AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

ももち卒業から1年。カントリーガールズの変わりゆく気持ち…チビっ子たちの新たなカタチ(山木は二十歳)

 

朝っぱらから涙ボロボロ流して泣いてしまった。。。。。。

もはやただの馬鹿丸出し。

 

嗣永桃子が卒業してから1年が過ぎた。

 

1年ぶりの懐かしさと相まって朝焼けの空模様の色合いに駆られて勇気という名の心のマウスを使って超高画質なももちの卒業コンサート動画を朝っぱらから観てしまったのでした…

 

推しても何でもないただの超ロングな傍観者だけどやっぱり自分にとっては初めてのアイドルの卒業コンサートであり、それだけを観たんじゃなくて彼女たちのグループと1人1人の関係性やこれまでの活動歴、物語的な背景、キャラクターをしっかり頭と心に刻んでの、それだったから、リアルタイムではもちろんグッとくるものがあってまんまと大号泣してしまったし、偉いもんで1年振りとはいえ全部、覚えてるものだ。こんな場面あんな場面、表情、景色。

 

曲のタイトルはほとんどすべて忘れてるくせしてそういった絵だけは全部覚えてたね… 

 

この夕焼け色の空模様がやたらと強く印象に残っているんだよね~

 

AKBの総選挙と同じく?それがあってからのだっただろうか?

ももちの卒コン天候大丈夫か?ってずっと騒がれていて、雨が降ったら降ったでもちろん決行するし、「雨の中の卒業コンサートなんて後の伝説になる!」と、ももち自身が発言していた。

それで当日、リハーサル段階ではまだ小雨が降っていて、これは大丈夫かぁ…?ヤバいなぁ…

ってところからの、晴天、夕焼け、星空、月も出てたっけ?

天候が味方しステージをより美しく芸術的に作り上げた、これはこれで結局伝説になってしまったね。

 

自分みたいに自然大好き人間からすると野外というだけでもなかなかなのに、さらに天空の景色すら味方になってくれるのであればそれはもう言うことなしだ。

蚊がヤバいwwwwwww

と何チャンネルだかでわちゃわちゃ騒がれていたけど現場はそうでもなかったのだ。 

 

それでまた、いまだに悔しいのが、いまだに腹立たしいのが… 

 

「にゃんにゃにゃんにゃんにゃ~ん!♪」

 

ももちの持ち歌?「にゃんにゃん体操」の出だし。

いまだに鳥肌立ってしまうという悔しさ、腹立たしさ(笑)

ムカツクわ~。。なぜってホント、中身はゴミみたいな駄作で面白くもなんともない聴きどころ皆無の「超ネタ曲」なのに、恋人や家族のいる前では絶対に聴けないような聴く者の耳を辱める虫けらみたいな曲なのに、その出だしのセリフ的歌唱パートだけは、「ももち!」というキャラクターがドーン!って表現されていて、鳥肌が立ってしまう。 

そしてもちろん、卒業コンサートでのステージでボーン!っと飛び出てくる感じとか。

1年ぶりに聴いたけどやっぱり鳥肌立った場面だった。

 

くだらない髪型の遊びにはまるで興味はないのでど~でもいいんだけど、彼女のファンやヲタからすれば『ももちの伝説キターーー!!』なのもわかる。 

 

こんなに張り付けたらただのキモもももちヲタに成り下がると思うだろうか?

 

大丈夫。その心配はない。

この人はアイドルじゃなくてアーティストだったからね。少なくとも卒業するこの頃は。

 

「ももちはみんなのアイドルだよー」

って自分で言っちゃうアーティストでその顔はどう見たってただのおばちゃんでしかない。

ももち似の〇V女優の方がよっぽどアイドルっぽくてカワイっと失礼。。。。

 

彼女のこのクオリティ、能力、表現力はアイドルの枠を飛び越えていたもはや年齢的にもアイドルではなくてアーティストでも良かったけれど、ほとんど多くのファンやヲタは「嗣永桃子はアイドルである」と信じて声援を送ったのだから間違いなくももちはアイドルであったしアイドルでいられた、結果的に過去最高の完成度を誇るアイドルで終わることができたということだ。

 

これはこれである意味正解であり、もっともアイドルたる像である。

 

AKBグループなんかを見ているよく分かるけど中身の伴っていないホントにどこにでも転がってるような有象無象の素人娘が「アイドルでーす」って自称するだけで周りは誰も相手にしていない悲しさ、虚しさ、悲壮感の漂いを痛いほど感じてしまうけど、嗣永桃子はある時期ついに開花して中身を伴った完成度になれたことで「真に人を惹き付ける素人を越えたタレント、アイドル」になれたんだよね。

 

AKBの現役アイドルメンバーが選ぶ、「他のアイドルグループのメンバーさんで、AKBにいなくて良かったなって思う人は?」

第一位「嗣永桃子!」

なのもうなずける。

偽物同士、素人同士でわちゃわちゃ楽しくやってるんだからプロ化の人は来ないでくださいって、そりゃそうだ(笑) 

 

 

こーゆーの、なんて言うんだろうね?

 

逸話じゃなくて…伝説じゃなくて…語り継がれる…的な…なんて言うんだろう???

 

あのー、まゆゆが、マイクを置くとかで、昔の偉大なアイドル様の真似をしてた、あーゆーのとか、なんて言うんだろうね?

 

その行動というか、後に語り継がれていく…やっぱ逸話?

 

逸話違うな…

調べたら「伝承」とか、「口承」とか、「語り草」とか。

伝説になる、伝説に残る、言い伝えられる。

やっぱり語り継がれるでいいのか…

 

何の話やねんっ!?

ってところで要はついこの前のAKB的総選挙を初めてフルで鑑賞して各自のスピーチなんかも普通に感動して涙ボロボロ流して、やっぱりエエわ~って、一人で馬鹿みたいに感動した、ものの…

 

客観的に見てるもうひとりの自分の感情としては常にくだらねーって思いがあって、ダサさやつまらなさ、悲壮感、虫けら感に漲っていて、ネット上恒例の悪口ではなくて単純な感想として、須田亜香里松井珠理奈、あるいは上位数名のスピーチや動的表現力で、嗣永桃子のような「語り継がれるような魅せ方」がまるでできていないという寒さを感じたよね。

 

「ももちの小指高らか」も寒い?

 

もちろん、絶対寒い。

でもそれはリアルタイムで寒かっただけで、後の伝説、語り継がれるという視点で見れば、これってものすごく素晴らしいやり方なんだよね。

 

こーゆーのが、AKBって、昔は自然発生的にできていたはずなのに、今はもうホント皆無で無様でダサくてただ寒いっていう、悲壮感半端ない大根役者勢ぞろい的な素人集団になってしまっている見心地の悪し感が常に彼女たちの空気にまとわれている。

須田のスピーチも松井珠理奈のスピーチも今観てもいつ観てもずっと寒いというダメさ加減。

 

別に無理して変に名言残せとか伝説を残せと言いたいわけではない。

 

でも大切なことは、「真たる者」は、自然とそれが出来るんだよね。

須田も松井も頭でしゃべりすぎてて観る者聴く者の心には到底届かないくっちゃべりでしかなかった。

 

でもさらに大切なことは、500とか600人近くいるんだから、それが出来てしまう「真たる者」がAKBグループにもちゃんと居る。

それらが、序列の壁やなんやで埋もれて出てこれない、表現する機会がないから、ホントただの哀れで悲壮感漂うダサいグループに成り下がってしまっている。 

 

身内向けのイベントなんだから身内が楽しめればいい!外部の声なんてど~でもいい!!

 

なんてイマドキ思うバカなヲタはさすかにもういなかろ。

 

 

なんでAKBの話になってるのか知らんけどももちの卒コンの話。 

 

尾形春水卒業コンサート感想で述べたように、

ハロプロが誕生初期からずっとブレずに頑なに継続してきたこと。強み。ハロプロらしさ。

絶対に何があっても生歌で披露し続けるという姿勢は、時には辱しめ、ダサさ、無様さ、ダメさ加減の披露にもなったが、時としてこういった最高傑作に相応しい名場面を作り出す源にもなっていたのだ。

 

これが下手くそだったら感動も半減するし場合によっては興ざめなシーンすら描いてしまう危険もある。

 

でも大丈夫!

この女の子たちは上手いのだ。

カントリーガールズ誕生初期からずっと言われ続けていた、モーニング娘。を上回る可能性。

美的面はもちろん、嗣永桃子が指導することでのバラエティ対応力とユーモアの獲得、そして上手さ。

 

ホントに惜しかったね。

 

今となってはヲタはもちろん、カントリーガールズの移籍3人はとっくのとうに、残留してる2人もいよいよ「カントリーガールズとかどーでもいいから活動して――――!!」感情が前面に出てきてしまっている。 

ももちロスは当たり前だがとうに無いし、「ももち先輩」と発する機会が無くなることで薄れていく意識、大切なこと。

 

でもそれでいい。 

女性って強い生き物で、故郷を離れて嫁ぎ行く身であるわけで、新天地で強く賢く上手く楽しくやっていく能力にきっと長けているものだから、男なんてものはいつまでもいじいじうじうじしてしまうけど彼女たちはカントリーガールズやももち先輩を捨ててもいいからあるべき姿、アイドルとして魅せるべき姿、場所にたどり着くことの方が彼女たち自身のアイドル人生の幸せでもあるはず。  

 

ハロプロがドン底だの暗黒だのゴミ同然だの言われながらもいまだに活き続けて著名人たちからの支持もむしろAKBよりも多く得ている理由がよく分かる。

 

彼女たちは残してるんだよね。

残せてる。

 

それでまたハロプロってのは「大人たち、作り手たち、黒幕たち」が無力で雑魚だから、つまりどういうことかって、まさにアイドルたち自身で作り上げてやって魅せて、残してるんだよね。

 

そういう環境は、時として強大な敵となり得るけど、上手くやって味方に付けれれば、大きな追い風として押してくれる。

 

 

個人的にはももちとりりぽんの共演が観たかった…