大人になったりりぽん
とっくに卒業したアイドル須藤凜々花をここまでネチネチと追い書くブログマンも他になかろう…
去年のあの時、あれがニュースとなって興味が湧いて須藤凜々花の動画をいくつか観た時、それは「ゲぇ吐くアイドルりりぽん」と(ブログメッセージより教えてもらった)「AKBのお泊りっ!ホテルでエッチな動画観て…のくだり」と、(未だ何の場面か謎の)「警察犬的なそっち系の犬に追いかけられるりりぽん」の3動画を観て「オモロイやっちゃな~…」と感動して以来、それきっかけで興味を持ってAKBに魅かれることとなった。
須藤凜々花がどこにでも転がっているようなただの普通の女子型アイドルだったら「だろうねー」で終わっていただろう。
たった1、2分程度の汚い画質の動画の中に映る須藤凜々花は確かに異質で煌めいていて、普通ではないなにかとんでもないパワー、エネルギッシュな才能を感じさせてくれる魅力を放っていた、様に見えたのだ。(この感覚はだから、元モーニング娘。の亀井絵里の「エリック亀造」を観た時と同じでもある。「こりゃオモロイ!コイツは凄い!」と思わせる謎めいていて力強い才能、ユーモア、センス、魅力。)
それでこれが単に須藤凜々花に魅せられて洗脳されてしまったいちファン、ヲタ視点的に「りりぽんいいね!」「りりぽん面白いよ!」「りりぽんは凄いよ!」「りりぽんは才能に溢れているね!」と、自慰的わめき散らしで言っているのではない。
常に安心してもらいたいのは、そーゆー視点(洗脳脳)で見て語っているコーナーではない。
りりぽんについて、ウィキコピになってしまうが…
2013年11月「ドラフト1期生大会議大会~~~」
2014年3月「チームNとして劇場公演デビュー」
2015年3月「11thシングルDon't look back!で初選抜入り。ニーチェ先輩付き。」
7月「12thシングルドリアン少年でセンター!」
※女性グループのシングル首位獲得数が10作に到達したのはモーニング娘。、AKB48、SKE、乃木坂に続いて5組目
8月「冠番組りりぽんのトップ目とったんで!開始。」
※NMB48メンバーで個人名の冠番組を持つのは山本彩に次いで2番目。
2016年3月「著書:人生を危険にさらせ!」
6月「AKB48シングル選抜!ついでに総選挙44位!!」
「大阪ほんわかテレビのレギュラー獲得!東京人のくせに!?」
8月「15thシングルのおまけにりりぽんのソロ曲キタァァァーーーーー!g!」
48現役メン(当時)でソロ曲もらったのはこんなところ?
AKB 小嶋陽 峯岸 柏木 渡辺麻 島崎 横山 藤田
SKE 松井珠理奈
NMB 山本 渡辺美 須藤
HKT 宮脇 指原 矢吹 多田
こうやって見ると「たいしたことないな~」
と、思うだろう?
細かいタッチはそりゃあもう書ききれないほど多岐にわたるが大きな場面はこんなものか…
須藤凜々花で面白いのは、ファン、ヲタの声援、推し感、後押し(人気)なんて関係なく彼女の活動、活躍、業が常に先に先にと進んでいった点なんだよね。ファンやらヲタらを置き去りにして一人勝手に先へ先へと進んでいた。
劇場公演頑張って、握手頑張ってたくさん売って、部数増し増して、総選挙でいい順位を獲得して、じゃあよしあなた頑張ってるね、人気出てきたね、さあ選抜だ!こんな仕事してみないか!こんな活動はどうだい!って、報い的に与えられるのではなくて、もうそんなもの関係なしに、ファン、ヲタ人気より先行してりりぽんの方が先に先に、成していくんだよね。
すると多くのヲタらは「運営のごり押しだろうwww」と笑うんだけど、その他のメンツらに当てはまるよくある運営のごり押しとはまるで違っている点が非常に楽し気だ。
作り手が、「この子を使ってみたい!」という意欲掻き立てられてのピックアップだった。
…
かつてAKB48の13期生に「光宗薫」というたったおよそ10か月間しか活動しなかった伝説的なメンバーがいた。彼女は劇場公演デビュー前から多くのメディアなどに取り上げられて「異例の抜擢」なんて言われていきなりものすごい大ピックアップをされて(AKB史過去に例を見ない)多くの先輩勢をごぼう抜きした、そして悔しい無様なヲタらが騒ぎに騒いでいたりもした。馬鹿の一つ覚え「運営のごり押し」を連呼して…。
その当時秋元Pが光宗薫の異例の抜擢に関して述べた言葉
「自分たちが送り込んでいるのではない。(ごり押しではない。)」
「ショーウインドーに飾ったAKBアイドル達が、作り手の目にとまり、使ってもらえる。光宗薫もただそれだけの事。」
「光宗薫という魅力的な存在を作り手たちが欲しているに過ぎない。」
当時はまだまだ、むしろまさに、AKB48の絶頂期(前後)であったため、光宗薫のピックアップ感はとてつもなかった。
それと、AKBの人気下降期のりりぽんとを比較してしまうのは悲しくもあるが、逆に下降期でありながらにして、須藤凜々花もまた作り手たちから欲されていた。
もちろん身内の推しを否定はしない。ソロ曲だって秋元Pの手の内でしかない。トップ目とったんで!のプロデューサーもAKB関連の番組に携わるたれ目のオッサンだ。細かいタッチではあっちこっちいろいろな場所で活動もしたが大々的なピックアップの光宗薫と比較してはりりぽんの威力は弱まる。
でもそんなことはどうでもいい。
10か月で見切りをつけた光宗薫ではなくて、ピックアップされて結果を残せず活躍できずにあっけなく散るのではなく、作り手の期待を裏切るのではなく、作り手をがっかりさせるのではなく、「もっと!もっと!」
トップ目とったんで!スペシャル回「SKE48メンバー2人とタッグマッチだ!!(結婚宣言少し前)」にて松村香織とのトーク
「りりぽん推されに推されてるよね」
「推され街道まっしぐらじゃん」
「山本彩が卒業したら次オレの時代だぜ~~~くらいの感じでしょう?」
どこを基準(スタート)にしたらよいかは自分にはわからないけど、「ニーチェ先輩(おまけ曲だが一応センター)」から始まったとして、ここまで長らく作り手たちを楽しませて欲され続けたAKB的アイドルが少なくともAKBグループ(黄金期のレジェンドはいったん除いて。。)の中でいただろうか?そんなメンバーが…
推されてたけど衰えちゃった系でパッと思いつくのは(現在受験勉強で活動休止中の)SKE48の後藤楽々だろう…
彼女もある程度のピックアップを受けて、でもなかなか当たらない…バットは振るのだが、当たらない…かすりはしているのだが、須藤のようにバチチチィィィィっと気持ち良くは当たらない。彼女自身もその当たらなさに苦労し苦悩もしていたようだが、つまりはピックアップされたとて、当たらないことだってあるし、むしろ当たらないことの方が多かったりもする。
ここで言う当たるとは人気が出るか否かではない。
業を上手く成すか否か。
当たりまくる須藤凜々花と、当たらない子と、何が違うのだろう?
デビューして間もない頃の、なんかの番組。「百人一首、プロと1対3で対決編!」より。
最初の、登場シーンでナレーターさんが
そしてりりぽんの語り。
「中学の授業ではじめて、学校の大会で優勝し続けて、区大会に出場しました。」
この時、ワイプに映り込むスタジオで観ているタレントのおばちゃんは
「中学の授業で」
「ぷっwwww」
あるいは東野は
「アカンアカン、コイツはアカン。使えねーよ。」
まあ、まあ、よくある「アイドル女子に対する偏見」が容易に見て取れる場面だ。
さて、その対決模様は、須藤凜々花がダントツで魅せた。
須藤凜々花のみが魅せ場を連発したのだ。
笑いもしっかりとった。
洗脳されたヲタ目線での「りりぽん良かったよ!」ではない、中身のぎっしり詰まった面白味だ。
ウンナン、ダウンタウンととある番組で数年共演している清水ミチコのくせして面白さの欠片も出せない。百人一首でも活躍できない。見栄えもど~にもならない。モノマネするしか能がない。
唯一、彼女の登りを邪魔するものがあったとしたら、それは「アイドル女子に対する偏見」だろう。
この場面を観るだけで十分。
彼女が真に才能を蓄えている「もっている」と分かる。
たまたま炸裂したのではない。
炸裂すべくして炸裂したのだ。
アイドルすることが目的なのであれば?
劇場公演で完結できる。
本当かどうか、本音かどうかはわかりようも無いが、多くのAKBグループのアイドル達が「劇場公演いいよね!」「劇場公演楽しいよね!」「劇場公演最高だよね!」「劇場公演熱いよね!」「劇場公演あってこそだよね!」「劇場公演が何よりも大切だよね!」
と、口々に語る。
そしてヲタらも同様に「劇場公演を重要視して最も大切にしている」様に見える。
だからそれであれば、劇場公演でアイドル活動は完結するのだから、それに熱中してそれだけに取り組めばいい。
劇場公演に熱中して真剣に取り組むアイドルを邪魔するものなどいない。邪魔することなど何もない。何を言われる筋合いも無い。
演じ手、ヲタ、運営3者で合致する楽し気な活動ではないか。
AKB48にいる横山ゆいりー…完膚なきまでに名を忘れてしまったけど「ゆいりー」が素晴らしき話題を提供してくれているではないか。ゆいりーのようにシアターのマザーとなるが如くに劇場公演にのみ全力で取り組んで「アイドル」を全力で楽しみすればいい。
内輪のバラエティ番組に出れなくったいいじゃんないか、呼ばれなくたっていいじゃないか、握手の売り上げがたいしたことなくてもいいじゃないか、選抜に入れなくたっていいじゃないか、自分を好意的に見てくれるファンたちに対して劇場公演で輝いて魅了するアイドルたる根本がしっかりとできているのなら劇場公演でいくらでも完結する。
そこで完結しておけば、良いにもかかわらず…
無駄な足掻きをしようとする意志があるから厄介なのだ…
そりゃあ東野でもおばちゃんでも、劇場公演に出て来て歌い踊れば「なんだそれは!」「ダメだダメだ!使えねーよお前みたいなもんは!」「どの面下げて出てきたん?」といくらでも言えるが、東野もおばちゃんも、劇場にやってくることは、無い。
その逆のことをしようとするから、自称アイドルたちは多大な苦労をする。
運営、作り手からのピックアップ、あるいは総選挙などのくだりからファン、ヲタからの推しによって、その逆のことをせざるを得なくなって、躓く。失敗する。厳密に言うと「上手く出来ない、やれない、バチィィィっと上手く当たらない」
それはなぜかって、中身を伴っていないから…
当たり前と言えば当たり前。
10代の女の子なんだもん。。。
(AKB問わず)そんな中にいてごく稀にではあるが、上手く出来る者がいたりする。
当たりまくる須藤凜々花と、当たらない子との違い…
中身を伴っているかどうか、ぎっしり詰まった才能、センスの有無
東野に「アカン、アカン、コイツはアカンで」言われてしかし魅せ付けて「お前みたいな見る目のないもんが何言うとんねんwww」というカウンターが出来るかどうか。
アイドル女子に対する偏見はやむを得ない。
だって実際程度は低いしダサいしヘボいし無様だし、ヘラヘラしてるタラタラしてるし嫌われて然るべき、見下されて然るべき様相は山とあった。
だからこそ大切なことは、そーゆー思いを覆せる普通ではないなにかとんでもないパワー、エネルギッシュな才能を感じさせてくれる魅力があった須藤凜々花は、だから凄いのだと。
なんで東京人のまだまだ若手の須藤凜々花が大阪ほんわかテレビのレギュラーになれたのか…
光宗薫のいた頃とはAKBの人気もだいぶ違うし、まして「NMB48」だから、偏見と合わせてりりぽんの登りもなかなか容易ではなかったろう。
今でこそ?
『指原莉乃様ぁ、ははァ~orz。。』
と多くの人間がひれ伏しているが、めちゃイケ期末試験(たぶん2013年)の時はまだ、指原の発する言葉に対して、「はぁ?」「何言っちゃってんの?」と、強く当たられていた。(岡村先生のように)
つまり、無下にされる。見下される。かえしてアイドル女子に対する偏見。(実際当時の指原は癪に障る系女子だった)
東野や、ぷっと笑ったおばちゃんたちのような見方や人が多くいる。
なんも出来ていない清水ミチコに対して「いや~みっちゃんめっちゃおもろかったね~」「ミチコさん面白かったですよ~」って。芸能界ってそもそもそーゆーところ。
だから島田紳助のような大物で大御所でありながらにして、ちゃんと見る目があって、真に才持つ人間を見抜いてきちんと評価して、ピックアップして世に送り出すことに積極的な、そーゆー存在に出会えていれば須藤凜々花もまた、NMB48にいて大きな飛躍があった、かもしれない。
何度か述べてきたけどめちゃイケも無いとんねるずも無いウンナンも無いヘイヘイもうたばんもない音楽バラエティが欠片も無い紳助すらいない、アイドル女子にとっては冬の時代でしかないそんな中にいて須藤凜々花の異例の抜擢と異例の飛躍は彼女の醸し出す魅力ときちんと蓄えた才能とが炸裂した結果であって、須藤凜々花はやっぱり凄かったんだなぁ~と改めて感じることができるのだ。
しかも、大いにバラエティについて語りすぎてしまったけれどりりぽんにはちゃんと自身の「音、メロディ」があった。意識できていた。ソロ曲とか持ち歌とかそーゆー意味ではない。劇場公演頑張ってるね!でもない。
ちゃんと音と共に活動していた。音楽を大切にできていた。そこをちゃんと疎かにしてはいなかった。
つまり、ちゃんとアイドル出来ていたんだよね。
ちゃんと彼女の背景、バックボーンには軽快で心地良いリズムとメロディがあった。彼女の紡ぎ出す物語の随所にメロディがきちんと絡み込んでいる。
そこがちゃんとあっての、バラエティなり外での活躍でなければ、アイドルを名乗る意味が無い。アイドルでいる意味が無い。
はぁ…
それにしてもいないよな~出ないよな~
須藤凜々花のように、いきなりセンターに抜擢されたり、ソロ曲貰ったり、ソロライブ開催しちゃったり、自身のレギュラー番組持ってたり、しかもそれが帯だったり、有名どころのテレビ番組に出まくってたり、総選挙で20位台に入ったり…ファン、ヲタを置き去りにして作り手たちからピックアップされる存在。ファン、ヲタの人気なんてどーでもいい、作り手たちが欲する存在。
いないよなぁ~そーゆー存在…
お前かぃぃぃいいィ。。。。。