さや姐はやめねえ
ほぼすべてのファンやヲタらが意表を突かれて驚いていたようですが…
(山本彩とは関係無しに)松井珠理奈の件が起こって以降、主にツイッターの一部の純粋なファン?たちの間で「この件で(間接的に)心痛めて傷つき(アイドル活動に嫌気がさして)卒業する者が出そうで心配」なんてポロっと不安の声を上げる者たちが超少数だがいました。
そんなことで卒業するアホがいるか?
って、いるわけないんだよね。
基本的には、いない。
女子ゆえに、いない。
ところが稀に、女の子でありながらにして男義みたいな熱情の魂持った女子というものがいるもので。
それで結局、山本彩が珠理奈の件を気に病んで卒業発表に至ってしまった。
もちろん、珠理奈の件だけではない。
総選挙後、何が起きただろう?
大阪で…
山本彩もその起きたことにある程度巻き込まれたことを発信していたね…。
しかも彼女自身が被害被る現実を見ている。
テレビやニュースでこんなことがありました~って言うのを間接的に見て知って、へぇ~大変ね~、では済まない、被り。
そしてそれが、自分(山本彩)や自分たちNMB48を応援してくださる(大阪の)ファンの方たちも被っていると、そこにも思いを馳せる。
それで、それ自体がどう、とか、こうとか、ではないんだよね。
その後の展開にこそ、山本彩にアイドルグループ卒業を決意させた感情面に作用するモノが潜んでいる。
つまりどういうことかって、地震が起きていながらにして、相も変わらず大阪での事件犯罪の多さたるや。
被った人たちを見て見ぬフリして我が物顔で横暴奮う邪悪な者たちの多さたるや…。
ボランティアに駆けつけてくれる心優しき人々、支援してくれる心優しき日本人たち。
どこの誰とも知らない赤の他人
いや違うよ?
同じ日本人じゃないか?
助けなきゃ!
助けようよ!
ってそれらを賜っておきながらにして、日々ニュースを賑やかす事件犯罪の多さたるや…。
地震をネタに悪ふざけする者もいたね。
中国や韓国や、アメリカがやってるわけじゃない。
同じ空気を吸い米を食して日本語を使う、同じ日本人同士による傷つけ。
山本彩自身が被ったからこそ、より強い感情となったし思い描く焦点の場面、舞台ともなった、親切にしてくださる方たち支援してくださる方たちの素晴らしき愛情を感じるのと同時に、邪悪な部分にも目が行き実感して嫌悪感を抱くことに結果なった。
少し前だがだいぶ話題になった「水曜日のダウンタウン」のとある一場面。
孔子の論語(「子曰く…」のアレ)にあるもので、「世の中が乱れ、愚者たちによって荒らされた邪悪な者たちが支配する世界となった時、善を行っても、説いても、通用するはずがない。正しい道が成立するはずがない。そんなときは、引いて、隠れて、ひっそりと、正しい道の追及を己で勝手にやっていようよ。そしてまた、善が善として認められる、正しい行い、道がきちんと評価されて称賛され、求められて受け入れられる時が来たなら、自分たち(正しき行い、道を説きたい人たち)の出番が必ず訪れるだろう。活躍の場が与えられる(人々から求められる)だろう。」
このブログでも何度も語ってきたこととして、洗脳されたヲタらやみる目のない駄馬ら、邪悪な心を持つ病的異常者に何言ったってやったって、意味が無い。正しく観る(見る)目がなければ、真に素晴らしい作品も、真に素晴らしい才能も能力も、アイドル達の渾身の努力も、まともに評価されるわけがない。
別に、はるか昔のどこぞのおっさんだかおじいさんが語り散らした論語を推しているわけではないが、大切なことは「真(芯)の在り処」を知ること。
子供が車にひかれて、倒れているのを、見て見ぬフリして、素通りして、無視して、
「素晴らしいね!👍👍👍」
「いいね!👍👍👍👍👍👍👍👍」
「人として優れた行いですね!」
なんて称賛されることは、どんな時代でもどんな国でもどんな文化を以ってしても、あり得ないんだよね。
人間界における「真(芯)」を垣間見ればこそ。
ゴミ拾いしてるデブを目の前にしてポイ捨てした輩に対して
「いいねいいね!テレビだからって調子に乗っていい子気取りしてるテレビにダメージ与えてナイス!」
「素晴らしいね!������👍👍」
とは、ならないのも同じ。
でもそれは、「真(芯)」の視点で見た時の話であって、その邪悪なやり方が「正解」「素晴らしいね!👍👍👍」となり得る世界、環境が出来上がることは容易にある。いつぞやの、中国だかで、商店街で子供が引かれて、歩行者たちは無視する…なんてニュースで盛大に賑わっていたけれど、他人事ちゃうで?日本ももう既にそうなっているのだよ?気付いてるの?
日本人サポーターがW杯でゴミ拾って素晴らしいね!日本人は素晴らしいね!
いやちがうちがうちがう。。。
日本人が素晴らしいんじゃなくて、善良なる日本人が素晴らしいんだよ…って。
今はまだ善なるが踏ん張っているけど、いつでもひっくり返る時期に来てるんだよ?
…と。
これもまた少し前の「ワイドナショー」での松本人志、ヒロミらオッサン芸人たちの述べた言葉
「最近は世間の方がどうかしちゃってるよね」
「世間が異常になってきてるよね」
「ちょっと怖いよね」
…
だいぶ話が山本彩から脱線してしまっているので話を山本卒業に戻すと…。
別に10代女子のアイドル達が世直し気取って活動しているわけではない。
そこではなくって、自分たちに向いていてくれる人たちが「善」であると信じている、期待してる心の隅にあるほのかな「やりがい」を、昨今、あるいはピンポイントで珠理奈の件、また山本的には大阪地震と合わせて、アイドル活動する理由の(あくまで)1つ、範囲は狭いがだがしかし大きなやりがいの一つに傷を付けられて、「もぅエエわ、やめやめ。やってられっか。。」と、とんでもないタイミングの卒業発表となってしまった理由がよく分かる。
珠理奈と地震と、時系列でまるで関係のないバラバラに起きていることであれば、彼女自身心情の処理は容易だっただろうけど、残念ながら、重なってしまったね。
自分に向いて来る攻撃ならまだいい、と。
しかしそれらが、大阪のファンの方たち、あるいは戦友で年下の可愛い珠理奈だったり。
自分の心がどんなに強くてもやりようがない守りようがない時、無力さを知り、またさらにむしろこんな時こそより強く「悪」を意識してしまうものだ。
純粋なファンたち、人間的に素晴らしい人たちがたくさんいることはわかってる、握手会に来てくれるヲタたち、みんながみんなとは言わないがちゃんとしたまともな人たち、心優しい人たちで満たされている世界、そんなことは当たり前のように分かっている。
しかしある一瞬間だけ、2つの出来事によってこの世には邪悪な人間しかいないのか…という悲しみと絶望を、山本彩は感じてしまったんだよね。
アイドルというテイで活動して「観る者を楽しませて元気を与えて」なんてやっていても、(人の心を変えようとか作用させるなんて、そんな大それたことなど考えていない、世界を平和にするとか。そうではなくて)「所詮は、こんなものか…」という絶望。ガッカリ。「こんな連中相手にやっているのか」「こんな連中に見られているのか」という嫌悪感。
自分のやって来た活動の無意味さ、くだらなさ、なんて寒々しくて弱弱しくて馬鹿げているのだろう。
自分がただ肥えるだけ。
伝えていたつもりが伝わっていない?
自分よがり?
山本彩の男義にも似た精神と内向的なアーティスト脳と合わせて「あ~くだらない、やめやめ、もうや~めたっ!」
投げやりな気持ちに陥っているときほど決断が簡単に済むことも無いだろう。
冷静な判断が出来ていたとはまるで思わないけれど、2年以上前から卒業するタイミングを模索していたのなら、気持ちの面でやめてしまお~~~~っとが加速している今なら、それも悪くはない。
別に愚民らへの当てつけではない。
上で述べたひかれた子供を無視する世界を、脱したい気持ちが一気に高まったんだよね。
誰だってそんなことは見たくないし知りたくないでも現実にはあちこちで起こっている、何かそういう衝撃が、山本彩に一気に襲い掛かったことで、脱したい(逃げたいとはまたちょっと違うんだけど)、そういう気持ちに駆られてしまったのだ。
総選挙今年は出ませんって、そしたら「妊娠(デマ)」で騒がれて、嫌気がさして、そこから卒業発表してやめてくまで速かった~
彼女の場合やめ方もなかなかすさまじくて、ヒステリックな感じがでも女子っぽくあったかもしれないけど。
NMBの悲劇は再び繰り返されたのか…?
お互い気持ちの良い、清々しい、晴れやかな気持ちで、今まで活動し楽しませてもらったいち女の子を、華やかに送り出してあげられない現状。
別に山本彩が水曜日のダウンタウンを観て「あ~あ、やってらんな~い」って思ったわけではない。
ああいう邪悪な要素が局所的に彼女に撃ち込まれたことでアイドル活動、自分のやっていること、向けている対象たちに幻滅し、愛想尽かして、投げやりな、そして何とも間の悪い卒業となってしまった。
どう考えても…
山本彩の卒業するタイミングは今ではない。
今はさすがにおかしい、違和感がある。
そろそろ卒業しよっかな~って2年間もダラダラダラダラどんだけ優柔不断なんだ?どんだけゆるゆるのグループなんだ?あの日あの時いくらでも卒業できただろうに…ってその中にあって、逆にむしろ今は違うだろ!って場面での卒業を決意し実行すること。
「今のNMBを他のメンバーに託したい」
なんて無様で哀れで、悲しみに満ちた卒業理由なのだろうと、誰もが思ってしまう…。
今までずっと、手を抜くことなく全力で、自分よがりよりも自己犠牲の精神をもって協調性を以って他人を思いやる心を第一に活動してきた、AKBグループやアイドル界の枠を飛び越えて人気、支持を得ている偉大なる姐さんを、こんな卒業の仕方に仕向けた根底にあるものを、今はまだどうすることもできない。
邪悪が明けて晴れるのを、ひっそりと待つしかないのかもしれない…。
しかし山本彩のように一時代築いて引くことができれば良いが
今からだ!これからだ!頑張るぞ!
って意気込むカワイイ後輩ちゃんたちにとっては、大きな試練が待ち受けているかもしれない。
キャプテンの思いを託された実は70人?近くいる残された現役メンバーたちの、今後の活躍とNMB48の興隆と、どんな世界を描いて魅せてくれるのか、お前らみたいなもんに何が出来んねん?ってところからのアイドル魂から繰り出される表現が非常に楽しみでもある。
7年、8年とかかって今ようやく、NMB48の第二章が幕をあけることになる。