AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

【嬉望】カントリー・ガールズの未来は明るいぞ!

 

カントリー・ガールガDVDマガジン11

「バレンタイン♡チョコを作って遊ぼう~ミニゲームもあるよ!」より

 

 

これは…良かった!

 

めっちゃオモロイ!

これは素晴らしい!!

素晴らしいの一言に尽きる最高傑作となっていることに誰もが気付ける素晴らしき傑作だ。

 

ハロー!プロジェクトの腐るほどある洗脳されたヲタら限定の宗教ビデオ的駄作だらけの過去全てのバラエティDVDの、際立って頂点に君臨できるナンバーワンの傑作となっている。

もちろん、1位と2位の差は天と地ほどの差がついていると、よっぽどの馬鹿や阿保でない限りは言うまでもなくヲタらですら気付けているだろう。

 

 

別に、カワイイ女の子たちのチョコレートづくりが面白いね!うっひひ…

ではない…

 

怒涛のしゃべりが鬼素晴らしい!

 

…できんじゃん

 

できてんじゃんね…

 

ちゃんと出来てるじゃんか…

 

あの日の嗣永桃子こと指揮官ももちの姿が5つ見えたよちゃんと。

5つのヒトたる人間の頭が、ちゃんと見えた。

全盛期のいちアイドルとして完成されたももちが5人いるような、そんな錯覚に襲われるミラクルを感じることができる。

 

ただのくっちゃべり、ではないんだよねこれは。

素人の女学生のチョコレートづくりで「あはは、おほほ、きゃふふ♡」ではないんだよ。

何も考えんと本能のまましゃべり散らかしてはしゃぐ女子、ではないんだよこれは。

 

物語を作り出し、行間を抉り出し、しっかりと書き込みし、さらにそれを声や動作にして表現して魅せる。

行間にしっかりと書き込みしまくった真っ黒な真っ黒な国語の教科書の物語を、声に出して動いて、楽し気に存分に表現している。

 

 

修飾語を繋げてディスり込んだが、ハロプロ系の腐るほどあるバラエティDVDでは、(指揮官ももちが率いた・出演したカントリーのものをのぞいて)、そのどれもが、隙だらけであった…。

DVD観賞すると、ふんだんにある「行間」に、何も書き込みがなされないで、ただただボケェ~っとしゃべりはしゃいで、はいおしまい。

ってそんな作品しかなかった。

 

ここで(あの子のキャラなら)こんなこと言えるじゃん!

あの子ならこんなパターン放り込めるじゃん!

ほら!そこでお前の得意のアレだよ!

ほら!言えよオラァァァ!!

って。

行間に何も書き込みがされていないから、鑑賞している側からすると「ほら!そこ!あれだ!いけぇぇ!!」って、頭の想像力が鍛えられっ、と違う、頭の中で「あーしろこーしろあれ言えあれしろ」と、たくさんの妄想世界を勝手に作り上げて「言ってないこと、やってないこと」を勝手にやって「観て」しまう。

 

確かに松任谷由実は「なんでも描きすぎている作品よりも、観る側(聴く側)に想像させる余地のある作品の方が良い」

とは述べているが、アーティスティックなそれと、たかがバラエティの映像作品とでは意味が違う…

演じ手であるお前らで書き込んで、魅せろと。

お前らが書き込んだそれらで楽し気に映えてこそだろが…

と。

 

だいふ脱線しているがつまりは、最初に述べた「際立って頂点に君臨できるナンバーワンの傑作となっている。」とはまさに、それらゴミ映像作品とは一線を画す、唯一一線を画す「過去最高の傑作」となっているボリューム満点の、それがカントリー・ガールズDVDマガジン11なのだ!! 

 

 

誰一人として、手持無沙汰になることなく、口を動かし、手を動かす。ヒト的活動。

 

自分何したらいいかなー…って、棒立ちにならない、次から次へと動く。頭で判断し、手を動かして、前へ前へと進めていく。

そこに加えて、口を動かし、ユーモアにまみれた「しゃべり」をも繰り出す。

しっかりと行間に書き込みがされた観る者に隙を与えない、ユーモアの繰り出し。ピックアップ。披露(表現)をこなす。

 

小中学生で、席の前後左右で「班」を作って、テーマや議題やなんやで話し合って活動するあれとよく似ている。

誰もなんもせんとボケーっと時間潰して終わるナマケモノ班もあれば、一人二人の優秀なタイプが仕切ってなんか勝手に出来上がっていくヒトwith金魚のフン班とか、ギャーギャー騒いでただうるさいだけのサル班とか。

あるいは、一致団結して、誰一人無駄なく、前へ前へ、物事を推し進めて作り上げていく、手を動かし、口を動かして試行錯誤し、精度を高めて完成度を高めていく作業ができるヒト班。

 

なんか学校の先生気取りにもなってきたが

要は、今までの他のグループの連中たちのDVDでの言動はすべて「サル班」だったり「ナマケモノ班」だったり「フン班」だったりしていた。

だからこそ、大袈裟な表現をしてまで言いたくなってしまった「際立って頂点に君臨できるナンバーワンの傑作となっている。」なのだ。

 

 

本当に素晴らしい…

 

できんじゃんかコイツら…

 

じゃあなんてラジオがあんな無様なんだよ。。。

 

ラジオでもやれよ、これを…

 

ラジオでもこれを魅せてくれれば…

 

 

まだまだ、カントリーガールガは腐ってなんかいなかった。

ももちイズムがふんだんに溢れて漲って輝き放って怒涛のパワーで攻め込んでくれていたよ…

 

 

なぜこれができることが大事かって、テレビでも何でもMCでもイベントでも、(独演会でない限りは)「ヒト的活動力を必要とする班活動」の構図なんだよね。

それがどれくらい大きいのか、どれくらいの人数なのか、何をやるのか、誰とやるのか、どこを目指すのか、いろいろな要素が入り乱れて様々な形態・手法になれど核心に潜む心得は「ヒトとヒトとがコミュニケーションを繰り出して推し進める班活動」なんだよね。

 

「班活動とか何言ってんのwww

と笑うだろうが、この班活動が苦手な、とかしゃべれないとか、ユーモア(アイディア)がないと、入っていけない。

手持無沙汰感になって棒立ちになって、ハブされて空気になって置いて行かれて次回からは呼ばれない。

そいつがいる意味ないんだもん。

 

 

このカントリーのDVDで魅せてくれる積極的な口と手の動きは最高に素晴らしい班活動をこなしているのを魅せ付けている。

 

よくネット上のコメンテイターたちが

「爪痕残した、残せなかった」

でわちゃわちゃしてアイドルのバラエティ出演を評価しているが、爪痕なんてどうだっていいんだよね…

腹抱えて

「あはははは」

って笑えることをやらなくたって、インパクトのあることをしなくたって、その班活動という名のバラエティ番組の企画・トークの中できちんとヒトたる動きができていれば、まずはそれで良い。

他人の作業の邪魔をせず、かといって自分もちゃんとやって出し、空気や流れをちゃんと察してしゃべりであれ企画であれ展開・物事を前へ進める。

 

「はいはいはい!みさなん注目~~~!今から一発芸しまーす!ちゃんと見てくださいねー」

って、やって、だからどうだというのだ?

 

 

ももちイズム。

あの日の指揮官ももちがカントリーガールズのプレイングマネージャーになって後、ようやく気付き見出した、大切なこと。

バラエティ界のアイドル枠ではトップを独走した、実は隠れ国民的アイドルだった嗣永桃子が、後輩メンバーのチビっ子たちに背中みせて伝えたももちイズムの究極の極意、まさにそれ。

 

さらにこれで面白いのは、「あの日の指揮官ももちを超えてできている」点がみられることだ。

 

ホントにあの人は、こーゆー女子力の無さが顕著で、それを求められる場面では手も足も出ないもんだから、ボケて笑いに持って行こうとするんだけど、鋭い共演者が逃すまいとピックアップして拾われて

「アイドルなのになんだよそれ(笑)」

「女子だろがお前(笑)」

 

って言われて恥辱化していた無様なももち。

 

欠落女子のももちはこの点がざんなかった。

 

しかし、さすがはニューエイジたちだ…

「えーどうしようどうしよう」

「えーどうしたらいい?」

「えーわかんな~い」

なにしようーどうしようーえーん。。。。

 

ではなくて、ちゃんと頭の中に映像があって、こうやりたいそうやってみたいと、きちんとすでに出来上がっていてあとは積極的に取り組んでいく。誰一人としてできない子はいないから観ている者に「あ~ぁ、あいつ(笑)」って笑われて悲壮感にまみれることも無い。出来栄えを左右するセンスも、ちゃんとある。

女子っぽい、っていうよりもはやこれが女の子だし女の子の良さだ。

これを男子はやりはすまい。基本的にはできまい。

女子・女性の手料理には、とるにたらないようなちょっとしたものにすら、色を添えて盛り付けし飾り出す。

女子ゆえに、だからこそ、そこを何気なくしかし、華麗にやってのけることで「女子力の爆発」となって映える。

しかもタイトルも各々(おのおの)で色が出いて面白いではないか。

この辺のユーモアの放り込みもももちイズムがふんだんに入り込んでいる証となっている。

心持ちももちが万が一、このDVDを観た時心打たれてにんまりするのは、各自の付けたこのタイトルを観た時だろう。

 

あの日の指揮官が出来なかったことを、あの日のチビっ子たちは、しっかりとやってのけた。

 

 

それで思い出すのが、DVDで作ったももちのくちゃびた「たこ焼き」が思い出される…

 

そこを思うとき

 

森戸知沙希が語った「ももちイズムを継ぐだけじゃなくて、さらにそれを、超えていけるように、ならなきゃね。」

 

このDVDマガジンで証明してみせたということだ。

チビっ子たちの決意は、口だけではなかったのだ。

彼女たち5人はまだ誰もあきらめてはいなかった。

演じ手である彼女たちが、これを魅せてくれたのだから

カントリー・ガールズの未来はまだまだ明るい!

ということになる。

 

 

 

「たかがチョコづくりで何言ってるのwww

 

ではないんだよね…残念ながら。

バラエティ(テレビ、MC、イベント、しゃべり)で必要とされていることの、縮図となって詰まっているのだよ。

 

ここでもできないなら、あっちでもできやしないんだよ…

 

ここでできても、あっちでできないことだって、たくさんあるだろう。

 

でもそれでいい。

いきなりあっちでできなくったっていいのだ。

 

移籍・兼任で制約された小規模でみじめな活動。

その中に、半年、あるいは年に一回あるかないかのチャンスが巡ってきたときに、まったくの無能と、できてる能とで、上手くやってのけれる率は違ってくる。

 

指揮官が伝え教え込んだ度量、技量。

を、試す場面。積める機会。開花のための水やり。

 

他グループのだれだれさんとかだれだれちゃんのバースデーイベントに飛び入り参加することだってあるだろう。

ハロコンMCやイベントで、チャンスが回ってくることだって大いにある。

ゲストとして、ハロプロ内の他グループ・他メンバーのなにそれに、参加することだってあるはずだ。

半年に一回の数少ないチャンスを、金魚のフンとして終わっていいはずがない。

 

小さいとこから、あたたかい身内まわりから始めることでいいのだ。

ハゲらやデブら相手でも、まずはいいじゃないか。

そこで経験を積んで高めていけばよい。

 

道重やももちや、指原だっていきなり大ワープしてドンっ!

って君臨したのではないのだから。

 

 

だから近々オンエアされる1年ぶりのカントリーガールズ5人でのラジオも、めっちゃオモロイになること間違いなしということだ!