AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

【モーニング娘。12期生】尾形春水 笑顔と涙の卒業コンサート!

 

これもまた今さらながらの話題だが、モーニング娘。12期生であり12期生最初の卒業となった尾形春水卒業コンサート

 

素晴らしかった!

 

やったね!

 

って…。

 

やってくれたねって…

 

ここ最近ずっとAKBの汚らしいくだりばかり観てきたもんだからハロプロの綺麗さ、美しさ、清々しさ、精練された空間がなんとも言えない心地よさとなって五臓六腑に染み渡った。

 

なるほど、これがネット上ではハロプロ終わっただの暗黒期だのドン底期だの誰も知らねーwwwだの言われているけど、そんな世間一般はさておき、アイドルオタク、あるいはアイドルに興味のある者たちの界隈的には「モーニング娘。およびハロー!プロジェクト」なんて誰もが知っているところであって、朽ちずに消えずに今もなおこれほどまでに盛大で荘厳なコンサートを開催できるほどの魅力と人気を得ている理由がよく分かる。 

 

こんなに張ってしまってはただのキモ尾形ヲタに成り下がるだけだがそれもやむを得ない…。

美しいものはどんな場面のどんな形を切り取っても絵になってしまうのだから選べるはずもない。

 

今の彼女はピークではない。

ピークが過ぎた下降中でもない。

まだまだ、まだまだ登り調子の上へ上へとグングン伸びてる真っ最中の、美しさ、可愛らしさ、熟しの精度、魅力、才能が絶賛大爆発中の、まさに今その時、尾形春水は、誰がどう見ても間違いなく光り輝いてるアイドルのままで、活動を終える。

 

だからこの時の歌い、ヲタらは大絶賛した。

「はーちん歌上手くなってるwwwww」 

色々な状況の中涙を隠して全力で挑む卒業コンサートという場、多くのファンたちにあたたかく包み込まれたことで能力以上のものが発揮された「アイドルがゾーンに突入した奇跡」を目の当たりにする。

「いつものはーちんクオリティ」の、ヲタらの予想を裏切って出だしいきなり音がドォォォんんっ!!とド当たりして出だしでいきなり涙がこみ上げてしまうという素晴らしき歌いだった。 

決して歌は上手かったとは言えない尾形春水が、最後の最後、花道を飾るのにふさわしい、観る者を辱めない、気を使わせない、心から聴き入り涙できる歌声を披露してくれた。

 

これができる彼女が

 

まだまだできるだろ!

 

って絶賛輝き中の尾形春水

 

ここでアイドルとしては幕を閉じる。 

 

最初に述べたようにここ最近はAKBの穢れた汚れたショーばかり観てきたもんだから、余計感動して涙が止まらなかったね…すごいねこれは…こんな者の如きにという悔しさもあり、しかしこれが彼女がここまで積み上げて活動してきた背景・物語から繰り出される「最終回」なのだから、感動するのも当然ということだ。

これで感動できない者は人間として日本人として何か多くのものを欠落している証拠でもある。

 

それでー、これを観て強く思ったのはやはり

ハロー!プロジェクトは間違いなく「アイドルをやっている。できている。」

AKBって群れらは「タレント養成所」のタレント的はしゃぎでしかないと気付かされた。

言葉は悪くなるがAKBには風俗臭をどうしても感じてしまう。

彼女たちのやり方、やってる様、魅せてるそれ。
元国民的だったはずが大衆的体臭ではなくて風俗臭をプンプンさせてしまっている。
「アイドル」という名目でステージに立つとき、ハロプロの女子らは洗練された輝きを放つまさに「アイドルパフォーマンス」となるのだが、AKB勢は作り込まれたいちショー、そうまさに「AKBshow」を観せられているよう。

実際は、黒幕たちによるところが大きいのだが、常になんだって矢面に立たされてしまうアイドル達に向いて思い考え、感じてしまうのが世の常だ。

そこでAKBをアイドルとせずに「タレントさん」として見れば、あぁなんだ、なるほど、そうだよねって、自然と受け入れられるのだが、「私たちはアイドルです!」って主張してくる様が世間から嫌われてる一因ともなる。 

 

そんなモノ如きに対して「山田野絵!90何位!」

おおっ!!

やったね!

泣いた!。。

感動した。。。素晴らしい!! 

とかやってる場合じゃないぞって、真にアイドルたる尾形春水卒業コンサートを以って気付かせてくれる。

 

 

お寒いスピーチはできても、アイドル歌手として一人で大舞台に立つことはできない。

それは「与えられない」からではなくて、中身が空っぽなのだから「できない」ということ。

観客の声援にのまれないで、会場を掌握し観る者の心をわし掴む網羅力。

口パク芸でやってきたAKB勢には到底できない。

オッサンらの汚ったない手を握ることにかけては右に出る者はいない、世界一で間違いないがステージに立つとき、そのスキルは何の役にも立たない。

 

対してハロプロが誕生初期からずっとブレずに頑なに継続してきたこと。

強み。

ハロプロらしさ。

絶対に何があっても生歌で披露し続けるという姿勢は、時には辱しめ、ダサさ、無様さ、ダメさ加減の披露にもなったが、時としてこういった最高傑作に相応しい名場面を作り出す源にもなっていたのだ。

 

尾形春水は、最後に見事それ(ハロプロ魂、モー娘。魂、つんく魂)をやって魅せてくれた。