがファンやヲタで大勢いたら、それはそれでたまったもんじゃないだろうけど、誹謗中傷の類ではなくて、ちゃんと芯を突いたダメ出し感の空気感が、彼女に少しでも向けられていたら、きっと卒業時期はあそこにはならなかった…。

 

彼女をダメにしたのは、残念ながら恒例の「糞事務所」ではなく

 

みる目のないハゲらやデブらの高齢のヲタらだったということだよ。。