AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

りりぽん初の冠番組!「名言ストリート」で迷言連発!?

 

本当にとうとうまったく須藤凜々花のネタについて触れられなくなってしまった各種サイト。

自分もそう…

それで少し前に電車に乗ってたら鼻血が出たとかの記事を見て「そーいえば!?」

って思い出す。

 

とにかく膨大な人数を抱えるAKBグループだから(りりぽんは卒業済み)、自分のようにバラエティ重視で傍観している人間からすると特定の誰々!ってロックオンしてないから、ふわっふわしてて油断すると忘れてしまう…れなぴょん。。。

 

 

須藤凜々花、アイドル卒業後の初の冠番組

 

アプリがどうとかでしゃべりで全6回だってね…でも凄い。

 

だからそのー

卒業してからのソロ活動?でばんばんテレビ出てーなんやしてーって、その活動に対してヲタらは

「どーせ今だけ」

「じきに賞味期限切れる」

「結婚ネタで引っ張ってるだけ」

「結婚ネタが尽きたら消える」

 

いろいろと言っていたけど、この人は別格なんだよね。

後出しじゃんけんみたいで今更感もあって虚しいだけなんだけど、この人のアイドル時代の「しゃべり(一般的な言葉で言えば「トーク力」)」と「人の話を聞く姿勢」とか「ものの見方・捉え方」、そして何よりも「発想・創造性、表現の仕方」が他のメンツらとはまるで違っていた。

もちろんまだまだ(あの当時)力不足なのは否めないが、持ってるものがすごいだろう、と誰の目にも明らかに分かるし、まして「お笑いの国難波」のファンやヲタらが味方に付いていたわけで、あの日の須藤凜々花のしゃべりの凄さを理解していないはずがないんだよ。

 

つまり

「どーせ今だけ」「そのうち消える」って言ったとて、実は彼らも「しぶとく残るだろうな…」と心の内では察していた…

 

 

これは2017年の1月、成人を迎えた須藤凜々花、他のインタビューでの一場面。

 

「成人になって、今年の目標とか挑戦してみたいことは?」

 

の質問に対して。

 

 

 

田野ちゃん珠理奈兒玉姉さんの「え?何言ってんのコイツ…」感がたまらない(笑)

 

もう、ホント面白い!

アホやろコイツ…傑作的に面白い。

3人のリアクションからして「ガチ」なのがよく分かる。ヲタらの好きなセリフ「台本」は使えない。

 

インタビューは田野ちゃんから始まり珠理奈、兒玉姉さんと順々に、何ってわけでもないありきたりな話で続き…からの「ラップ

 

だからこれで気になるのは、須藤凜々花が本質的に既に持ち合わせていた能力なのか?

あるいは、お笑い大国難波のNMB48に加入したことによって後追いで身に付いたことなのか…

確かにアイドル時代の場面場面で、大阪娘すら脅かすとんでもない大爆笑や笑いの放り込みをしてきた彼女だから…すでに持っていたともとれる…

それもあるし「普通のことを言うな、ボケろ!」がモットーで生き様とする大阪の影響もあって「ラップ」が言えたのか…

 

 

この後のラップはもちろんスベッたさ!(眠たい、ネクタイはバッチリ掛けたけど)

 

多くの人間は、ラップがスベったことを揚げ足とっていくらでも攻め込むことができる。

でもそこじゃないんだよね…

みんながみんな同じ無難な面白くも無いコメントしたって、信者やヲタらはそれでいいかもしれないけど、多くの目が向いているテレビの中では、厳しい。

もちろん、みんながみんな須藤凜々花のようにふざけたって仕方がない。

ただ大切なことは、「他と違うことができる」って発想と度量と、周りに流されない客観性と自己主張できることなんだよ。

あとで、楽屋帰って(あ~…もっとあーすれば良かったこー言えば良かった)と後悔しても意味がないんだよね。

一番最悪なのは「無難で終えたことを良しとして、それであっけなく済ますとか作業的消化になっていること」

 

りりぽんのようにふざけなくたって「ユーモアの放り込み」は可能だし必須となる。

たまたまテレビを観た人が「誰やねんコイツ」…からの、「ほぉ、オモロイやん」へと魅了できるかは、いつだって達者な喋りが求められているものだ。

 

消えろ消えろどころかこれからまだまだドンドン来るだろうし、結婚したらしたでまたあちこちお呼ばれしちゃって賑わえるしで、彼女を真に悪く言っていた連中はもう戦闘不能となって穴へ帰るしか術がない。

 

 

 

自分は散々「AKBアイドル達が重要視することは歌やダンスや、まして握手や順位なんかじゃない、ユーモアを発する頭としゃべれる口が最も必要だ」と語ってきた。

 

自分がバラエティ重視で鑑賞しているからそう言うのでない。

 

真のファンやヲタやアイドルオタクなんかは、そのすべてを網羅して支えているものだ。そういう人たちってあまねく「ユーモアを解する連中」だったりもする。

何か失敗したり、失言したり、そっち側(事務所や運営や制作人)では怒られるだろうが、真のファンやなんやはそれらをも「良し」と捉えて楽し気に網羅込んでいける。

 

彼女が結婚宣言をして落ちていくとき、偽物ファンらは須藤が落ちていく様を見下ろして「この裏切り者が、ざまあみやがれ」と唾を吐きかけた…

 

そうやって落ちていくのを下でガッチリ受け止めて、支えてくれるのって「良かった探しの好きな」純真なファンたち以外に、いやしない。

 

すがってない連中…

須藤に限ったことではない、アイドルから発されるそのすべてを咀嚼して楽しんでいける連中。

そういう人たちってのは案外、人間たる「頭の中身」に魅かれている傾向が強いものだ。

 

それがたとえCD1枚しか買わないような人たちでも、むしろそういう人たちに多く愛されて支持されたものが最後に勝つということだ。