しゃどばす3人娘。の優木かな…なんでそんなにトーク力あるのかな?
佐倉薫は声優さんなので、AKB勢のように独自のコンテンツにまみれたバラエティ映像作品は基本的には、ない。
それでもこのしゃどばすチャンネルはスペシャル回に限って素顔をさらしてトークを展開する面白バラエティチャンネルなのです。
カードゲームシャドーバースの主人公のキャラクターボイスを担当している3人みんなが声優さん。
今まで一緒にお仕事したことの無かったお三人が、このちゃんねるバースを機に仲良くなって…らしい。
それは後の回で知ることになるんだけど第一回からニコニコ繋がりで観ていくとするとまず驚くのが第一回からもう既に「なんでそんなに素晴らしく上手にトーク回るの?」ってくらい、10年来の顔見知りでお友達で仲良しだからできるんでしょ?っていうような「なんでそんなうまくキャッチボール出来て面白く出来るの?」ってまあ見事な回し回し、遊び遊び、3人みんながまあ面白い!
1人がじゃなくて3人みんなが各々の(彼女たち自身の素の)キャラクターに合って役割を演じてトークを展開する。
しゃべりの内容はそりゃあイマドキの美少女ゲームで美少女アニメのちゃんねるだからそーゆーネタ、声優さんにちょっとエッチな…とかも、あるけれど、そーゆーことじゃなくって、司会進行エピソードトーク仕切り回し遊び方が上手なんだよね。なんでそんなにうまく出来るの?…って。
それでその中にいて「優木かな」の仕切り能力の素晴らしさに目がいく…
例えばこれは過去回「2周年記念スペシャル~♪」より。
あんなことがありましたね~
こんなことがありましたね~
そんなこともあったね~
なんて振り返りながら出来事と思い出を交えてトークしている場面で、その合間合間にちょっとしたミニコーナー的に、面白い絵を描いて楽しませる役目の佐倉薫が、この頃ゲーム内で流行ったとか印象に残っている「カード(キャラクター)」を描くというミニコーナーをちょいちょいと挟み込む。
しゃどばすチャンネル恒例の「絵が下手」な佐倉薫の描く絵を面白可笑しくいじってみよう~って。
あの日の亀井絵里がそうだったように、可愛い女の子の下手さは常に面白可笑しくなる。
「さてかおるん…まだあるの?」
「まだまだありますよ~(笑)」
「あ!これはさ?名前隠そうよ。」
「なるほど?」
「名前隠して当ててもらおうよ」
「いいねいいね♡」
最初の絵はニンジン丸出しで丸わかりだったから気にも留めなかった優木かな…だがしかし、かおるん特有のヘンテコ下手さ加減炸裂したこの絵に対しては、「あ、これはさ、キャラクター名隠してさ…」って、「さ~て、これは何のキャラでしょう~♪」のクイズ大会形式にしたほうが面白いじゃん!
って気づいて、素早く実行するんだよね。
なかなかやるじゃないかな……。
アイドル女子らのバラエティやMCトークラジオその他何でも、これをやってくださいと与えられたそれそのものをそのまんまやるしか術が無いんだよね。それはそれでいいし「余計なことしないでやればいいんだよ!」なんて心理的側面もあって気付いても思いついても出来ずにスルーしてしまっているかもしれない…。
しかし観ている聴いている側としては、「こんなことできるじゃん!」「あんなことやれるじゃん!」「ほら!あれだよあれ!」もっと面白く出来るじゃん!って欲求不満にたまりにたまってしまうんだよね。自分の思いついたそれをやれ!ではなくて、淡々と進行して作業的消化でこなさないでもっと書き込みして書き込みして教科書真っ黒になるくらいに書き込んで観どころ聴きどころ面白味をいっぱい醸し出しなさいよ!
…って。
まあまあ、女子やな~、所詮はそんなもんだよね~…で済む話なんだけど、そのオチにしたとき果たしてそれは男尊女卑のブタ野郎に成り下がってしまうのだろうか?
それをいい意味で破壊してくれたのがだからあの日のカントリーガールズの指揮官ももちこと嗣永桃子だったんだよね。
この人はまあすごかった。凄い人、凄い女性。そう、この人は女子だ!
キレ味鋭い超高速の頭の回転を以ってその場その場でやり方やルールを、より面白くなる様にとか、より効率的にできるようにとか、より面白に繋がるようなやり方に変更したりとか、あるいは蛇足だから台本上はやるべき箇所をカットしてやらないとか、その場その場の空気や盛り上がり、流れを把握して掌握して仕切り進行するその様は、アイドルではもはやない。。。
ナンジャコイツ…ってビックリしたよね…。
ももちのファンクラブイベント「おとももち運動会」は、それそのものがウケてやりたくて「よっ!待ってました!」的恒例行事と化したのではなく、嗣永桃子の仕切りエグい。。というこの人の仕切りがあれば大掛かりな運動会イベントも成立するね!やってみるのも面白いんじゃない?というチャレンジ、挑戦、ももちの能力を買って誕生した企画だった。
こんな大それたことをやっているメンバーは後にも先にも嗣永桃子しかいない、道重さゆみは1000人2000人引き連れてバスツアーしてもそーゆーことではなかったよね。
「ももち、キミならできる!」
って、このももちの仕切り様や彼女の能力から繰り出される表現の描きが面白味となって成立していた企画、スタッフたちも一目置くほどのアイドル女子だった。
運動会云うてヲタらが走ったりパン喰いしたりスッ転んだり合唱したり踊ったりしているのを見て女子特有の「キャッキャ♡キャッキャ🎵」「あははは(笑)」って笑ってるだけじゃないんだよ、教科書真っ黒になるくらいまでるにこれでもか!これでもかっ!ってくらい書き込んで随所に合いの手、言葉を放り込んで面白可笑しくしてくれる。ツッコミボケとかそーゆー類の面白さとは違った、場の流れに沿った言葉の発しや仕切り進行の熟し具合が、面白い。感動的にスゴイと。
ルール説明が不足してナンノコッチャな時は「じゃあさ…こうしてこうしてこうしようよ」とルールを簡潔にしたり、スタッフのミスでグダった時はいじって笑いにかえたり、ヲタらがルール無視した時も拾い上げて「お前らぁぁ!」って、やるだけじゃなくて「だったらこっちはこーするからね!」って超えてきたり。
これは運動会ではないが指揮官ももち時代のカントリーガールズDVDマガジンのミニゲーム大会より。
台本上はたった一回やって勝者を決めて終わりだった…だがしかし、ももちは「こんなのたったそれだけやってなにが面白いの?撮れだかないでしょうに…」と言わんばかりに
「はい、第二回戦行きますよー!」
さあそれだけでは、普通だ。
指揮官ももちの真骨頂はここから始まる!
「はいでは、次は、10秒数えるのでその間に5回回ってください」
「はい最後のバトルは、10秒数えますのでその間に、5回、セクシーポーズ。」
首を寝違えた人ではない、15歳小関舞の渾身のセクシーだ!
とまあ常にももちってこんなんだから、彼女が仕切り進行役に就いた時は安心安定の進行ぶりと面白の爆発が常に起こる。
普通にやっては終わらないんだよね。
即興アドリブで変化させてくれる。
上で述べたアイドル女子のバラエティなんかで「もっとああしろよ!」「もっとああできるじゃん!」「ま…女子だしなぁ…」というやるせなさを、演じ手であるもはやアイドルではないアイドル女子のももちの方が積極的にそこを熟してくれる類まれな存在だった。
こーゆーやり方で育ったちびっ子たちだから、そりゃあ他のハロプロ内のアイドルとは出来も違ってくるし、そんなももちのやり方を間近で見つめて感じていた山木梨沙への期待は大きい。兼任くんだりがなければ。。。
番組スタッフの台本書通り進めていたら、森戸で終わっていたら、それ以降の小関のセクシーや船木の「ふなちゃんの下敷き」すら炸裂することは無かった、ということでもある。
「せっかくなのでつづけてもらいました・・・」
てんてんてん…っじゃっ、ね-よ!
ももちが即興アドリブで「はい次―」って突き進んでくれたからこそさらなる場面が披露された。
あるいはこの場面。
「古今東西○○と言えば~」オート炸裂風船を回しっこしながらのドキドキパニックバトル大会だ!
1人ずつ脱落していき、最後に残ったのが、やなふな。
同期で後輩として加入してきた、常に比べられて比較されてきたバチバチ火花散らす良きライバルのちびっ子2人。
さあここで指揮官ももちは…
お互いに、ここは負けてません!というところ!
ももちの即興アドリブお題だ。
やなふなというバチバチしている2人を煽りいじる遊び。ライバルバトルに現場も大盛り上がりだ!
「コイツらアホだろw」っていうちびっ子後輩たちの一生懸命全力にふざけて可笑しくなるチビオモロカワイイ場面を作り出してくれるんだよね、その場にいて空気を感じて流れを読める指揮官ももちの頭によって。指揮官でもあり、演出家でもあったももちだ。
これを、カワイイ、美しい、キレイな、美少女の、美人の、女性がやっているのだから、「所詮はそんなもんだよな…」はやっぱり男尊女卑のブタに成り下がってしまう、女子だってやれるのかっ!
って。
そんな指揮官ももちはやっぱりカッコいい、スゲぇなコイツ…
という、感動が…
佐倉薫可愛いなぁ…
ではない。
指揮官かなの凄さだ。
指揮官かな?
ではない。
指揮官かな!だ!
優木かな…声優さんなのに何でそんなに仕切り上手なの…遊び上手なの…ももちのようにこの人も、なんだったら全盛期のももちを凌ぐ網羅感で「こうでこうで」「ああしてこうして」それだけではない、彼女自身が演じて面白いこと言ったりやったりふざけることにも積極的だし、それだけじゃない、「いじられキャラ」として他の2人から「ホ~レホレホレホレ~~~」いじられてふざけることすらできる。
いじられていじめられっ子になるんだけど、その正体はももちを凌ぐとんでもない名MCという…。今までホ~レホレホレ~~~といじっていた2人がふとした瞬間下に位置して大物感溢れる「指揮官優木かな」へと様変わる面白さ。
※ももちは、テレビ的にはいじられキャラだったけど、アイドルとしてアイドル女子たちと活動の最中においては「いじられることを好まなかった」、まさにどちらかと言えば上のように「指揮官」として仕切り進行する役目に徹してそれを好いていた様子がよく垣間見れた。
この優木かなは、いじられてふざけて遊べるし、仕切る時は仕切るでバシィィィっとやってのけるし、全知全能の万能タイプなのだ。
かつての、島田紳助の横にいた島崎和歌子や、一回限りの大島麻衣などと同じように優木かなもまた、そこにいて「アンサーチェック!」の役目が容易に上手く熟せる天才的なタイプだろう。そこにおいて他とそん色のない能力。何だったらもっとうまくやりかねない。
ホントにスゴイよこの人は。
なんなのこの人は…なんでそんなにできるの…と。
上に挙げた絵のくだりだけではないからね。
しやどばすチャンネルの随所で優木かなの凄い能力が発揮されている。それでまた、ももちの、しょ~もないDVDのしょ~もない企画のしょ~もないいちコーナーのとか、身内の運動会とか、優木かなの程度の低いそのニコニコバースチャンネルとか、「たかがそんな場面」ですら、なんだよね。上のくだりを読んで「どーでもいいwww」とか「ちっちゃwww」とか「つまらん」とそう思ってはいけない。
たかがそんなところでやったとて、ではないんだよね。
クリエイティブな人とか、子供の頃にいっぱい遊んだ遊び方を知る者とか、そーゆー人たちってどんな些細な場面でもどんなしょ~も無いような小さなことでも、たかが知れてるようなことでも、アイディア入れ込んでよりよく昇華させようと試みるもので無意識のレベルで口と頭が勝手に動いて「こうこうこうしようよ!」とひとりでに出てしまうんだよね。
イスに座って会議感覚でアイディアひねり出す机上のナンチャラではない現場の生の空気に沿って瞬時に即興で描いていくちっちゃな努力、これは元から持ってる天性みたいなものである日突然できるようになるというよりも、すでに出来る子だったことを意味している。
それで男の子は基本的にそーゆー遊びになれているし「こーしよーぜー!」「こうやろーぜー!」って変化させて遊べるし、度胸もあるから積極的に割っていけるものだ。
それを、女子がやってできるってやっぱり、カッコいい、自分の意見を述べる自立している強い女性らしさにも映って、素晴らしい。
というのを上から目線に「わーすごいね~」って言うのではなくて、彼女たちから繰り出される中身を伴った面白さに圧倒されて「素晴らしい!」のである。
ハロプロであれ、AKB勢であれ、この抜群のアドリブ即興指揮官&演出家的な「第二のももち」の登場を、どこからか出てきたら面白くなるのになぁ…なんて期待していた。たいていはいつだって、「まあまあ、女子だしそんなもんだよね…」オチしかできないところで、待ち望まれるガラ空きの席。アイドル達側にとってのチャンス場面。
それが…まさかこんなしょ~もないニコニコ場面の声優さんからこぼれ落ちるなんて。。。
ピチピチフレッシュな10代女子のアイドル勢と、年齢高めのおばっ、、、っと失礼、キレイなお姉さんたちとで、経験値の差があるとはいえ、現代アイドル女子のトークやMCイベントラジオテレビバラエティの「様々なトーク場面」はまさに優木かな含めて石上静香と佐倉薫の各々の役割分担から披露される「showタイムショー」をお手本とすると良いだろう。ここを真似る、これを目指す。これができるようになればグループ内でもアイドル界としてもリードを得ることができる。
嗣永桃子がそうだったように。
おまけのコーナーぁぁ!!
フレッシュレモン市川美織も出ていたんだね~。