AKB48×ハロプロ 現代アイドル読解学

今をときめくアイドル達の輝きとそれらを取り巻くヲタらの生態を研究・観察していきま~す。

カントリー・ガールズ ~3周年記念イベント! MC感想~

中高大の女子らが作り出しているという点から見てもただただ素晴らしい…

 

それで素人上がりの3周年であるという点で、やる気と、やり方と、仲間と先輩に恵まれればこれだけ大きく成長できるものなのだな~と感じ入る。

 

「ダンスの練習してこいよ」

「うるせーよ」

 

なんて言い合いしてるどこぞの偽らの無様さ加減が可笑しくも映る。

彼女たちは潜伏期含めれば3年だったと思うが…

 

やっぱりアイドルだからって下手くそでいいわけがないんだよね。

ちゃんとできててやってて広く通じて「観れる」「聴ける」クオリティでなければならない。

口パクの違和感に慣れ過ぎたせいもあって、カントリーガールズの繰り出しが落差によってより素晴らしく完成度の高いパフォーマンスに映る現象が起きた…

 

大丈夫、洗脳補正によるものではない。

 

ダメなものから良いものを観た時に起こる落差補正だ…

 

ここまでは歌の感想だ。。。

 

 

MCのコーナーねぇ…

 

しっかり「歌」を歌って送り届ける「みんな元気にしてた?」の表現とメロディ世界なので、およそ1時間半の内にお遊び的MCのコーナーは通常通りの流しだ。

もっと遊んでみてもいいのだけど、歌を重視して伝える作りなのだからそれでいい。

※個人的には道重率いる14娘。期に数回行われた「FCイベント~プレモニ~」のようなスタイルを期待していた。。

 

それであの~

別に面白い何ってわけでもないんだけど、散々述べてきた「神童小関」の炸裂がちゃんとなされている点が目を引く。

 

「嗣永塾」から一気に知れ渡ったカントリーガールズの「えげつないほど凄い達者なしゃべり」

それはちゃんと今もなお活きていて、ど~だっていいの遊び(ライブMC)も楽しく出来ている。

 

そしてそれらがモーニング娘。とかAKBとかあるいはファクトリーとかであれば「すごいすごい!」「面白い!」「想像以上にイイ!」と絶賛されるのだが、困ったことにその「すごい!」レベルがカントリーガールズにとっては「ノーマル」に映ってしまう贅沢目線になってしまっていて、もう一つ飛び抜けた面白さをどうしたって期待してしまうものだ。

 

そこで出番となるのが、小関舞。

 

「枯れた才能」「失った天性」とか散々なこと書いてきてるけど、去年の11月のこの段階ではまだまだ余裕で出来ていた。。

 

結局いつだってドカン!と1つぶちかますのは小関だった。

 

さらに小関のミスに真っ先に気付いてピックアップした森戸知沙希もホントに素晴らしいし、他のメンツらの乗上げも楽し気だ。

楽し気カントリーの魅力が一気に爆発した瞬間を作り出す。

きっかけはいつだって、小関だった。

 

それでこのときふと思ったのは…

 

小関の地声が…

小関の声が、なぜかいよいよ背の高い女性特有の「低さ」に落ち着こうとしている怖さを感じてしまった。

 

怖いって表現するとなんか悪いイメージを与えてしまうかもしれないけど良い悪いとかそんなことを言いたいのではなくて、このMCコーナーの炸裂した場面で、女子感満載で「キャーキャー♡」はしゃぐ騒ぎの場面で、小関の低さが弾けを阻害して篭り聞こえてしまっているのだ。

 

よっし~こと吉澤ひとみや―、ももちのいたグループだっけ?バレーボール選手みたいな背のたっかい子とか、そっちに寄る女子声の篭り感…

 

これが歌声特にユニゾン歌いでの「1つの色」と捉えればすごく魅力的にもなるのだが、「しゃべり」だとこの篭り感はど~したって不利にもなる。

 

せっかく炸裂して弾けたのだからもっと発狂して騒いで盛り上げることだってできたのに…

「あたしのこんなミスも、ど~だっていいですね、ハイ(笑)」

 

で収束してしまった。。。

 

そこを考えると本当にももちってアレはこの点ですら凄いのだな~と改めて思わされる。

歌声ではバッチリ低音から高いクリアな域まで繰り出せていたし、それでいてしゃべりでは彼女特有の高い声(イラ声)でトークしていたし、聞き手に伝える素晴らしき「声」であったことに気付かされる。

 

こればっかりは人の成長が成すことなので良しと前向きにとらえる今後の面白さでもある。

 

だって…

 

森戸知沙希と小関舞のユニゾン歌い。

 

あまりに見事で素晴らしい聴き心地ゆえに鳥肌立った場面の一つ。

 

歌声で鳥肌って、アイドルジャンルでなかなかないことだけども、しかも1小節の短さなんだけど、ここはものすごく良かったね~

 

こーゆー面白さがあるから小関の声の低めな感じが必ずしも厳しいということにはならないだろう。

ついでに言えばだからひとつ前の記事で書いた通り、各メンバーの「歌声の色」を以ってユニゾンやソロやの組み合わせで楽曲を表現する魅力が、カントリーガールズの良さなのである。AKBには残念ながらそれが無いし、モーニング娘。は1人の歌唱メンの総取り状態だし、その他のグループをみるにつけてもアイドル恒例のユニゾン大合唱だがしかし、従来のそれを頭1つ2つ飛び抜けた完成度に仕上げているのがカントリーガールズのユニゾン歌いなんだよね。

だからひとつ前の記事で書いたように、「歌いはどうなったかな?」という興味で…って。しゃべり(MC)ももちろんそうなんだけど、アイドルの歌いに興味を持つなんてそうそうないところを意識させられる完成度を誇っているのがカントリーガールズでもある。…あんまり褒めを書くと洗脳されたヲタに成り下がるのでこの辺で。。

 

 

あとはーMCではここかなぁ…

 

山木梨沙が無難な仕切りに徹し過ぎていてちょっと残念に感じた場面。。

 

この辺がハロプロ…の悪いところなのかもしれない…

 

定型感で淡々とこなし進行する秩序と規律漲る無音の世界。

 

船木がポロっと(4か月後のバレンタインイベント開催について)出してしまったのだから、だったらもうそこを責めたりいじって遊んだっていいのに…この後すぐ結局、バレンタインイベントの告知しちゃってるんだからなおさらだ。

 

ここがまだまだできないんだよね~

「はい、それはそれとして次~」

 

って…。

別にももち先輩のようにやるべきだ!なんて欠片も思っていなくて、そうではないんだけど、無難に終えたことを良しとしてそれを正解と思ってそれに徹してしまわないでほしいな~という思い。

もちろんももち先輩を間近で見てきている彼女たちでなおかつ「みる目」のある女子たちなのも分かるんだけど、ハロコン(去年の夏か冬か)で総合?MC(仕切り)を山木と小関が担当していて小関がちょっとした言い間違いをしたとき、「それはこうで、はい次」って、単に言い直してさらっと進行してしまったんだよね…(小関山木でテレコだったかもしれない)

 

もっと貪欲に拾い集めていっぱい書き込みしその場その瞬間がいろいろな言葉で満たされる隙の無い隙間のない完成度の高い高度なステージを作り上げれるようにならなければならない…歌でも。しゃべりでも。

 

4か月後に炸裂させる「カントリーガールDVDマガジンvol.11」のように、「こいつらに隙はねーな…凄いな…」と魅せ付けてやってこそ、なんだよね。

 

いちいちピックアップして間延びしてダラダラして…

 

それでいい。

面白いことをやっているのだから。

面白いからいいんだよ。

AKB48初期の頃、メンバーの自己紹介各自がガッツリやっちゃって、自己紹介だけで1時間超え、なんて馬鹿丸出しのその間延びとは意味が違う延び方なのだから。

こんなものは延びれば延びるほど楽し気に映える魔法があるのだから、もっと魅力的なステージを作るには目に見えて転がっている面白の一つすらスルーしてはならない。

 

もはや絶望的だが、万が一テレビ(歌番組)に出る機会があって、たかが数分のトークコーナーが万が一あった時、どんな面白すら逃してはならない気持を常に持ってしゃべりを熟していかねばならない、ある意味では不遇ゆえの無駄な苦労を強いられていることは確かだろう。

しかし、あの日めちゃイケに出演した無名の嗣永桃子が、加藤浩次に蹴り飛ばされただけで、たったそれだけで、国民的に名と存在を知れ渡る快挙を成したのは、どんなものすら逃さずに貪欲にいったからこそである。

 

上で述べたMCコーナーの小関のくだり。ミスに気付いて素早く入り込む「移籍・兼任組」の森戸とやなみんだ。

 

2人が素早く入って来てくれたから、小関の炸裂が楽し気になったのだ。

 

どんな場面でのしゃべりすら油断してはならない。

 

常に見逃してはいけない、魔物は常に動き回っている。

 

それを素早く察知して、素早く捕まえて引きずり出して、面白に変えてやれ。

 

ももちイズムを直々に喰らった彼女たちならそれがちゃんとできるのだから。

 

それでももち先輩はちゃんと観ていてくれるのだから。