【元ハロプロ研修生】後藤咲香の英断から学ぶ
あれは去年の秋頃だったか…
ハロー!プロジェクト2周年記念のイベントの一環で「未来のアイドル発掘!オーディション」開催して、8人の女子たちが最終審査までたどり着いて…
結果
全員、不合格。。
ハロプロの得意とする十八番芸、「該当者なし」
どこぞのテレビでもオーディションの一連をドキュメンタリー風にオンエアしてて、途中まではヲタらも
「こーゆーのこそハロプロ」
「モー娘。の昔をみているようで胸高鳴るぜ」
とかなんとか言っちゃって、全員不合格になって、しっら~~~~………
それで不合格になった子たちを、ハロプロ恒例の「研修生」に迎い入れるという出来レースに場所場所で非難が起きたが、仕方ないだろう。
須藤凛々花の件で
「すでに恋愛してて結婚する予定だと分かっていれば、握手券なんて買わなかった、詐欺だ!」
の理論を適応すれば、ハナから全員不合格になって研修生行きになると分かっていれば、果たしてどれほどの女子らがオーディションを受けただろう?
「研修生でもいいからなりたいんです!」
なんて言う子ももちろんいるではあろうがそれは「研修生を発掘するオーディション」ではないのか?
こぶしファクトリーが、去年の夏からいろいろと問題が起ったが、その時のヲタらは
「こぶしのイメージが悪くなる」
と、盛大に述べていた。
そしてその「イメージが悪くなることかーらーの…」
「新規のファン獲得に躓く」
「ファンが離れる」
「露出が減る」
と、馬鹿の一つ覚えを繰り出し続けていた。
残念ながらそれは勘違いでかすりもしていないアイドルオタク特有の「虚構の癖」である。
こぶしファクトリー誕生時に3000人のファンが付いたとして、それ以上増えることは無く維持したり減ったりしながら下へ下へ推移していくしか術がない。
こぶしファクトリーをディスるために言いたいのではなくてこれで非常に重要なことは、ファンやヲタや世間一般からの視点でのイメージが悪いとか良いとか、まるで関係なく、アイドルを志す女の子の視点でのイメージが大事になっている。
カントリーガールズが去年の6月に移籍・兼任した事態も、ファンやヲタらのイメージとか関係なく、(ハロプロ)アイドルを志している女の子にとって、どう映ったか?どんな思考を与えたか?どんな気持ちにさせたか?
あんな傍若無人なヒドイ仕打ちをした事務所に対して、女芸人柳原可奈子が
「こんなことをされておきながらも、結局それを受け入れちゃう。それがハロヲタの悪しき風習。」
とつぶやき(ハロヲタらを)非難した。
のに対してヲタらが
「ま、ハロヲタってそんなもんだろ?」
「可愛い女の子が歌って踊ってくれればなんでもいい」
「雑食でサーセンwww」
なんて、事務所に寄る発言をした。
こーゆーのだって「イメージ」に関わっているはずだ。
アイドルを志す者へ、どーゆー印象を与えているのか?
そのカントリーの移籍・兼任と同時期に「研究生のA子さんを新リーダーに迎えて、新グループを作ります!」と発表しておきながら、もうかれこれ8か月以上、何の音沙汰も無く放置されている。
今もまた北海道の研修生がデビューする!なんて沸いているが、どうなることやら…
そういうアクションを起こして「やってます感」をアピールしているだけに過ぎないのだが、みる目のない馬鹿どもは毎回バナナを与えられて狂喜する猿の如く、沸く。
繰り返すがヲタらにとってどうとかはまるで関係なく、アイドルを目指す女の子が、そーゆー体質、やり方について、どう思うのか?どう考えるのか?何を感じるか?
という、イメージが重要になっている。
オーディション参加人数千数百人は、はたしてその倍でもあり得たのではなかろうか?
あるいはそれで十分だったのか?
真なる逸材が入り込んでいないのは、はたして何のせいなのか?
狭き門というのは大いに結構な話だが、それと、研修生にしてキープすることとは意味がまるで違う。
最初に述べたがオーディションを受ける際に
「このオーディションでは合格者は出ません。研修生行きを決めるものです。」
と言われて、誰が受けたいと思うだろうか?
それでも受けたいと思うすがりにすがってる者はもはやアイドルでも何でもない逸材でもない、ただの会社員(働き手)になりたい人でしかない。
「モーニング娘。のオーディションです!」
「ジュースのオーディションです!」
「新グループ結成につき設立メンバーの募集です!」
あるいは
「研修生募集です」
と、堂々とやればよいではないか?
なぜそれができないのだろう…?
募集用紙のどこに「研修生」の文字があるというのか?
全員不合格を言い渡され、研修生行きを提案されて、それを拒否して早々に去って行った者もいた。
20周年オーディションに限らず、過去のオーディションでも研修生行きを拒否して去って行った者、研修生を途中離脱してやめて行った者も多くいる。
賢い選択をした、できたということになるのだろうか…?
研修生であれ、そこからすでに始まっているのだからもちろん「恋愛も禁止」で、様々なイベントでこき使われる。研修中、という名目で…
それでずっと放置されてほったらかされて、ファクトリーシリーズみたいに研修生を一斉処分する形で強引にグループを作ってしまうやり方で片づけられる。
「ね?デビューできたでしょ?」
って。
あるいはコイツは使えそうだな、人気あるなと悟れば別個に引き抜いてモーニング娘。にでも入れ込んでしまえば良い。
カントリーの移籍・兼任は、新しいやり方の導入を示す、ように見せかけて単に「コイツは人気あるから埋もれさせないでモーニング娘。に引き入れよう」とする黒幕たちの腹黒いやり方でしかない。
ヲタらもそれを支持し絶賛してくれるのはすでに証明済みだ。
そんな雑なやり方で…
CDは出さないで配信のみというやり方
もちろん握手はやる、というやり方。
モーニング娘。だけが美味しい思いをして、他の下っ端グループは恥辱にまみれる差別する、そんなやり方。
もう一度「イメージ」の話に立ち返れば、結局、アイドルを志す幼い少女たちが、どう見えて何を感じ取り、どう考えて何を思うか。そして、どう行動を起こすか…
そんなやり方を良しとする、気色の悪いオッサンらがカネにものを言わせて散らかすだけ散らかして、終わり。
そんなやり方。
時代は常に、先へ先へ、前へ前へ進んでいる。
いつどうなるとも知れない研修生としてダラダラ過ごして、さあいざデビューだ!って芽を出すとき、いい年でありながら恋愛経験ゼロのおばさんであっても、意味がない…
アイドルとしても意味がないし、女子として生まれてきた意味がないことの方が重大だ。
ハゲ層のオッサンら相手に歌い踊ることに、いったいどんな意味があるのだろう…
彼女たちの同世代・同級生たちは、時代の流れに乗って前へ前へ、先へ先へ進んでいくのに、ここでただ立ち止まって、何ができるというのだろうか?何になれるというのだろう?
夢を追いかけることは、悪いことじゃない。当たり前だ。
夢すら持たずにダラダラ生きてる口だけ達者なゴミやらクズやらカスやらが世間には山と溜まっているのだから、そこを思うとき、チャレンジ精神旺盛な研修生の彼女たちはひときわ輝いて見える。
失敗や挫折、立ち止まることだって時には必要だ。
たとえば俳優や女優を目指すものが、オーディションに幾度となく落ちて落ちて、執念で勝ち取って、さあようやく俳優として、女優としての第一歩、なんて苦労話は山とある。
しかし…酷なのは、ハロプロ研修生という特殊な世界観。
AKBで言うところの「研究生」とはまるで違う。
自分でグループを選べない、大人たちが勝手に、いつ?どこへ?なんで?
あなたはここのグループですって、入れ込むだけの単なる補充要員でしかない悲しさ。
俳優やなんやの様に、経ていくやり方が通用しない。
もうそこでしかない、ゴールが、研修生になった時点で実はもうゴールしてしまっているという現実…
自分のような蚊帳の外の、赤の他人の超ロングな傍観者如きがごちょごちょ言ったとて…だ。
やってる本人たちがそれを納得してやっているのだし楽しんで、苦労を共にして、やりがい感じて努力しているのだからそれでいいではないか?
しかしなぜだろう…
ハロプロ研修生の話題やニュースを目にするたびに、ワンちゃんブームの裏に潜む影を思い浮かべずにはいられない…
かつて、犬を飼うことが爆発的なブームになって、業者は、より良い犬、毛並みや、体型や、健康面で、より良い犬を作り上げるために、裏で凄まじく多くの犬たちを犠牲にしていた。
遺伝子組み換えや―、わけの分からん薬だ注射だで、顔がボコォって腫れ上がったり、手足がダメになってしまったり、とても見るに耐えれない、酷いありさまが、現実に、あった。
世間という名の買い手たちが馬鹿みたいにブームに乗って犬を買い漁り、犠牲になった多くの犬たち。
韓国・中国・北朝鮮を非難したとて、日本人も同じことをやっている無様なサルの多いこと。
それと同じでモーニング娘。いいね!素晴らしいね!クオリティ高いね!AKBとは比べ物にならないね!
って、褒めたたえられているその陰で、研修生という名の大なり小なりの犬らが、裏で犠牲になっている。
そこを思うとき、後藤咲香のハロプロ研修生をやめる!決断は、賢い選択だったと言わざるを得ない。
与えられるのをボケ~っと待つのではなくて、自らの手と足でつかみ取りに行こう!とする気持ち。