AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

AKB総選挙2018・予想第2位!~舞台は整った、役者はそろった、後は戦い勝つだけだ!~

SKE48松井珠理奈

【速報】第2位!

【結果】果たして…

 予想一覧

  

この人が2位なわけがないんだけども白間の段で述べたように白間美瑠のような創造性が松井珠理奈には大きく欠けているので頂点に立つには白間よりかは似つかわしくないという理由で2位にしたけど、どう考えたって誰がみたって松井珠理奈が1位になるのは目に見えてる…?

 

今年(2018)の総選挙は、ど~せ珠理奈が1位でしょ、さくらたんが2位でしょ、結果がもろわかるからつまらない、面白くない、楽しくない。

 

そんな前評判が多々あったけど、実際のところAKBというものに少しでも触れている者なら今年の総選挙がかつてない程に面白いものでウキウキわくわくテンション上がっちゃう過去に例を見ない面白さがふんだんに詰まっていて、そこにさらに凄まじく壮大な物語の完結編的面白味があることを誰もが分かっている。

 

よくできた展開。

やり過ぎにもほどがあるやらせ感満載の舞台装置と台本。

でもそれで良い。

10年って月日はとてつもなく長いし、10代女子にとってはなおさらだ。

松井珠理奈は自身の人生のその半分をAKBグループとSKE48に捧げてきたのだ。

 

デビュー当時ですでに「10年に一度の逸材」と呼ばれていた。

そして、今年で、デビュー10周年、SKE48的にも10周年。

10年に一度の逸材の、10周年、10年目。

SKE48、名古屋を拠点とし、10回目の総選挙を、ナゴヤドームで披露する。

 

秋元Pが、作り手たちが、黒幕たちが、こんな馬鹿みたいにわかりやすいだがしかしこんなにも面白い要素をほったらかしにするわけがない。

松井珠理奈への御膳立て。

そこはしっかりとやってくれた。

 

だからあとは、松井珠理奈が勝って笑顔で物語を完結できるかどうか、ただそれだけだ。

 

 

 

松井珠理奈もまた白間美瑠と同様に、中身を伴った、頂点に君臨してしかるべき能力者である点が魅力的だ。

「なんでこんなもんが?」

「腐ったオッサン連中に好かれただけの奴じゃねーか」

 

って、そっち系ではなくて、彼女自身にきちんとタレント性、アイドル性、スター性、平々凡人有象無象の庶民のクオリティとはかけ離れた存在感、オーラ、輝きを放っているからして、松井珠理奈が1位を取ること自体はAKB好きなヲタやファンや関係者一同そこは良しとしている。

 

それですごく残念なことはなにかこうここ最近、「御義理一位」とか「功労者的一位」「棚から牡丹餅位」とか言われているようだ。

(悔しくもそれはある意味で正解かもしれないが)しかしそれは違って、結局荻野由佳の例で分かる通り、能力の評価によるのではなくて、票の獲得でしかないのだから、指原のあの感じにいつまで経ってもまゆゆが追いつけなかったように、だからといってまゆゆがじゃあ指原にアイドルとして劣っているのか?ってなると難しい問題になるのと同じで、松井珠理奈もまた票の獲得という点で3位に甘んじていただけに過ぎないからしてその持っている能力は間違いなく他者を圧倒した光り輝く才能を携えている。

そんな彼女が棚から牡丹餅でもなく功労賞でもなく、ようやくきちんと評価される時が来た、というだけに過ぎない。

 

だから松井珠理奈で思い出すのが小学校時代にいた女子で、スポーツ万能、頭がめちゃくちゃいい、性格も抜群に良い。

賢い、笑い(ユーモア)を理解している、差別がない、孫悟空みたいな性格。

それで顔が、今思えば秋元才加そっくりで、黒めで、鼻の広がり感とか目のフォルムの上がり方とか、秋元才加そっくりだったな~…

ゴリラって、言ってたな~wwwwwwww

それは別にスカートめくりしたりして女子をいじめるようなそんな時代でもないからゴリラ利用でその子に何するってことでもなくて、しかも笑いを理解しているからゴリラ言ってもダメージ通じない笑い飛ばす、そんな強い女の子が、クラスにいた。

 

だから例えば、小学校6年が終わって卒業します。

そして次は中学校です。

って流れの中で、「もっかい、ここで中学行かないで小4とか5に戻ってもっかい小学生やれたら、もっともっと何でも熟して成績もスポーツも恋だって積極的に出来るんだけどなー」

 

って、そんなことは当たり前だ?

 

ところが困ったことに、そーゆー「もっともっと何でも上手く熟してそれはまるでもっかい小学生をやっているかの如く、他の同級生たちよりも抜きんでて出来る」人間というものがいる。

 

(一般的に使われる意味とはまた違った意味での)神童だ。

何か一つに特化しているのではなくて、総じてその熟す一つ一つすべての精度が同級生たちよりも優れて出来る者。

 

あの日の秋元才加にそっくりなゴリラ女子も、レベル1の同級生たちの頭上を行くレベル3とか4とか5辺りで生きている人だった。

 

 

話しは脱線するがこれは松紳という番組内で、2人の天才芸人島田紳助松本人志とが意気投合してにぎわった「生まれ変わり」についてのしゃべり。

「人は生まれ変わるもんや」

「ホントそうですね~。ボクもそう思います。」

「学生時代、みんな勉強してたやん?みんな同じようにしてた。それでも100点取るヤツもおれば、20点しか取れんヤツもおる。そんなんおかしい。」

「はい。」

「ってことはどーゆーことかって、100点取るヤツは、そのテスト受けんの、2回目なんや。」

『あはははは(笑)』

「笑うとこちゃうで?みんな同じ時間を生きてるはずなのに、みんな同じように勉強してるのに、100点取るヤツ、20点しか取れんヤツおんねんで?そんなワケがない。だから100点取るヤツってのは2回目3回目なんや。オレだって生まれ変わってもっかいおんなじテスト受けたら100点取れるっちゃうねん(笑)」

「そうですね~。ボクの場合、5回目くらいで、や~っと、かもしれませんけど。」

『あはははは(笑)』

「んふっ。なぁ?だからあれや、空港とか電車ん中とか、新幹線の中でや、周りに人がいるのにケータイでデッカイ声で話してるオッサン」おるやろ?あんなんは1回目や。」

『あははは(笑)』

「2回目3回目の人はあんなんせぇへん」

「ホンマですよねー。あーゆーオッサンらってホントなんなんでしょうね。」

「他人の迷惑ってもんを考えられへんねんな。」

「1回目やから」

「おぉぉ、そうや(笑)」

「それでだから、1回目のくせして人に迷惑ばっかりかけてると、2回目は無いんですよね。」

「せやな、せやな。」

「2回目は、昆虫とか…カミキリムシとかされてしまうんですよね。」

『あはははは(笑)』

「ミミズ、とかな。」

「ハサミの、持つ部分のとことか」

『あはははは(爆)』

 

「だから総理大臣とか大統領とか、あんなんになる人らなんてもんは20回、30回くらいは生まれ変わってるよな。」

 

 

生まれ変わる回数 = 人としてのレベル = 物事を熟す精度の高さ

 

別に宗教的なくだりではないし生まれ変わりの是非でもない、松本も紳助も「人は生まれ変わる」ことに対して興味を魅かれていたのではなくて、おんなじ人間で同じスタート地点(同級生・同世代)なのに、なんでこんなにも差がつくねん!?ってところを生まれ変わり=レベル=精度の高さを用いて説明しようとしていた。

 

いい年してアイドル追っかけてる無様な生き様の朽ちたオッサンがいれば、そいつとスタート地点が同じ同級生(同世代)には政治家や医者や弁護士や社長やなんやと立派なオッサンもたくさんいる。

 

アイドル追っかけて10女子の悪口をネット上で書き込んでるオッサンなんてもんはそれはもう1回目だし、次生まれ変わるのは人ではなくて「ヤカンの持つ部分のとことか」になってしまうが如きだ。

その一方で妻と子を大切にし幸せな家庭を築いて人として立派にやってるオッサンは、じゃあ次貴方、3回目、4回目、5回目と、また人として生まれ変わり、さらに精度を高めて強く立派な人となる。

 

 

あんまりこのくだりを押し込むと宗教オチになりかねないのでこのくらいにしておくが、松井珠理奈に話を戻せば彼女もまた3回目、4回目の生まれ変わりを経てきたような、精度の高さ、人としての完成度の高さを持つ、抜きんでた女子である。

それでいてさらに、衰えることのないその逸材ぶりを、今もなお維持し続けているという点が松井珠理奈の最も素晴らしい魅力的な部分である。

 

それを証明する面白いシーンがこれだ。

 

 

今年春のSKE48むすびのイチバン!より。

 

滅多に出演しない松井珠理奈が、登場した回。

犬のジャンプに合わせてテーブルクロス引きを成功させろ!というお題企画の成功場面だ。

 

練習したわけでもない、ぶっつけ本番。

テーブルクロス引きを趣味として日々やってる、ワケがない。

観たことのある感じ、フィーリング。それだけで良い。

 

犬が飛びそうな予感がした瞬間の、松井珠理奈の超集中の目が、何よりも鳥肌モノで素晴らしい…

 

口を真一文字に結び、微動だにしない姿勢のキープ感、そして集中する目。

 

こんなくだらない番組のしょ~も無い企画如きで…

 

ではなくて、どんなレベルのものですら、その一つ一つをしっかりと、高い精度を以って熟仕上げること。

 

この辺は、例えば小嶋陽菜とか、あの辺の黄金期の人たちは、あれはあれで、やってのけるかもしれない。

でもそれらは、「ミラクル!」ってところでの成功であって、松井珠理奈の成功とは意味がまるで違ってくる。

小嶋らの成功も、ある意味では王道な「タレントとして持ってる」「芸能人として持ってる」系の、バラエティ的にも正解な成功なんだけども、松井珠理奈の成功もまた、別格に面白く興味深くもある。

やっぱりなんだってアイドル風情のこの手の企画は、失敗して当たり前、みたいな傾向、出来なくて当たり前、出来るわけがない、ど~せ失敗するんでしょ…、ほらねwww

的な空気感に盛大に包み込まれて、しかもまんまと失敗するのがアイドルたる所以、なのだが…

 

松井珠理奈は違う。

4回5回と生まれ変わってレベルの高い生き方をしてきた彼女は、高い精度を以って、見事に華麗にやって魅せる。

 

 

この感じ…

 

松井珠理奈のこの出来てしまう強さ…

 

あの日と何も変わっていない…

 

 

まだ彼女がデビューしたての頃、AKBINGO!の企画で、逸材!松井珠理奈 vs AKB48黄金期メンバー10人の刺客たち!!

という、対決企画をやっている。

指原、峰岸、この前卒業した北原や、大島優子、なんやかんやと黄金期のメンバーたち10人が、松井珠理奈と対決する企画だ。

岡田奈々の真面目か企画同様に、「この子は将来大物になるぞ…この子は素晴らしい逸材だぞ…」というメンバーに対しては、AKBINGO!ではその子にスポットを当てたスペシャル企画を作り上げる。

その、たぶん最初が、松井珠理奈のその企画だったということだ。

 

既にそこそこ名を挙げて有名どころとなっていたAKBと黄金期のメンバーたちで、松井珠理奈の先輩たちが、糧となり、松井珠理奈の餌となり、松井珠理奈の引き立て役に回るという、なんともえげつない企画だったが、珠理奈は見事に10連勝で先輩たちを全てを負かして勝利した。

 

 

AKBINGO!史上最高傑作の神回と称される、松井珠理奈vs大島優子の叩いて被ってジャンケンポン!対決バトル。

もちろん、10戦目、ラストバトル。

ここまで9連勝してきた松井珠理奈を、これもまた天才的逸材女子の大島優子が返り討ちにするのか!?

大いに盛り上がって、対決も2対2からの珠理奈勝利。

大島優子のやられ様もまた勝者を映えさせて美しい。

 

そして罰ゲーム。

顔パイ攻めの刑。。。

 

 

MCの佐田(バッドボーイズ)が

 

「優子、なんで負けたと思うよ?」

 

「う~ん…」

 

 

そうか…これも10番勝負。珠理奈のじゅの10だ!

 

彼女には、こーゆーところがずっとあった。

それは今も変わらない。

ただ運動神経が良いとかそーゆー次元じゃなくて、やることなすことの精度の高さ。

もっかい小学生出来れば、もっと上手くできるんだけどな~…

ってところの2回目3回目として生きているかのような高いクオリティ。

 

そうそう…

 

珠理奈vs大島優子と言えばめちゃイケ運動会のリレーでは大島優子が勝っていたね…

でもそれも、10周だったら珠理奈が勝っていたのは間違いない。

 

水を得た魚のように、10に強い珠理奈のことだから…

 

 

 

ところで松井珠理奈に関して、ペディア見だったかで読んだ話にこんなものがあった。

 

SKE48を作るっていうんでオーディションして、そこに松井珠理奈がいて、審査のオッサンと秋元Pが「こりゃ凄い子が来たな!」って小躍りして喜んだって。

 

何でもかんでも馬鹿の一つ覚えで「逸材」だの「神回」だの「才能」だのと凡人が如き一般人がやたら滅多らと使い評価する現代において、秋元Pや作り手たちが「こりゃ凄い!!」と驚き衝撃を受けて喜んでしまう、これこそまさに真に本物である証拠となる。

 

それがあってのAKB的伝説の一つ「大声ダイヤモンド」のくだりが出来る。

 

それをしたのは、もちろん秋元Pなワケで、いくらAKBに飽き飽きしてしまい坂道との遊びが楽しくて楽しくて仕方がない豚、っと失礼秋元Pと言えど、松井珠理奈を無碍にすることなく、彼女にしっかりとスポットライトが当たる様に御膳立てした今年の総選挙は、彼女が1位を取って然るべき来たる日でもあり、彼女の物語の完結編の締めくくりともなる…(2位に予想しておきながら。。)