愛しさのアクセルを語り継げ!
加藤美南に魅かれてネットを彷徨っている者ならたいてい容易にたどり着けるのが「かとみなの愛しさのアクセル」だろう。
しかし残念ながらと言っては語弊があるがそのパフォーマンスを観ることはなかなか叶わない。
なんかすごいぞ!すごいぞ?凄いらしいぞ!?
って言葉の数々を読むことはできても、それ自体を観ることはムズカシイ…
面白いもので加藤美南のパフォーマンスの数々は、ネット上に容易く転がってはいない。
AKBの幾多のしょ~もない奴らのはしょ~もないものはごろごろと転がっているのだが、AKBグループナンバーワンのアイドルパフォーマー加藤美南に限ってはなかなかそれがない。
むしろそれが当たり前で観れなくて当たり前でリアルタイムで観てこそなのだが、残念ながらそんな時代はとうに過ぎている…
で結局ココを頼るしか術はない。。
クリックは自己責任 → クリック ← 観て損はないよ!
↑
※※みんながやたらと違法違法と叩く例の場所につきクリック注意※※
…
まあ小心者の諸君らには、クリックはできまい(笑)
右手でつかんだそんなマウスでクリックできるとでも思ったのか?
勇気という名の心のマウスでクリックしないと、扉は開かれない。
開かれた途端、逮捕されるかもしれないけどねー…
そこで今回は、「かとみなの愛しさのアクセル大解剖」を披露したいと思う。
かとみなソロのある種ロングなガチの歌唱を聴いたのはこれが初めてで、前回はパフォーマンスについて語ったので今回は歌メインで語っていく。
まず1つ、心から安心したのは加藤美南の歌声が「アイドル女子特有の鼻にかかる鼻声歌」ではなかった点だ。
「道重ボイス」
と自分はそう名付けて呼んでいるそれはモーニングの歌唱担当の連中らですらその傾向が強く、安倍なつみや田中れいな、佐藤優樹とかみんな鼻にかかるキンキンカンカンな聞き心地の悪い歌声で、ヲタらの評価はどうか知らんが自分はそれがすごく嫌なので、腹から出す歌声が好きなので、かとみなもしっかり腹から声を出して歌えていた点が安心できたし、何よりも良かった。
大解剖する前に終了しなくて良かった…
ただAKB勢って、結構腹から声出して歌えてる(馬鹿みたいに人数多いから全てを網羅しているわけでもないが)傾向が強いので、歌が下手のレッテルはハロプロに良く似合うが、AKBグループについては歌が下手なんじゃなくて「恥辱の口パク」について責めるのが妥当だろう。
ということで前置きはこのくらいにして…
加藤美南「愛しさのアクセル」 ~【NGT48】1周年記念単独コンサート2017~より
イントロ。
この辺はもうさすがやね…持て余してない。棒立ち感が無い、ここからすでに始まっていて魅せ付けてる。
「イントロの間の持たせ」は案外難しいもので、曲も曲だしアイドルがするのだから難易度は相当高い。
まして普段「顔で踊ってる」ような連中であればなおさら、間が持たないで「手持無沙汰感」が醸し出されて一気に寒くなって観心地悪しに陥る危険地帯なのだ。
でもかとみなは、この出だし・イントロで観る者の心をつかんで魅せに行ける下準備をきっちりとやってのけた。
同じ動作をひたすら繰り返してタラタラ間をつないだのではなくて全ての動きと行間に意味がある、それをばっちり動いて魅せ付けた。
綺麗なターンはホント彼女の武器となって彼女のパフォーマンスの魅力に一役買っている最大の魅せ方を手にしてる有利な点が挙げられる。このターンが一回入るだけでもう観る者の視線を引き寄せくぎ付けにできる。
鞘師里保が内でも外でもすごい!すごい!ともてはやされていたけど、個人的には一ミリたりとも彼女のパフォーマンスから感じ取れる面白味はなかった。
それがきっかけで、ヒップホップだジャズだR&Bだ、なんやかんやと所謂「最近の音楽業界、アーティスト系のダンス」をアイドル界に持ち込んでも、経験者であっても、まるで使えない、映えない冴えない、見事に無意味であると気付いた。
それがきっかけで、じゃあ一体何が武器となるのだろう?
と考えて自分が出した結論は「フィギュアスケート」と「シンクロナイズドスイミング」
これの経験者がアイドルの(ダンス的な動きの面での)パフォーマンスとして有利で強いのではないかな?
と思った矢先(これも恒例の矢先だよ。。)、モーニング娘。12期メンバーの尾形がフィギュアスケート経験者なんだけどざんないロボットダンスを披露して、ぜんぜん関係ないじゃん。。。
バトントワリングだったのか!?
かとみなの綺麗なこのターンは、「アイドル的」で「アイドルの世界観を壊していない」と個人的には感じる。
スッと一本線が通る感じで入れ込んでくるところが「躍るアイドル」としては似合って魅力的に映えていると思うし、曲によってはスっと決まるだけでカッコよく映りもする。
そんなに やさしいまなざしで
アイドル恒例、歌が下手なヤツの恒例で、出だしの最初のド当たりできてないハズし感。
それに加えてそんなに「そ」を力まなくても…
襲われて「そんなことしないでー!!」の力みだよね…
「まなざしで」
若干走ってリズムとずれこんでるのも良くない。
見つめ ないで わたしのことを
リズムとの一体感から大きくズレて、かとみなアクセルの一番ダメなところ、どんなアホでも容易に指摘できる箇所
前の「まなざしで みつめ」も出来てないよね…
「私のことを」は綺麗に決まって立て直してる。
声も綺麗で活舌もスムーズだし、「SHI」の音も色気が感じられて曲と表情とで似合っている。
最初も最初、歌い始めはホントに大切で、ここがビシぃぃっと決まるだけでも大きな得点になるし、歌詞という名の物語の始まりなのだから、歌全体の完成度を左右するほど大切な箇所。
「音痴」って、音程の合う合わない問題もあるが、実はリズムのズレも音痴にあたるし、音程よりもこっちの方が実は重要だったりする。
どんなに音程合って歌えていてもリズム外しまくるとめちゃくちゃ下手くそな歌に成り下がるし、逆に多少音程外しててもリズム感が抜群に良いとめちゃくちゃ上手い歌に聞こえて、音程の外しすら「味」になる魔法が、リズムにはある。
表情は抜群に良い(笑)
外車の助手席でばっちり決めた美人で大人のいいオンナが視線落として思いにふける姿が見えたよ。
ちなみにこの出だしの
「そんなに優しい眼差しで、見つめないで私のことを ~ 誰かわかってる」
ここが歌唱で一番素晴らしかったのは飛び抜けて松井珠理奈だった。
だってわがまま言ったのは
「だ」が強くて汚らしい
って わ
ま 言ったのは
ここ(赤字)の行間に何も入ってないから聞き心地が悪くてよくない。
下手な人の特徴。
伸ばすなら伸ばす、切るなら切るでメリハリだよね。
たかみなは…
自分が聴いた動画では、常に走ってて、ちょっと、う~ん…だった
(言ったのは) だれか だれかわかってる
バック音の軽快なリズムが特徴的だから、少しでも出来てないと妙に目立つんだよね…
ズレすぎてしまっていてグルーヴ感がここまで出てないから「言葉(歌詞)」をただなぞるので精いっぱいの、素人歌唱になってしまってる感は否めない。
述べたように、歌の下手な人の特徴で、音楽(リズム)と一体に慣れてない歌唱が(この曲において)彼女の悪い部分。
「わかってる」のところで繰り出される「右手の動き」が、個人的には岩田華怜で魅せられて以来、意識するようになった「アイドルのハンドテクニック?」。
アイドル界であるのかね?…たま~に観る、リズムとまるで合ってないところで不意に繰り出されて「おおっ!!」って魅せられること。
手の動きで魅せるのはアイドルらしさだからそこはすごくイイ!
すこしすなおになれたなら
赤字の「す」が少し走ったかな?くらいの印象。
「すっ、こし」になるので「すっごい」にならないように丁寧に歌う必要がある箇所。
上で「SHI」について述べたけど、かとみなはホント「さ行」の音が綺麗。これは特徴的で武器になるといいね今後。
それと、個人的にはかとみな「声色」「歌声の色」が好きなので、ここの歌声は特にイイ!
「おになれたな」辺りの芯のある響きが心地いい。
歌詞的には、場面展開しておらずにもう一度心情吐露のシーンです。
ながい 夜は つづいたのに
階段を下りながらの手の振り方がマイケルジャクソンのようだ…
それはさておき「な・が・い」が上手くハマらんよね~
ここだけじゃなくて前の部分全てこのリズムがハマらない…
切るなら切るでビシぃっと決まるとかっこいいんだけど
珠理奈とか大島優子なんかは伸ばして優美さを表現していたと思う。
それよりここの歌唱で重要なのはかとみなは「続いたのに」に重きを置いている点が見所だと思った。
高みななんかは、「長い」に重きを置いてるんだけど、この歌詞で
「長い夜が続く」
って、ど~ゆ~こと?
続いた長い夜に、何するの?
って。
何が起こるの?何ができたの?
そこを考える時、歌詞としての魅せ場は…
ここで降りるとつぶやいた
多分ここまでで一番パシっと決まった箇所。
まだ出だしの「こ」が強い気もするけど、変に意識して下がるくらいならこんなものか…
逆に言えば今まで「そんなに」「だって」でドンっドンって強い山を築いたんだから、ここでスッと引いて(抑揚を)落ち込んで落差を利かせても良かった。
「つぶやいた」の発音がすごくきれいで「たぁ」の微かな「ぁ」の弾む音に色気がある。美しい女性が呟いた吐息がギリギリ感じられる。
「た・ぁ」がリズムにもなって良し。
もちろん狙って歌えているわけでもないんだけど結果的に、ここはすごく聴ける箇所。
フリーウェイの道のはし
これね~
まさにこーゆー、音やリズムを無視した(古語的な)いたずらな歌詞、英単語、言葉を、綺麗に上手く歌い込むことが、プロの歌手としての腕の魅せどころ。
(たぶん)作詞は秋元Pなのだろう、だからもちろん狙ってるよね。
「見つめ」「誰か」「長い」で言いやすい言葉でトントントンと点で済むリズム刻みで勢い増し、最後の最後でいたずらな文字を使ってそれをあえて放り込んでインパクトを高め、ぷわぁぁって歌詞の景色を広げる
「フリーウェイ」
これはムズカシイ(笑)
他の大島優子珠理奈2代目総監督やなんやー、無難な「フリー、 ウェイ」だったね…そりゃ難しいよ。。
秋元Pの作詞マジックでもありいやらしいところでもあり、ここを歌詞のイメージに合った「フリーウェイ!!!」感出せて歌えれば、ここだけで秋元Pを唸らせることが可能だろう。
この「フリーウェイ」はこの歌の中ですごく大事な言葉で、わがままなオンナがごちょごちょやってる「現場はここなんだぁぁぁ!!」ってのを、直接的に表現してくれている言葉なので、これを言うって、今までの映像がガラっと変わる可能性だってあるし、実は意味的に凄くインパクトのある言葉になってるんだよね。
ベッドの中じゃなくて公園のベンチじゃなくて、「ここ!!」って。
射精のアクセル踏みすぎちゃって早漏愛おしいね、ではないんだよ。
激しくして~!ってわがまま言った私のせいで「長い夜、ホントはもっと続いたのに」ではないんだよね…
だからもっと言っちゃうと、(2番3番4番は知らんけど)ここで歌われてる歌詞の中の「カタカナ」を取り出して並べてみたら、何が見える?浮かぶ?ってことなんだよね。
「なんだよね」
がまるで関暁夫のようになってるけど、都市伝説のこじつけ遊びと違って、ちゃんと意図して作られている歌詞なんだよ…
ところで、かとみなに
「フリーウェイってな~んだ?」
って聞いて、答えられるのかね…?
かとみなの「フリーウェイ」は乱雑で何もこもってなくて下手でした。。。
むねの おくに チカチカ
ここはすごくイイ!!
「むねの」「おくに」「チカ~チカ」
ワードワードで高める抑揚、リズムもそろったことでここだけでグルーヴ感が生まれてプロの歌手並みに映えた。
そのグルーヴ感(ノリ、起伏)が、チカチカしてる点滅にもなり、ドキドキ胸の鼓動にもなり、良し。
しかもかしかも
「チカチカ」の声色、加藤美南の歌声の魅力がギュッと詰まっていてすごく響きがよく聞こえる。
あのー…
エヴァンゲリオンだかのオープニング曲?有名な「天使がどうだ~♪」って
あれを歌ってる声優さんの「声で魅せる」「声色で魅了する」のと被って聞こえた。
加藤美南がソロで歌を披露すべき理由が垣間見れる貴重な部分。
てんめつしてるハザード
加藤美南の声の良さがふんだんに出ていてすごくいい。リズム・グルーヴも上と同じで良し。
かとみなはホント「日本語の綺麗な発音」が心地よいから、「ん」が抜群に綺麗に聞こえるんだよね。
ハロプロ楽曲のつんく♂元P的に、各メンバーの声をパート分けしていく手法であれば、自分はかとみなの歌声をここにあてるし、つんく♂Pも迷わずそうするだろう。
歌詞的にも、上のチカチカと一緒で、「ハザード」へ持って行くための下から順に盛り上げる抑揚が出来たことによって「ハザード」の語力を強めたし、チカチカと重ね合わさったことで、歌詞が意図する絵(感情面)が「容易に描き見れる」、この点を、「聴き手側に託す歌唱」が出来てると思う。ギリギリ感じ取れる情緒がかろうじて表現された。
自分が聞いた大島珠理奈高みな片山ゆいはん~、の中でかとみながここは最高に完成度高くて飛び抜けて良かった。
あなたを ためしても悲しい だけ
専門用語がわからんカッコ悪さを隠して語ることもできるんだけど、ここは大切な箇所なのであえて言及すると
「か・な・し・い↷」
の音は、白鍵盤に黒鍵盤が混じってくる(ブルーノートではないと思う)なんかそういったところで音程をなぞって歌うのに「難しい箇所」だと、たぶん思う。
普通に良く聞こえていたらそれは「白鍵盤」をなぞって歌っただけに過ぎなくて、ここは(自分が観賞した動画の)大島優子が抜群に上手かった。
さっきから「抜群」とか「飛び抜けて」とかの表現を使いすぎたことを後悔するくらい、大島優子の「悲しいだけ」は素晴らしかった。別格だったね。
サビの手前で重要な箇所なんだけど…
かとみなはここで躓いた。
大切な箇所箇所を、躓くよねこの子…
長い夜からの続きでチカチカするハザードまで物語をかとみな風にしっかり描けてきたのに、あーん、ここなんかよくわかんなーい、でうわーって、うやむやにしてる感じ。フリーウェイとよく似てる(笑)
ただ、次のところとも被るんだけど、さっきから何度も述べているようにかとみなの声の色が綺麗だから「あなた」の「あ」が魅力的に映えて聴かせてはいる。
それとー、画像にあるダンス…
過去に語った「かとみなの見れるアイドルパフォーマンス」がふんだんに出てる。
あんな振り付けですら、様になってるところを見ると、バトン効果ってすごいんだね…
じゃなくって、かとみなの表現力の高さなんだよね。
ダサくない、振り付け負けしてないで凌駕出来てる。
他のメンツ(ゆーこゆいはんじゅりやなんや)はバリエーションがないからもう既に手持無沙汰丸出しになるしか術がなかった。
Haa~Ha~
実はここ、自分はどういう意味が込められるべきか理解できてない…
と、言ってしまうことで
「お前ここまでの歌詞すべて理解できてないやんwww」
と突っ込まれて笑われても仕方のない、それほどすべてを統べる重要な箇所。
「理解できてない」と書いた理由は、歌い手である彼女たちが、ここに何を込めて歌っているのか、聞き取れなかったから。
ため息はため息でも、何を思ってのため息なのか?どんな思いが込められているのか?
長い夜の続きを無碍にして降りるとつぶやいたフリーウェイの道端で、あなたを試しても悲しい、その悲しみとは?間違っても嗚咽してうえ~んて泣いちゃう悲しみではないだろう…
っていうのを、経験則や国語のテストの読み取り問題みたいに頭で考えて「ここはこうだね」じゃなくて、歌声で語り聞かせてほしいんだよ…彼女たちの歌声で絵を見せてほしいんだよ…
(かとみな大島優子その他大勢全て)自分は特に感じられずに、「ただ無難にこなす箇所」のようにしか聞けなかった。
だから「いい声」のかとみなが一番良かったね!
ってそんな感じ。。
愛しさの アクセルを もっと踏み込んでよ
カッコいい~~~!!
こーゆーとこだよ…
定型的な振り付けで達者に踊るのと、何かこう、フィギュアスケートとかシンクロナイズドスイミングのように、「深い部分を抉り出して表現する曲線美に潜む書き込み要素」というところでのダンスの魅せ方。
あとはそれが生歌とシンクロさせて披露できていればより一層かっこよく魅力的になるはず…無理か。
もちろん振り付けは振付師の先生たちが考案してるんだろうけど、見事に踊り熟している加藤美南に感服するしか術がない。
だからハロプロ勢はこの辺が全然ダメで(もちろんAKB勢も)、鞘師里保を観ても「へー…別に~…」だったのはこの点が欠けていたんだよね。
田野ちゃんや…えー、14期?の不良娘みたいに、キレっキレのダンスを披露する上手さではなくて、表現力という点の上手さが、なかなか出せてないんだよね。見栄えの良し悪し、上手い下手ではできても、芯に潜む表現力は、なかなか難しい…
別にミュージカルをやれということではないんだけど、えーと…菅井先生??
あの辺の人らの歌唱指導にはいつだって「表現力」とか「作品に潜む芯、深」を捉える指導をしている傾向があると思うそれは、やっぱりアイドルが歌って踊ってってやる魅力が、そこに眠っているんだよね。
そういう指導って、分からん奴には絶対に分からないしそんなのが大多数だろうけど、だから上で「射精早くて愛おしいね♡」ってボケを書いたけど、そういう見方をしようと思えばこじつけて見ることはできる。
「正解とは思いませんけど、自分はそういう路線で表現します!」
だっていいんだよ。(作り手たちに怒られるだろうけど)演じ手、表現者の自由があるとすればそれだってアリに、できる。
もちろん、「ちゃんと深みのある絵を表現して魅せてこそ」
未来のアイドル達にもし、高いダンス力が求められるのであれば、この表現力を制したものの独り勝ちになるだろう。
それでかとみなの歌はどうだろう…
もう「いい声」に惑わされちゃってよ~わからんけど。。
あんにんよりかは腹から声を出して芯のある歌声になっているので弱弱しくなくてサビっぽくはある。
でもやっぱりなんか骨粗しょう症みたいな「音圧粗しょう症」みたいな若干のスカスカ感、パワー不足感は否めない。
そもそもこの曲調自体が、「我こそがサビだ~!」って、ドーン!!っていう典型的なサビ感ではないから、かといってメロの延長戦であっても良くないし、難しい曲だね…
おもいでをふりきる スピードで
個人的に「おもぉい」「でぇー」の発音がツボなので良いか悪いかわからない箇所。。
「をふりきる」はもう恒例のズレてる感。歌が下手な人の特徴のお手本のような子、歌い方。難しい歌なのは分かるけど…
「スピードでぇー」のでぇーは個人的にツボなんだけど、歌唱の先生やなんやからしたら「汚い、ダメ」って言うかもしれない?
愛しさの アクセルを あなた加減してる これ以上愛しちゃ いけないと
「愛しさの」が「いっしさの」に聞こえてダメ!サビで聞き取れないって一番最悪。
テンポ加速しちゃって詰まったとか?
喉のアクセル踏んじゃった?
「あなた加減してる」はピタァァァっとハマったね。
こーゆーかっこいいスピード感のある曲は、ここ(リズムと歌声)がピシィィパシィィっとハマるとかっこいいんだよだから。
そしてそれをアイドルというカワイイ女の子が表現することでギャップと相まってより一層魅力が増し増して見れる、聴けるんだよ。
でもかとみなのこれは箇所箇所でたまに合うくらいなので、全体的に見たらやっぱり「ハマリ具合の悪い下手な歌」になってしまうんだよね…
そりゃあ音程は(きっと)ピッチいじって合わせてるんだから出来てて当然なんだけど、もう一歩先に進んだ上手さで言うと、かとみなはそこで行き詰ってしまう。(けど何度も言うけどこの曲は難しい。。)
どこかセーブするのは うそをつきたくないから
秋元Pらしい歌詞やでしかし…(笑)
一番の魅せ場。
「嘘をつきたくないのは何で?」
ってところまでえぐり込んで歌えるといいんだけど…まあ無理だろう
ただかとみなの「うそ」の発音が柔らかで当たり心地の良い「う」だった。そのあとの「そを」の音にも気持ちが込められた、跡が感じられる。
これをしっかり聞き手が聞いて想像に活かせば、「嘘をつきたくないのは何で?」を見ることも可能だろう。
「嘘をつきたくないのは何で?」
ここをどう読み取るかによって、今まで語ってきた「わがままオンナ」のキャラが人それぞれで見え方が変わってくるし、合わせて「あなた」がどんな人でどんな関係なのかも見えてくるし、これを歌のラストに持ってきたことで次の2番が(あるなら)また違った「私」と「あなた」に見えてくる魔法がある。
ここはまさに「フリーウェイとは真逆」で、歌詞は一切助けてくれない、歌手が歌って表現する究極の(歌い手からすれば)面白部分で魅せ場になっている箇所。
どこかセーブするのは
ここはすごくきれい、リズムに乗れてる。いいよ!
特に「るのは」が、バチィィィン!!と決まって様になってるし、次の歌詞への繋ぎにも効果的。
で、述べたように「うそを」の音の良さに流れ込んで、すごくいい!聞ける!かとみな「らしさ」が出てる。イイね!ナイスコンボ!
メタルクウラみたいにみんな同じ量産型人間が歌うんじゃなくって、人それぞれ個性を持った人間が歌うことでの「良き差異」が出た箇所だ。
「加藤美南の愛しさのアクセル、あそこがたまらなくいいんだよね~」
って言われたら、
「わかるわかる、サビラストのあそこ、いいよね~」
って言っとけば間違いない。
逆にかとみなヲタを試してみるのに聞いてみるのもいいだろう。
「加藤美南の愛しさのアクセル、あそこがたまらなくいいんだよね~」
って。
「うんうんわかるわかる!バトンがすごくいいんだよね!」
なんて言おうものなら顔面にめり込ませてやればよい。
つづく。。。