AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

AKB総選挙2018・30位!~かとみなには…同じうなぎ飯食った仲間はいるのか?~

NGT48:加藤美南

【速報】

【結果】30位(29305票)

あとがき一覧 

 

【コメント保存】

 

 

NGT48の2代目キャプテン加藤美南

ホントに予定通りのなるべくしてなった順位でしかなかったね…以外と本人はもっと上行けると目論んでいたかもしれない。

彼女の場合はホントに「票を取るんだ!」っていう意気込みが傍から見ているレベルでも伝わってくるから「この人マジやな…」という感動というかなんというか…(個人的には)ちょっと引いてしまうくらいの怖さというかなんというか、(ヲタ目線で言えば)心強いとか頼もしいとか、頑張ってくれてありがとうとか?推し甲斐があるとかそんな感じに受け取れるのだろう鬼気迫るような気迫が漲っていた。

 

この人は今年はガチ感漲っていたね。

 

それでしっかりと速報と合わせて上位に入り込んでのランクアップなのだから、彼女の策と努力と、ヲタらの推し感とが合わさってAKBの総選挙に組み込まれているいちシステムを利用したある種の勝者、成功者となった。

 

30位で勝者とか成功者は無いだろwwww

 

ではないんだよね。

加藤美南がカッコいいと、コイツはカッコいいなぁと、女子のくせしてやるやんけと、魅力と気力が爆発してそうみえる大きな理由に、NGT48デビュー前後で、彼女は作り手たちから1人ピックアップされて1人様々なテレビ番組やイベントやなんやに出演する機会が多かった。(付随するメンツは固定ではなくいろとりどりだったが、彼女だけはいつもそこにいた。)

それのみならず、AKBの選抜にも早々に入っていたしNGT的にはセンター務めたり、アクロバティックなネタで注目されもしていたしNHK紅白選抜にもしっかりと、入った。

 

それでいて、なんだよね。

AKB的総選挙では、なかなか良い結果に恵まれず(それでも圏外ではないが)、今年は恒例の「3年目」の年だ。

例外は多々あれど基本的には3年までにAKB的総選挙でそこそこの順位を取らないと(芽を出さないと)基本的には後列万年圏外組になってしまう(埋もれてしまう、芽が出ない)という、ジンクスというか、都市伝説というか…なんかそーゆー感じの「傾向」みたいな感じのものがあったりもする、加藤美南の今年の総選挙はその3年目だった。

 

それで彼女たちAKBのアイドル達の視点で見てみると、はたしてどうすれば勝ち取れるのか?目には見えない説明書も無い指南書も無い、いったいどうやったら勝ち取れるのかまるで見えてこない勝負を強いられている中にいることが分かる。

たとえば部活のレギュラーだったら、それそのものを血の涙を流すくらいに努力して上手くなって勝ち取ればいい。なんて単純明快な戦いなのだろう。

学校の成績でもそう。カフェインの涙を流すくらいに努力して頭良くなって勝ち取ればいい。なんて単純明快なくだらない戦いだろう。

しかしAKB的総選挙は違う…

 

どうすれば勝ち取れるのだろうか?

 

加藤美南は分かっていたし、焦ってもいた。

あれだけデビュー前後でテレビに出まくっていろいろな活動をしておきながらセンターに据えられていながらにしてじょじょにじょじょにお払い箱のような扱いへとなっていきさらには他のメンバー(同期)たちが台頭していく。

彼女は夢に「センター」や「AKB選抜」を挙げており、女優とか声優とかタレントとか芸人とかそんな大それた夢は抱いていない。

 

ペディア見より。

 

素晴らしいことではないか?

AKBグループの新潟発足のNGT48に加入してきた女の子は、ちゃんとアイドル活動に目を向けていたのだ。

アイドルとして勝負し、勝ち取りに行く姿勢を初期の頃にちゃんと抱いたいた女の子だった。

「センター」「選抜入り」に関しては随所で口にもしている。

自身の夢や希望をしっかりと声に出して言葉にすることはとても良いことだと小学生低学年で誰しも教わったことだろう?

そんな加藤美南だからこそ、3年目となる今年の総選挙において「絶対に負けられないぞぉー!!!」という胸の高鳴りと、焦りを同時に感じていたのだ。

もし今年も、たいした結果にならなかった時、自分の位置がある種確定し、もはや「センター!」「AKBの選抜!」なんて軽々しく言えなくなってしまう悲しさ、気持ちの落ち、未来展開が待っているし、あの日抱いた夢に対しても切ない気持ちにもなる。

他のメンバーがセンターを務めて目立ち輝き、AKBの選抜のために都上りして都会へ出ていくのを隅の方で後ろの方でただじっと見ているだけの自分…またずっと暗い部屋の片隅で孤独にshowroomショー開催している哀れな自分…

イヤイヤイヤ、そうはなりたくないと。

まだ最前線で戦うアイドルでいたいと。

そのためには今年どうしても勝ち取らねばならないのだ!!!

…と。

 

彼女はガチだった。

 

上で述べたどうすれば勝ち取れるのか?

彼女は直接票をもぎ取りに行ったんだよね。

間接的に得るのではない、もう直接票でいいと。

※これで大切なことは彼女の活動が「真」であるからして、ただボケェ~っとして票だけくださいとは意味が違う。

自販機のつり銭入れに手を突っ込んでみたり、自販機の下に這って見ては落ちてないかと探し求めたり…

どこかに票は落ちていないかと、血眼になって全力で直接票を取りに行ったのだ。

言うまでも無く活動はきちんとやっている、挑戦できることにも果敢に挑む、それはそれとして、それとはまた別に、票はないか?どこかに落ちてないか?と、それすらも全力で行(おこな)った。

  • 2017年 71位(16641票)
  • 2018年 30位(29305票)

3年目にして芽を出す30位という結果。

彼女はしっかりと結果を出したのだから素晴らしいではないか?

単純明快な戦いすらやらないのび太君で溢れかえる世間一般の雑魚らと違って、彼女は意識して勝ち取りに行き、事実勝ち取ったのだ。

 

しかもこれで何がカッコいいって、加藤美南の真にカッコいいところは、これを、この勝ち取りに行く姿勢を

「さ~て、今年もそろそろ総選挙の期間だなぁ~…いっちょやるか!」

ではなくて、1年前からもう既に勝ち取りに行くガチ感で挑んでいたところにある。

ここがカッコいい!

これは声を大にして言いたいところでもある。

 

はぁ~邪魔臭い総選挙も終わったことだし、また平和な日々が訪れる~ワイワイ♫

 

ではなかった。

 

しばらくは楽しく平和に遊んで暮らせるぞ~ワイワイ♪

 

ではないんだよね。

 

2018総選挙、頑張る頑張る頑張る勝ちたい勝ちたい勝ちたい。

もう既にスタートしていたその姿勢がカッコいい。

しつこくなるが活動はもともとから真面目にやっていたし果敢に挑戦もしていた、それとは別に、な、ところで勝負をかけたところ。

だからよく見かけるのが、総選挙でいいランクになるために毎日showroom頑張るぞ!

って言っておきながら、どうしたって途切れてしまう。

劇場公演頑張るぞ!

って言っても、他のメンバーたちの方が人気があったりアンダー出演多すぎる!っていじけたりして心折れたりもする。

そこではなくて、(正確に言うとそこもきちんと真面目に熟してさらに)「票は落ちてないかぇ~?」って探し求めた。

ここがすごいよね。

最初に述べた「この人マジやな…」って。ちょっと引くくらいのガチ感漲る加藤美南はそうやって、30位を見事に勝ち取ったのだよ。

※合わせてかとみなのヲタさんたちもちゃんと加藤美南の全力感とある種瀬戸際の危機感を理解していたし、今年はやってやるぜ!という意気込みもちゃんとあった。ネット上のレベルでも端々にしっかりとそれがにじみ出ていた。アイドルとヲタが一体となって結果が体現されたのだ。AKB的アイドルが魅せることと、オタクらがアイドルを推すこととの一体感。NMBの惨敗劇でみるように白間美瑠のような魅力的な女の子が全力で果敢に挑んでおきながらにして「AKBのCD買うのは嫌だから~」とか「ナンタラレコード会社が儲けるためのイベントだろ買ってやるかよwww」って勘違いしてアイドル達を恥辱にまみれさしてさらしものにし彼女たちの努力を無下にしたNMBの笑劇場showとは違って、NGT(かとみなヲタら)はこの辺さすがにきちんとやってのけたということだ。

 

話変わって加藤美南の(代表作まではいかないものの)光った名場面の1つ。

 

去年の今頃になるのかなぁ…「にいがったフレンド!」の富山開拓編より。

(2017)総選挙はおそらくすでに終えており、荻野由佳、中井りかのAKB的総選挙としての台頭は済んでいる。

にいがったフレンド!としてははじめて新潟県を出て、富山県でロケをしたのだが…

「NGT知ってますかー?」

「私たちのこと知ってますかー?」

「にいがっフレンド!観てますか~?」

で、誰一人として知らずに冷たい視線を浴びて恥をかき恥辱にまみれた残酷な回。

所詮私たちはヲタら限定、一般の人たち、若者たちは私たちみたいな汚らしい偽アイドルなんて興味ないんだね…っていう現実を目の当たりにした。

「何があってもへこたれない!」

の荻野由佳ですらへこたれて心折れて「新潟帰りたい」「新潟がいい」と黙り沈んでしまった観てるこっちまで心痛む(しかし恒例のアイドルあるあるでもある)恥辱回。

最後、占い師にすがっちゃって、なんかわちゃわちゃやって、〆のコメント(富山ロケに関しての総まとめ的感想)を各自が述べて終わろうか~って場面で、加藤美南は、加藤美南だけが

「新潟よりもシャッター商店街開いてて驚いた」

「今度新潟でロケする時は商店街の人たちにお願いしてシャッター開けといてもらう」

 

最後に一矢報いた加藤美南の名場面光る。

荻野も中井も自分、自分、自分のことばかり語っちゃってて視聴者を置き去りにしていた。

しかしかとみなだけは違ったのだ。

ずっと恥辱回で進行してきたからこそ、最後の最後でバシィィィ!と魅せ付けて笑いをもぎ取った!

 

だからホントに、NGTは恵まれていない…

西村菜那子の段で載せた話だ…他の姉妹グループと比較して「独自のコンテンツにあまりにも恵まれていない」

…と。

後にできた妹ちゃんのSTU48の1期生たち(及びドラフト3期生たち)はというとそのグループも「地元?周辺地域密着型」でやっていて、瀬戸内というテイなので幅も広くいろいろな番組にも恵まれてもう既にたくさんの「野っ原(のっぱら)へ繰り出し」ぞんぶんに遊べている。

これもどこかで書いたことだがなぜAKB48は、誕生初期のお前ら誰やねん?時代に、1~3、4567期生たちは、野っ原へ繰り出しては世間の冷たい視線を浴びて恥をかき虫けら扱いされて苦労をし、涙を流してきたのだろう…ゲイバーへ繰り出したりどこぞの田舎道を太陽に照らされる中1日中歩いて食材を探し求めたり、都会のど真ん中に立ち道行く人に「私は誰でしょう?」と聞いて回ったり…それはAKB48だけではない、後続のSKEやNMBの設立時の初期メンバーたちもそうやってきたし、モーニング娘。だってスマイレージだってナンタラクローバーだって、野っ原へ繰り出すことをきちんと経てきている…。

 

だがしかしNGT48はというと…

観ているこっち側として、楽しくな~いつまんな~い退屈なんですけど~

ではない。

彼女たちが野っ原の精神を得ることが出来ていないから強くたくましい心が育まれていない脆さ、弱さが随所に垣間見える。

 

だからこそ…

Produce48企画…

キャプテンになったばかりで新人メンバーが大量に沸いてきた時期でもあり、総選挙もあるしでゴタゴタゴダコタしていたせいもあって参加したくてもできなかった(と勝手に思っている)韓国企画に、チャレンジしなかった加藤美南にとっては大きな大きな痛手となった。

ものすごい話題独占していてホントにアイドル興味のない者たちまで魅了してしまっている恐るべき企画であり、大成功と言わざるを得ない認めざるを得ない(アイドル達の成長、経験と合わせて)素晴らしき遊びだったそれに、参加できなかった経験値積めなかった加藤美南の田舎住まいが悔やまれる。

 

 

やっぱりあの日のかとみな可愛いなぁ…

 

ではない。

 

加藤美南の代表作の一つであり最高傑作の一つでもある「うなぎ飯」だ。

この場面には、「女子らの友情」というものを、男子らは見ることがなかなかない女子らの友情が垣間見えるこの場面には非常に心打つ「もの」が隠されている。

たいていガールフレンドでも姉妹でも何でも女子らの関係性で漏れ聞こえてくるところは裏切られたとかケンカしたとか悪口言っただ言われただ、嫉み妬み憂み孕み恨み、そんなのばっかりでなんでお前らもっと仲良く出来ひんねん馬鹿タレがぁ!って(心の中で思うだけで口に出しはしない。。。絶対に。。。)そんなのばっかりだからこそ、このうなぎ飯のシーンは男子の心を虜にし引き付ける優しくて淡くやわらかな魔法がある。

※ついうっかり撮り忘れてしまったがかとみなの視線の先にはHKT48の現在活動休止中の「兒玉遥」がいる。

撮り忘れてしまったのはかとみなが可愛いからかとみなばっかり撮ってしまったせいではない。絶対に。。。

 

 

それで…

今年の2月3月頃だったかなぁ…まさに加藤美南及びNGT48めっちゃオモロイ!と1人テンション上がってはしゃいでいた頃に、この動画を観て、兒玉遥についてそ~いえば彼女はどうして…と、少し調べていたときに、出てきたある種のネタなんだけど

それは、加藤美南の生誕祭に兒玉遥が手紙を送ったという話。

ネット上は茶化すかの如く悪く言い中傷も甚だしかったのだが…

自分はその兒玉遥が送ったという手紙を読んでボロっボロ泣いてしまった。。。

 

ここはもう「気持ち悪っ!」「キモい!」「寒い!」「臭い!」

と思って貰って構わない。

ぼろッぼろ泣いてしまったからね。

ビックリしたからね自分でも。。。

なんて感動的な素晴らしい手紙なのだろう…と。

それでふと気付くのはこれは嘘っこで偽なのか?

と。

ネット民恒例の悪ふざけに泣いちゃったのか?

と。

それでかとみなのその年の生誕祭の動画を探すもそこだけなくって…

そこだけ抜け落ちてるんだよね~まったく。。

 

それでこれがそれ

 

 

 

これは泣くってば(´;ω;`)

これはヤバいよヤバいよ~

枕草子ほど悲しく哀れな物語も無いだろうと枕草子で大泣き大号泣してしまうタイプの者は容易に泣けることだろうがしかし、その根底にはきちんと上の「うなぎ飯」を観ておく必要がある。

うなぎ飯を観て女子らの熱い友情を見て、か~ら~の~、兒玉遥のお手紙に行きつくとヤバいよヤバいよ~

ふざけているわけでも茶化しているわけでもなくて、本当に感動的な手紙だし、加藤美南兒玉遥の何かしらの心の絆の一端が感じられる。

まあしかし残念ながら兒玉遥はその後活動休止になり長らく戦場から離れてしまっている…

 

するとどうしたって、さらなる一手、今度はあの日の可愛い後輩ちゃんの加藤美南が先輩兒玉遥の復帰に活躍するような場面をどうしたって思い描いてしまう…。

しょ~もないドラマやってないでこっちのドラマを展開させろよ…と。

がしかしそうはならないこともわかっている。

友達でもないし先輩だし別のグループだししゃしゃり出るようなことでもないし休止が休止なだけに気安く触れていい話題でもないし、そもそもが両グループが端と端とで離れすぎているからやりようもないからして中二のナンチャラオチにしかならない。

 

ところでこのブログによって「須藤凜々花って実はこういう人だったんですね!」「須藤凜々花に対するイメージが変わった!」とか、「すごい人だったというのが分かった」というメッセージ、お手紙をよく頂く、そして次いで(大差があるが)山田野絵、主に豆腐プロレス感想文から山田野絵を知ってもらえて「面白いキャラが隠れているんですね!」「オモロイ素材が動いているね(笑)」「タレント性抜群な女の子!」なんてのえぴーの発見になっていたりもする。

だったら今こそ、加藤美南のうなぎ飯のルートから遡って観て行けば自然と加藤美南山田野絵、そして現在活動休止中ではあるものの兒玉遥の3人に魅かれること間違いない。

アイドルなんて興味ないっすwwwなんてヘラヘラした態度の傍観者だがしかし面白を求めている目の肥えた美食家の皆さんにはぜひとも、「食少女のうなぎ飯」くんだりの加藤美南と女子らの友情から追って観て行くと、非常にドラマティックな物語を感じ取ることができるはずだ。

 

さて本来であれば…

AKBの選抜とか韓国企画とか、様々な場面でグループ違えど同じうなぎ飯食った仲間として時たま出会い活動を共にし、ドラマを進展させる面白さがそこにはあった、かもしれない。

起承転まで来ているからこそ、加藤美南が何かしらの動きを以って完結するような「結」を魅せてもらいたいものだが果たして…

 

女子らのケツに魅かれるように…

 

どうにかこの物語の結が見てみたいものだ…

 

ケツを追い求めてしまうのが世の常だからして…

 

やはり結を魅せてこそだよ。